GW終了。春の植え付け、第二弾。敷きわらの放線菌とエンバクの団粒化。ぎっくり腰と、アルニカ。古民家レストランで、丁寧な20品。山奥のカフェの、ゆかいな春。なかしましほさんの、バナナケーキ。
GW終了。春の植え付け、第二弾。敷きわらの放線菌とエンバクの団粒化。
物産館で売っていた、クリスマスローズと、名前のわからない紫色のとんがり帽子みたいなお花。
やっぱりグリーンと紫がきれいな季節です。
今日は冷たい雨。
昨日も思うように晴れずでしたが、やっと土用が明けたこともあり、早速、第二弾の春の植え付けにとりかかりました。
第一弾の春の植え付け、ちょうど1か月前の様子は、こちらから(↓)
残っていた去年の種から二度ほどチャレンジした、ズッキーニの芽出し。
やっぱり種が古かったのか、残念ながら発芽せず。
ということで、連休中に出かけた先でたくさん売っていた、元気そうな苗を1つ、買ってきました!
まだ雄花だけですが毎日大きな黄色い花を咲かせる先輩ズッキーニの横で、時期をずらした後輩ズッキーニを植え付けました。
先輩と全く同じで、背後にエンバク、株の脇にニラと小ネギをコンパニオンプランティングし、表面には敷きわらを敷きました。
左:ズッキーニ2鉢。右上:スイートバジル。右下:ルッコラとサニーレタス
また、物産館に、元気なバジルの苗と、そのままもうたくさん食べられそうなサニーレタスの苗が売っていたので、うれしくなって、買ってきました。
バジルはイタリアンパセリと、サニーレタスはルッコラと一緒に植えています。
物産館の苗と、ホームセンターの苗、すごく違いがあるのです。
それは、「土」!
物産館で買った苗をポットから取り出すと、どれも黒々として肥えた土に、しっかり根を張っています。
おそらく、その辺の山や畑の土で、この辺りに住んでいる人たちにとっては、当たり前の肥えた土なんでしょうが、土のない街育ちの私には、ホームセンターで買う苗のポソポソとした土や、わざわざ買ってコンテナにつめる培養土が「土」なわけで、その豊かさと力に、圧倒されます!
どうしてもコンテナの土は痩せてしまいますが、少しでも循環する環境にしたいと思って、勉強中なのです。
①敷きわらは、ただのマルチだけではない!
作物を育てるとき、地温を高めたり、雑草や乾燥を防いだりするために、マルチングをします。
畑で、黒いビニールシートに、作物がはえているところだけ穴があいているのを、よく見かけます。
規模が大きくなれば、ビニールシートのほうが都合がいいのでしょうが、我が家のコンテナぐらいだったら、昔ながらのワラを敷くほうが、すぐにめくって土の状態を見て戻したりできるし、量もたくさんはいらないので、かえって便利な事に気付き、今年から使用しています。
敷きわら、切りわらは、ホームセンターなどに、園芸用品として売っています。(↓)
でも、敷きわらのマルチングには、ただの黒いビニールのマルチ以上の力があることが分かりました!
よく、昔ながらの本当の納豆は、ワラに包まれています。
なぜワラに包まれているのかというと、ワラにはもともと納豆菌が含まれており、茹でた大豆をワラに包んで保温しておくだけで、勝手に大豆が糸を引くようになる。
つまり、別に菌を加えなくても、ワラに包んでいるだけで納豆菌が増えて、発酵するんだそうです。
この、有用な納豆菌も「放線菌」と呼ばれる菌のうちのひとつの種類で、この放線菌、とてもいい土づくりをしてくれる力強い味方なんだそう。
雑草が生い茂っている土や、山の土は、ツーンとした独特のにおいがします。自然が残っているところで、雨が降ったときにする土の匂いと言ったら分かる人もいるかもしれません。これは、菌やバクテリアが発する匂いで、その代表が放線菌です。ワラなどが敷いてあると、裏側が白くカビが生えているようになっていますが、あれが放線菌で、土のなかの有機物を分解し、抗生物質を生産することで知られています。肥料・農薬・除草剤を使わないと放線菌が発生して、いい土づくりをしてくれます。
(木村秋則『「自然栽培」その考え方と技術(~自然栽培 vol.1宇宙の真ん中で)』P.54より)
やがては腐食し、風化して土に帰っていく敷きわらですが、ただのマルチングにとどまらない、すごいヤツのようです!
小さなコンテナですが、少しでも多様な有用菌が居る、元気なコンテナにしたいのです。
②エンバクは、有益な虫の棲みかとなり、余計なものを吸い上げ、土を団粒化する。
そして、ズッキーニの背後に一列に植えている、エンバク。
オーツ麦、オートミールとしても知られていますが、手間いらずでどんどん生えて、手頃な大きさで植えられる、ムギ科の緑肥でもあります。
これが、機能の多さにびっくり!
- 葉や実を食べるような害虫を食べてくれる、肉食の益虫の棲みかになる。または、おとりにもなる。=バンカープランツ
- 硝酸態窒素(色が濃すぎる葉物野菜に残留しており、水を汚したり、体内で病気や発ガンの原因になる)など、その他、過剰な肥料分などを土から吸い上げてくれる。
- 根がまっすぐ下に伸びていくので、土を細かい粒や団子状にし、保水性も水はけも同時にいい土にしてくれる。=団粒化。ミミズも同じ。
- のびたらそのまま切って、マルチとして使え、よく枯れたらすき込んで肥料にもなる。
今私がざっくり把握しているだけで、こんなにも機能を持っているそうです!
