kurashito~暮らしと

暮らしが幸せになるためのことを、日々追究しています。

湧き水と、桜。たらの芽の天ぷら。春御膳。ベーグルサンドと、恋話こぼれ聞き。

桜

湧き水と、桜。

今日は、湧き水を汲みにいってきました。
雲ひとつない晴天!
道すがら、木全体がほんのりピンク色に上気したような、つぼみをいっぱいはらんだソメイヨシノがあちこちに。
水汲み場の桜も、やっと開花し始めたようです。

お天気がいいと、川へと流れていく湧き水の小川も、キラキラと輝いています。

湧き水の小川

お布団も枕も干して、おひさまをいっぱい吸い込んだ洗濯ものを畳むのは、じんわりと幸せです。

 

 

たらの芽の天ぷら。春御膳。

この間、物産館で見つけました。天然ものの、タラの芽です。

天然ものの、タラの芽

実際に山で見たり採集してみたいものですが、まだその機会がありません。

ハカマの部分をとって、わりと小ぶりで扱いやすかったので、切らずにそのまま天ぷらにして、頂きました。

春御膳

この日の夕食は、春一色!

  • たらの芽と新ゴボウの天ぷら、タマネギとゴボウとニンジンと生姜のかき揚げ
    ~新ゴボウはちょっと水につけておくだけでアクが抜けて、香りがよく、おいしい!ゴボウは油の温度が低めのうち、最初にじっくり揚げました。
    一応天つゆも用意しましたが、たらの芽のほろ苦さは、海のお塩をつけて食べるのがよく合いました。
    かき揚は、とっても節約食品。ゴボウのささがきした余りをスライスして入れたら、香りがよくなりました。
  • 茹でた菜の花
    ~我が家では、マヨネーズと醤油少々をたらして食べることが多いです。ほろ苦さによく合うのです。
  • 春キャベツとケイパー、タマネギの、ポテトサラダ。
    ~この間、外食した時に食べた、春キャベツのポテトサラダがおいしかったので、アレンジして作ってみました。
    圧力なべで蒸して粗くつぶし、水分を飛ばして粗熱をとった新じゃがに、てんさい糖少々、バルサミコ酢少々(白ワインビネガーでも)、塩少々、マヨネーズ少々(いれすぎない)など加えて、さっと茹でて水でしめて色がきれいに出たザク切りの春キャベツ、塩もみして水でさっと流してしぼった生のスライスタマネギ(新タマネギならさっと洗うだけでも)、アクセントにケイパーを入れて、あえたものです。
    春の香りがしました~。食感もよくてとってもおいしかった!!!
  • 鶏と新ゴボウの炊き込みご飯

    ~地鶏屋さんで100円で売っている地鶏の切れ端と、ささがきした新ゴボウ、にんじんを、砂糖、みりん、黒酒、醤油、昆布だしなどで煮ておいて、冷まします。給水させたお米の水を切って、煮汁に水を足したものを加えて(味を濃いめにしたいときは醤油を少々加えたりして)、具材を乗せて、ルクルーゼで炊きました。

    ゴボウの香りと、地鶏の旨みが、ウマ~~~~。

  • 大根とネギのお味噌汁

春って、なんだか心躍りますね♪

 

菜種油の揚げ油と、我が家流の天ぷらの作り方は、こちらから(↓)

 ケイパー(ケッパー)は、つぼみのピクルスなんだそうです。とてもいいアクセントになります。

ユウキ MC ケーパース 45g
 

 いつでも欠かせない、なんでもおいしくしてくれる我が家のキッチンの相棒、黒「酢」ではなく、黒「酒」。

灰持酒 黒酒 雑酒1 200ml

灰持酒 黒酒 雑酒1 200ml

 

 

 

ベーグルサンドと、恋話こぼれ聞き。

ベーグルサンドセット

昨日は、春が一歩遠ざかったような気がする、肌寒い一日でした。
街もちょっと色味の少ないトーンで。

車検の車を引き取りに、1日おきでまた街に出て、そのまま髪を切って帰ることに。
お昼近かったので、美容室の近くのカフェに入りました。

このカフェ、もちもちのベーグルが有名で、女子に定番の人気のお店。
私も、夫とではなく、一人か、独身の頃は女友達と行ったりしていました。

久々に行ってみた昨日は、お昼ちょっと早めだったので、私と別に、若い女性2人が1組だけでした。

 

チキンとチーズをポピーシードベーグルでサンドしてもらいました。
飲み物は、寒かったのでホットのローズヒップティー
セットメニューでハーブティーが選べるのも、このお店のすばらしいところ。
そして何より好きなのは、このお店の食べ物は、全部、このお店の人が作っている味がするところ!

