AJICOとドライブと秋の空。ほろ苦キャラメルマキアート。
昨日は、髪を切りに行ってきました。
まだ日射しは強いけど、さらさらとして、一か月前とは全然違う街の空気。
いつものお気に入りのコーヒースタンドがあります。
ここのコーヒー、ほんっとに、幸せになります。
エスプレッソドリンクなんですが、○タバとか、行く気になりません。
日本一をとったバリスタさん、元パティシエさんなので、キャラメルマキアートのキャラメルは、お店で炊いていらっしゃいます♪ほんとにおいしい♪
前回までアイスカフェラテだったのに、昨日はもうキャラメルマキアート。
秋を感じます。
片道一時間ほどの運転、無性に聞きたくなりました。
- アーティスト: AJICO,UA,IOLA BRUBECK,浅井健一,BLANKEY JET CITY,DAVE BRUBECK
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2001/07/25
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2000年前後に、アルバム1枚、ツアー1回、という限定で結成された幻のバンド、アジコ、です。
ボーカルはUA、ギターはベンジーことブランキージェットシティの浅井健一、ベースはTOKIE姉さん、ドラムは椎野恭一です。
いろいろ省略しますが、私の青春は、UAで、今までで一番何回も聞いたアルバムは、アメトラ。
- アーティスト: UA,マイケル・フランクス
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
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で、偶然、お互い知らない間の同時期、夫もベンジーが大好きで。
そんなこんなで、二人でカラオケにいくと、今でも、やっちゃいます。
ま、それは置いといて。
AJICOのライブ盤、『AJICO SHOW』を聞くたびに、「バンドっていいよなぁ」と思います。
中学の頃から下手ながらもギターを弾いていた私。
大学に入って、友達と、超ゆるそうなバンドサークルに入りました。
バンドサークルとは名ばかりで、一度も楽器に触らない女子がいたりとか。
テキトウにやるつもり、でした。
でも、その年の部長さんが、結構なワンマンで。笑。
私は一応下手なりギターだったのですが、一緒に入った初心者の友達にはドラム、別の子はキーボード、かけもちで忙しい子にはボーカル、そしてひとりだけベースのうまい男子をあてがって、バンドを組ませられました。
そして、入学して初めての秋、ちょうどこんな青い空で日射しだけが痛い、サラサラとした木漏れ日がまだ半袖の素肌をなでる日、学園祭の野外ステージで発表をさせられたのです。
もうヘタな私たちには、超あり得なかったのですが、それでもステージに出るために、昼休み、放課後、夜中、休みの日、と、部室に泊まり込んだりしながら、練習しました。
昼休みは、他の部員や楽器のできない先輩たちも心配して、部室にきてくれたりして。
みんなの応援をうけて。
それで迎えた学祭当日。
イントロは、ギターの短いソロフレーズでした。
私のへっぽこエレキからエフェクターとPAとアンプを通って出た音が、しゅわ~~ん、と、どこまでも高い青空に吸い込まれていったのです。
演奏は、一番頑張った初心者のドラムの子が、緊張のあまり走ってしまい、テンポが超早く。笑。
でも、最後まで3曲、演奏やりきりました!
下手なりにも、みんなの呼吸が、タンっ!ってあって、それぞれの音が重なって、重厚感を増して、どどーってなった瞬間、180度天空にぱーっと放たれる自分たちの音楽。
忘れられない思い出になりました。
ワンマンな部長さんでしたが、部長さんのおかげで、自分だけでは到達できない野外ステージの気持ちよさ、というものを経験させてもらって、今では感謝しています。
どこまでも高い秋空の下、バンドの音をきくと、今でもその感覚を思い出します。
35歳になって、そんな、ワンステージ上げてもらった18歳の秋の自分を懐かしく思いながら、田舎の町から美容院へ。
そんなAJICOとの、ほろ苦思い出ドライブでした。