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kurashito~暮らしと

暮らしが幸せになるためのことを、日々追究しています。

誕生日、五感を満たすフルコースを、ランチで。広くて繊細な、オリーブオイルの世界。フルコースは、時間も味わう。ライフステージに応じて、ランチタイムのコスパ。

ローストビーフ

誕生日、五感を満たすフルコースを、ランチで。

昨日は、まさに小春日和。
12月というのが信じられない陽気でした。
忙しい12月に珍しい、夫の土日休み。
そして私は今週の平日、誕生日。

ということで、夫に、フルコースのランチを食べに連れて行ってもらいました♪

 

小春日和だけど、テーブルはクリスマス仕様。
大輪の薔薇と、赤や緑のマット。
カトラリーのキラキラも、心もちクリスマス気分を演出してくれているように見えます。

バラ

年に一度か二度ですが、ちゃんとしたお店でコース料理を頼むと、いつも前菜の美しさに感動します。
繊細で美しい。

前菜

これ以降は、一番上の絶品ローストビーフまで、写真なしで楽しみました。

前菜、野菜のスープパスタ、真鱈のムニエル、ローストビーフ、ドルチェは柿のムースでした。

 

ちょうど窓際の一番いい席の、上品な50代ぐらいのご夫婦のテーブルには、ランチタイムというのに、あいたワイングラスが、10個ほど!!!シャンパンから白から赤から。

「まぁー!そうなのー?!おいしいわぁ!へぇ~なかなかこんなの出してくれるとこないわねー!まぁー!ほんとー?!しあわせー!これはほんとにいいわぁ!さすがこのお店は違うわねー!おいしいわー!ほんとに幸せー!」

マダムは、絶好調。シェリー樽の香りがついたワインに感激。超ゴキゲンで、ハイテンションのループです。

普通だと、うるさい・・・と思うところなんですが、もう、このマダムときたら、ほんっとに幸せそうで、不快どころかクスっと笑ってしまって、昼間のイルミネーションなんかに負けてないマダムのほがらかさに、なんだかほんわりと幸せを感じる昼下がりの店内なのでした。 
昼間からあれだけいろんなワインを出せたら、ソムリエさんもきっと仕事冥利につきるランチタイムだったでしょう。

 

広くて繊細な、オリーブオイルの世界。

お魚もお肉も、珍しい柿のムースとコーヒーも、すごくおいしかったんですが、昨日一番おいしかったのはなんと、オリーブオイル!でした。
スープのところでオマケとして運ばれてくるバゲットについてきたオリーブオイルが、どこか香ばしくほろ苦さもあって鼻に抜ける香りが広がって、ほんとにおいしいオリーブオイルだったんです。

オリーブオイルってピンキリで、高いのを探せばいくらでも売っているのですが、試飲もできないし、どれも同じに見えてしまって、これまで選び方が分からないままずっときたのですが、これは、おいしい!

デザートまで頂いてから、思い切って店員さんに聞いてみました。
すると、バゲットに添えてあるのは、ギリシャのオリーブオイルです、とのこと。
中からシェフの方が出てこられて、さらに説明してくださいました。

オリーブオイルの産地は、スペイン、イタリア、ギリシャなどがあるそうですが、そのお店では、イタリア産は華やかなものを、スペイン産は一部クセがあるけどこれじゃなきゃダメ!というようなものを、ギリシャ産は野性味があってスパイシーなものを、など、産地と種類によって使い分けているんだそうです。

調べてみたら、そういうオリーブオイルの繊細で広く深い味わいを紹介しているサイトも見つけました。

mi-journey.jp

特に、バゲットに使うオリーブオイルは、バゲットが小麦粉と塩しか使っていないので、その塩の種類や産地によって、合うオリーブオイルを合わせるんだそうです!

そのお店の近くに、私も大好きなハードパンのパン屋さんがあるのですが、そのパン屋さんにはオリーブオイルのソムリエがいらっしゃるそうで、そこのバゲットに合うオリーブオイルを小瓶でつけて売っているようなので、それなら間違いないと思いますよ、ということでした。

オリーブオイルの世界、楽しすぎる!!!