寒かった昨日、とろとろとしみるようにおいしかったポタージュ。
以前紹介した本『味の形』風に言うと、

 味の形の記事は、こちらから(↓)

味の形 迫川尚子インタビュー (ferment vol.01)

味の形 迫川尚子インタビュー (ferment vol.01)

 

すばらしく、いびつなんです。
もちろんなめらかにポタージュにしてありますが、規格品や業務用食材のポタージュをあたためて味をつけ直したものだったら、もっと均質で、四角くなる。後味もなんか残って、体に吸収されるというより、通過していく感じ。
でも、このお店のポタージュは、お店で作って、ミキサーにかけた、味。
もっといえば、誰かのおうちで、誰かが作ってくれる、味。
いびつであったかくて、とてもおいしくて、ほっと体になじむんです。
パセリをざくざく刻んで、乗せるのではなく、ポタージュの中に混ぜ込んであるのもいい。

さりげなく添えられていたポテトサラダも、リンゴ酢?の、フルーティーな香りがします。
乗せられたパプリカの切れ端のみずみずしさにハッとして、とてもいいアクセント。
マヨネーズ漬けになっていなくて、春を感じる、どこか隙もある、すばらしいサイドメニュー。
お手洗いを借りるときに通ったカウンターで、大きなボウルで混ぜられているポテトサラダを見かけたので、間違いなく、お店であの店員さんが作っている。

小皿のプリンも。
しっかりと固めの食感は、バットに流して手作りした、どこか懐かしさを感じる味です。
これも、誰かのおうちで出てきそうな。

もちろんメインのベーグルも、期待どおりにモチモチで、ポピーシードがプチプチで、チキンとチーズだけでなく、野菜や少し甘酸っぱいソースがさりげなく効いています。

外食で、オシャレでかわいくて、かつ、こんな手作り感を感じられるあったかいものが食べられるのって、ほんとうに幸せだと思います。
こういうお店って貴重だと思います。
ずっと在って欲しい。
ありがとうの気持ちで頂きました。

 

そんな中、漏れ聞こえてきたのは・・・。

「振られたほうはさ、まだ、好きだよね。」

おおーー!恋話(コイバナ)ですね。
隣の席の若いお嬢さん2人組。
こちらから見える方は、ふわふわの白いトップスからのぞく表情はまだあどけないのですが、艶やかなレッドのネイルがよく似合うお嬢さんです。
机には、多分ランチのセットドリンクではなく、ガールズトーク仕様の大きなドリンクが、2つ。

ときどき、

「バイトの店長と○○先輩とオールして・・・」
とか聞こえるので、多分、大学生ですね。

何気なく眺めていたこのお店のメニューに、お店を始めたのが2001年、とありました。
2001年。今から15年前。
その頃私は、21歳の大学生。
このお店が出来た頃、私も、彼女たちと同じように大学生で、彼女たちと同じようにバイトをし、同じように悩み、同じようにこの街を歩き、同じようにカフェに入り、何時間でも恋話、していました。

今度は手前のお嬢さんが、

「まだ付き合ってないのにさ、あんまり好きとか見せるのはちょっと・・・」

だそうです。
うふふ。

振る、とか振られる、とか、付き合う、とか、別れる、とか。
あの頃、それがもうほぼ世界のすべてっていう怒涛の様な時間を、とにかく必死で生きていて。
なんであれだけドラマチックな日々にできたんだろう?
あのとてつもない、すごいエネルギーはどこから???

大学生って、バイトや恋ばっかりしてヒマ、っていうイメージもありますが、得体のしれない未来の質量があまりに大きく、その輝きには圧倒されそうで、支えにするにもまだ過去は小さすぎて、「今」という時間が指の間からどんどんこぼれていくみたいで、それでいて立ち尽くしてぐうの音もでなかったりして、なんだか、言葉にできない密度だったと思います。

恋だけじゃなくてそんな全部をひっくるめて、いつも結論は出ないのに、飽きもせず、何時間でもしゃべっていたなぁ。
その時間は今ではもう再現できないけど、確かに存在していたことだけは、分かります。
それを経て、あの子も、あの子も、私も、みんな三十代になっている、ということも。

そして、今、毎日ご飯を作り、洗濯をし、田舎で湧き水を汲む暮らしをしながら、車を運転して街に出てきて、食材を買って帰って、夫の帰りを待っている。
15年後、そんな私になっているとあの頃の私に知らせたら、泡吹いて倒れるかもしれません。
倒れる間際に、「だから今は、精一杯、恋していいよ」と、ささやいてあげたい気持ちです。

15年前からずっと毎年繰り返す、桜の季節の直前の、肌寒い午後。
「今日は街に色味がないなぁ」と思っていた、乙女"かなり"先輩の私は、なんだかほっこりしながら店を後にしたのでした。

やっぱり、ほんのりと、春、ですね。

恋せよ、乙女!

 

 

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