秋色のガレット、月桃茶、ほっこりお弁当。読書の秋は、待ったなし。
昨日はお彼岸という事で、私の方と夫の方、両方のお墓や納骨堂にお参りしてきまた。途中の道路で、秋風に木の葉が舞うのを、この秋、初めて見ました。
彼岸花がゆれる高台のお墓と、見晴らしのいい納骨堂で、一足早く平日が戻って仕事に行ってる夫の分まで2人分、「いつもありがとうございます」と、手を合わせてきました。
なじみのお店の秋のガレットと、ほうじ茶
長い運転で、ちょっと休憩、と、お昼、街へ。
ときどき顔を出している、おいしいガレットのお店。
地元の有機の香りのいいそば粉を使った、モチモチとして香ばしい生地。
塩味の効いたじゃがいも、秋の味覚のキノコ炒め、それに目玉焼きとサラダが乗った、ガレット。
季節で具材が変わりますが、この秋のガレットも、相変わらず、とってもおいしかった~~~。
私、このお店でよく、ほうじ茶を頂きます。
お店のコーヒーもおいしいんだけど、帰りに、近くにある私のお気に入りのコーヒースタンドに寄るために。それと、ほうじ茶をおいしくいれてくれるお店なので。
で、ちょうどお店にあった本を読みながら
ほうじ茶の香りと、デザートの濃厚なチョコタルトを堪能していると、お店のお姉さんが、一番上の写真の、きれいな色のお茶も出してくれました。
月桃茶のパワー!
沖縄在住のこの本の作者さんがお店にいらしたとき頂いた、沖縄のお土産だそうで、月桃(げっとう)の実のお茶なんだそうです!
白いカップに、ほんのりピンク色。とってもきれいです!
味は、ほのかに酸味もあって、ローズヒップのような風味も。
なんだか、ほっとします。
と同時に、たった一個、カップに浮いているだけの月桃の実から、ものすごいパワーがお茶に溶け出している感じがして、元気がわいてきました。
葉も別でお茶として飲まれるそうです。
葉は、包んで蒸したり、防虫剤にもなり、繊維で和紙を作れたり、抗酸化作用のポリフェノールや、実には健胃作用、リラックス効果など、多くの使い方・効能があるそう。
「花だな」と思い立った、かわしまよう子さんの、やさしい本。
月桃を持ってきてくれた、かわしまよう子さんの、『花よ 花よ』という本は、やさしさと愛に満ちていました。
道端の草花は、自分のあるべき姿、帰る場所を知っていて、ゆるがない。
ゆらぐ人間には、「一番楽しくて幸せ」という場所が帰る場所なんだよ、と、言ってくれている。
花って、誰のために咲いているわけでもないけど、誰のためにもならないことって、あり得ない。
そんな内容の文章と、道端の草花たちの写真。
かわしまよう子さんの草花への視線は、ひとへの視線でもあり、とても優しいものでした。
ほうじちゃと月桃茶、それとやさしい本で、おなかはがぽがぽ、心はほんわか、です。
図書館で借りた本、さらに。
そこから、すごく久しぶりに、店からほど近い県の図書館へ行ってみました。
古くて大きな、石造りの図書館。
動かない空気と、時間が積もり積もった、濃密な本だなの圧迫。
たまりません!
そこで気になっていた本を4冊ほどゲットし。
さらに、寄った夫の妹ちゃんの家で、ステキな本をプレゼントしてもらい。
石田紀佳さんの、『草木と手仕事』。
amazonでの取扱はないようで、こちらがオフィシャルページのようです。
http://plants-and-hands.blogspot.jp/
梅から柿から道具から暮らしから、四季ごとの草木との手仕事が、一年を通して載っています!楽しすぎる!
さらに、サポート会員の、「greenz people」に入っているので、
家に帰りつくと、greenzの定期プレゼントの本がポストに入っていて。
なんと、今日一日で私のもとへ流れ込んできた本、結果的に、7冊。
まだ家にも読みたい本があるというのに、読書の秋は、呑気にしていられなそうです。
ほっこりお弁当。
キッチングッズなども見て回っていたら、時間も遅くなり。
そんなときは、いつも、ここのお弁当を買って帰ります。
おばあちゃんが中心のこの地域の一家がやっていて、町内でとれたお米や、卵、野菜を中心の手作りお惣菜のお弁当屋さんです。
あえ物や炒めもの、こねて、はさんで、揚げたもの、煮たもの、など、たくさんのお野菜を、名前もないような地味な料理で、そこかしこにちりばめている感じ。
孫が12人!の元気なおばあちゃんとは、会うたびに立ち話。
孫に少しでも何か買ってあげたいからね~といいながら、毎日頑張っているそう。
本当は昼までしか販売してないけど、電話一本でとり置きしてくれて、たまにおいしい卵焼きもおまけにひとパックつけてくれたりします。
特別オシャレ、でもなく、特別こだわり、でもなく、程よく肩の力が抜けた、でも安心できるお弁当。
夫も大好きで、私が用事で遅くなる時は、たまにここのお弁当なら大歓迎だよ!と言われています。
おかげで、長い運転の疲れをひきずったままキッチンに立つ事もなく、おいしく頂きました。