こくウマとろとろ牛すじのパスタソースの作り方。プチシルバーウィークの、作り置き。
いつの間にできたのか、世間は「シルバーウィーク」という連休なんだそう。
我が家は、夫が日・月だけ休みなので、いつも通りの週末前です。
週末前は、作り置きをします。
朝食のパンとスープ、あとは昼・夜にさっと食べられるように、準備します。
冬瓜のポタージュは、野菜の水分だけで、やさしいお味!
今日は、先週に引き続き、好評だった冬瓜のポタージュです。
タマネギと冬瓜から出る水分だけで作るので、ほんとにおいしい!
いつもの野田琺瑯の大き目タッパーに入れます。ふたをとって直火にかけられるので、スープの作り置きに重宝してます。
牛すじのパスタソース
そして、スーパーでつい買い込んでしまった牛すじで、パスタソースを作っておくことにしました。
本当はフィットチーネとかショートパスタでもいいのかもしれないけど、前回のジェノベーゼの残りで、リングイネがあったので、リングイネに合わせてみます。
だいたいの傾向で、こってり煮込み系のソースのときは、太めのパスタを使う傾向にあります。リングイネは、太くて平たい、でも、リボンみたいなフィットチーネほどはないパスタです。
有名なのはミートソースなど、 こういったじっくり煮込んだソースを、ラグーソースというそうで、
- 食材を細かく切り、それを煮込んで作るソースのこと。 ミートソースなどがこれに含まれる。 ラグーは「煮込む」という意味。 続きを読む
- このキーワードを含むブログを見る
でも、私の中では、今回、もっと野菜をいろいろ弱火で30~40分じっくり炒めたかったのに、割とささっと作ってしまったので、「牛すじとトマトソースの、煮込み」ぐらいに思っています。
イイダコのラグーソースとか、羊のラグーソースとか、そそられます~~!
牛すじのパスタソース、のらりくらり、な、今回の作り方
スーパーで牛すじをみかけたのは、昨日。
買ってきてすぐ、また黒酒でもんで、豚なんこつのときみたいに、とりあえず大きな鍋で沸騰しない程度の弱火で、2~3時間煮込んでみました。
今回も、黒酒がほんとにいい仕事をして、茹でこぼすことはありませんでした。臭みもない!
今回は、パスタ用ということで、ローリエを入れて煮込んだこともあり、とてもいい香り。
それで昨日は終わり、一晩冷蔵庫へ。
今朝になって、固まっている余計な脂をとりのぞき、少し細かく切って、圧力鍋で、20分ほど。
圧力が下がって自然に冷める頃には、もうトロっトロです!
そして、フライパンに、にんにく、唐辛子、オリーブオイルを弱火で熱して、香りを出します。そこにたまねぎのみじん切りと、肉じゃがのにんじんを面取りした時のくずをとってあったので、それも刻んで入れました。塩をして弱火でじっくり炒めました。
セロリも入れたかったし、炒めるのをもっとここで粘りたかったのですが、とりあえず、トマトソースにしてしまいました。
冷蔵庫でしなびかけていたプチトマトを湯むきして(お尻に爪楊枝でひとつ穴をあけて、お湯の中にしばらくつけるだけで、簡単にむけます)、それを刻み、生バジルの葉とともに、フライパンの中へ。
先日どさっと収穫したバジル、まだ暑いからでしょうか、どんどん再生してきました!
もしかして、もう一回ペスト・ジェノベーゼ、作れるのかも?!
トマトの水分が出てきて煮詰まりトマトソースになってきたら、足りない分はトマトピューレなんかを足して、そこに、ホロホロの牛すじと、赤ワイン。アルコールを飛ばして、牛すじの煮汁も適量。
塩をして調整しながら、シャバシャバのソースが、どろっとなるまで、ひたすら弱火で煮込みます。
と言っても、こっからはきまぐれに様子を見て、フライパンの脇にこびりつく旨みを溶かしてあげたりしながら、私は、掃除・洗濯・お布団干したり。
それから2~3時間後、家事が終わる頃に、濃厚な牛すじのパスタソース、出来上がりました!!!
いつもは、昨夜の残りや夫の弁当の残りを、私のお昼用にちょこちょっとつめておく、野田琺瑯の丸いタッパーに入れ、冷蔵庫に。
こういうこってりソースも、琺瑯だとスルっと汚れが落ちるので、ほんとに助かります。後片付けの事を考えると、このソースはプラスチックのタッパーじゃなく、ホーローが絶対いい。
ないものは、代用しつつ、のらりくらりの、楽しさ。
秋にさしかかり、イタリアンパセリが絶好調!
森になってきました。
ほんとは、牛すじのパスタソースに、セロリを入れたかったのです。
でも、季節的に地元産のものは無く、でも、無理して輸入物をいれなくてもいいや!と思いました。それは、うちにはこのイタリアンパセリの森があることを知っていたからです。
いつもより、たーっぷり刻んで、さっぱりさわやかな香味のパセリをたっぷり入れる事とします。
パセリは、たくさん入れるときは、2~3回に分けて入れるのがいいそう。それぞれにいい役割を果たすんだそうです。
そう書いてあったのは、もとは夫の本だった、アルポルトの片岡護さんの、パスタ・スペシャリテ。
レシピが繊細で、夫がちゃんと作るとほんとにおいしいけど、私、あんまりきちっと計ってちゃんと作れないや、と、使っていなかった本です。
この本、なぜ、パルメジャーノは固まりで買っておろすのがいいのか、具体的にどのタイミングで入れるのか、茹で汁はどうなのか、など、なかなかどこにも載っていない基本を、きちんと理詰めで説明してある頁があります。
また、それをもとにした、マリナーラ、トマト、ラグーなどのそれぞれの基本のソースの作り方や、それらのソースごとの特徴をいかしたパスタのレシピ、素材とパスタの組合せ、変わったパスタなど、バリエーションが体系的で、なるほど!男子が買う訳だ、と納得の一冊です。
今回も、トマトソースや、ミートソース、ラグーソースのページを参考にさせてもらいました。
そして、いつできるともしれない感じで、コトコト煮てみたり、圧力をかけてみたり。
のらりくらりと、結構行き当たりばったりで、実験しているよう。
でもそれで気付いたり、応用ができるようになったりすること、結構多いんです。
プチシルバーウィークだけど、ゆったりと、秋を楽しもう。
たった2日間の休みだけど、こんなにいい季節。
お出かけしたりもするけど、おうちで食べるご飯も、ゆったりと楽しみたいですね。
たっぷりのパルメジャーノをゴリゴリおろして、ミルで黒胡椒をひいて、摘みたて刻みたてパセリをたっぷり入れて、何時間も煮込んだトロトロのコクがある香りのいい牛すじソースと、アルデンテに茹でたリングイネを絡めて。
たった2日のプチシルバーウィークだけど、そのうちの一食、夫と楽しんで、頂こうと思います!