 

フルコースは、時間も味わう。

ランチタイムなので、お店にはフルコースだけじゃなく、パスタや単品のお客さんもいました。
若い男性が二人、ひさびさに会った友達同士で近況報告しながらパスタを食べ、コーヒーを飲んで、どこかへ出かけて行ったり。
家族連れでコースを頼んで、「遅いんですけど」と店員さんにイライラしているお客さんも。
いっぽう、ぽかぽかの窓辺の席でワイングラス10個あいてる幸せマダムと旦那さまも。

私と夫は、昨日は、帰りにちょっと買い物、ぐらいしか予定をいれておらず、日曜の13時過ぎ、というゆるーいタイミングとスケジュールで、ゆっくり誕生日の食事をする目的で、そのお店に行きました。
なので、一品食べては、次が出てくるまでゆっくりしゃべり、花やクリスマスの飾りを愛で、小春日和の景色を眺め、長い時間をのんびりと楽しむことができました。

 

二十代の頃、パリの郊外の、オーヴェル・シュール・ロワーズという小さな町へ、一人旅の途中、立ち寄ったことがあります。
一人だと、簡単にムニュ(定食)が食べられる店に入るのですが、小さな町なので、古いけどもうちょっとちゃんとしたような店しかなく、お昼でしたが、一応コースの料理を食べたことがあります。

私が入る前から居たフランス人の年配のご夫婦は、とにかくよくしゃべる。
ワインを愛で、壁の絵を愛で、フランス語なので詳しくは分かりませんが、シェフも出てきて、私が出た後もずっとずっと、終わらない昼食を続けているのでした。

このお店だけでなく、ヨーロッパでコース料理を食べたりするところでは、とにかく長い時間をかけて食事をしているのが普通です。
日本もちゃんとした寿司屋で大将を急かしたり、懐石料理をかきこんだりしないわけですが、そういう感じが、もうちょっと日頃の食事にもある感じ。

コース料理というのは、前菜から始まって、スープ、魚、肉、と、まるで音楽のように、感性の波を持っていて、だからその「間」も楽しい時間を味わう、そういう類の食事なんだと思います。

昨日はそう思って、ゆっくりとした時間と景色や店のしつらえ、時候やお天気の話、盛りつけの美しさやソースと素材の意外性、最後のデザートやコーヒー、店員さんとのコミュニケーションまで、フルで楽しむことができ、五感を満たす体験をすることができました。
お店を出る頃には、すっかりと潤った気持ちを感じ、店の外の小さな花さえ、ほんとにきれいだな、と思う感じ。

店の外の花

逆に言うと、シェフはじめ配膳やソムリエ、すべてのスタッフが、料理や回転率だけじゃなく、すべてのお客様にその体験を提供しようとしているかどうか、が、お店の質をあらわしているのかもしれませんね。

 

 

ライフステージに応じて、ランチタイムのコスパ

ゆったりと五感を、とはいっても、私たちは帰り長く運転しなくてはいけないので、せっかくですが昨日はワインとのマリアージュを楽しむことはできず。

そして、三十代の誕生日に、なかなか夜のフルコース、ましてやクリスマスディナーという訳にはいかず・・・。

このお店では、もちろん素材や料理も違いますが、夜のフルコースディナーは、お昼のフルコースランチの倍のお値段。限定のクリスマスディナーは、フルコースランチの3倍のお値段。

ゆったりとした午後の時間、ワインはガマンだけど、五感を満たし時間を味わいながらコース料理をたのしむ三十代の私たちには、フルコースランチが分相応であり、コスパもよく、ありがたいなと思いました。
冬のボーナスからこれくらい贅沢してもいいかな、と思うし、また結婚記念日ぐらいは行ってもいいな、と思ったり。

夫の誕生日は、こういう手の込んだ本格的な料理を味わわせてもらえたお礼に、何か特別な感じの、私にはワンランク上の料理にチャレンジするようにしています。

小春日和

また次回、五感を満たすフルコース体験ができるのが、楽しみです。
今日からまた平日。
おいしいご飯を作れるよう、はりきってスタートします!

 

 

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