自然栽培では、ムギ科の植物+マメ科の植物で、土を生き返らせることができるようです。
小麦で硬盤層を壊し、土に残っている肥料や農薬を吸い上げると、土のなかの養分が減少します。そこで、大豆をいっしょに植えて、大豆の根につく根粒菌に、空気中の窒素などを蓄えてもらいます。養分を土に補給したいので、大豆を収穫する場合は、11月頃までは、根は土のなかに残しておいてください。
慣行栽培などから自然栽培に転換する場合、続けて3年間、作物と一緒に小麦と大豆をまけば、畑はすごくよくなります。(木村秋則『「自然栽培」その考え方と技術(~自然栽培 vol.1宇宙の真ん中で)』P.56より)
小さなコンテナでは、なかなかムギ科もマメ科も同時に、とはいきませんが、実験亭にひとつだけ、痩せてしまったコンテナの土に、エンバクとマメ科のなにかだけを植えて、2~3年土の変化を見てみるのもおもしろいかな、と思っています。
エンバクの「ネグサレタイジ」という品種は、ネグサレセンチュウを退治してくれるんだそう。緑肥として売っています。
また、品種にこだわらなければ、ペット用の猫草としても、ホームセンターなどに手頃な価格で売っています。(↓)
これらの知恵、あちこちのサイトで勉強できますが、 今とても納得できて、読みこんでいるのが、図書館で借りたこの本。
あの、奇跡のリンゴの木村さんのノウハウが詰め込まれていて、それなのに、写真や対談や取材など、多面的で面白く、読みやすい雑誌になっている、「自然栽培」という雑誌です。
木村さんのさりげないひと言には、何度も読み返してしまう、含蓄があります。
映画にもなりましたが、農薬に弱い奥さまのために、それまで不可能と言われていた、農薬や肥料を使わないリンゴの栽培に成功した、木村秋則さんの話です。(↓)
奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録 (幻冬舎文庫)
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ぎっくり腰と、アルニカ。
そんな庭仕事をしていた時、ではないのですが、昨日の朝、ふとした拍子に、久しぶりに腰を傷めました。
なんとか誤魔化して掃除も料理も買い物もしていたのですが、夜になって、限界。
軽いぎっくり腰です。
布団の中でも同じ体勢をとっているのがつらく、昨夜は、布団の中でうとうとして30分たつとズキっと痛みだし、また、5分ぐらいかけてゆっくりと寝がえりを打ち、また30分たつと痛みだし、というのを2~3回繰り返し、やっと寝つけました。
夜にあまり食べないようにしたり、半身浴で体を芯からあたためたり、夫に得意の野口整体をしてもらったり、冷えとりの靴下をしっかり履いたりしてみました。
今朝起きた時には、ずいぶん回復していました。
冷えとりの靴下については、こちらから(↓)
【冷えとり靴下 4足セット】正活絹 初心者用セット(M) 841【あす楽】 |
冷えとり靴下は、やっぱり「正活絹(せいかつけん)」のものが、 |
筋肉系の痛みには、ホメオパシーなら、「アルニカ」が定番。
日頃あまり積極的には摂りませんが、あまりに腰が痛いので、エインズワースのアルニカのレメディを、摂りました。
そのアルニカを30%含む、よく効くクリームも手もとにあったので、助かりました。
昔、学生の頃、酷いぎっくり腰をやり、シップや痛みどめを使っても、治るまで長引きました。
しかし今回、いろんな方法を使って、一晩でほとんど良くなったので、とても助かりました。
15年ぐらい前のあの頃よりは、年の分だけ、ちょっとは知恵がついたのかもしれません。
何より、ぎっくり腰も、冷えからくるものと言われています。
暑くなったり朝晩冷えたり、不安定な春の気候の中で、冷え対策をちゃんとしないといけないと思いました。
古民家レストランで、丁寧な20品。
ゴールデンウィークの後半。
夫と、ちょっと遠出して、古民家カフェに行ってみました。
海が近い地域の、ちょっと入った道にある、いかにも古い、古民家。
駐車場を広く取ってあり、でも、オープンしたての11時台には先客が一人もおらず、夫と二人で貸し切りだったお店なんですが、私たちを皮きりに、お客さんが来るわ来るわ!
次から次にわらわらと車が入ってきて、すぐに満席。
外のベンチまで人があふれています!
予約もいっぱい入っていたようで、どうやら、一日30食限定なんだそう。
何も知らず、予約もせずありつけた私たちは、ラッキーでした!
そして出てきたのが、このお膳!
こまごまと、たくさんの種類の、丁寧なおかず。
これにとてもおいしいあんかけの茶碗蒸し、ご飯に具だくさんのお味噌汁、デザートとコーヒーまでついて、1300円。
季節と、丁寧さをたくさん感じる、心満たされるお膳でした。
その後、サプライズ。
おいしいお膳のあとのデザートにうっとりしていると、なんと、入口に、夫の父が?!続いて夫の母、祖母まで。
何かの錯覚かと思いました。マジでビックリ!
なんと、何の打ち合わせもなく、前日にお会いした夫の父母と祖母が、同じ時間に、遠く離れたこの古民家カフェに、お昼を食べに来ていたのです!!!
私たちがこの古民家カフェに決めたのは、出発する30分ほど前。
でも、最終決定したのは、夫。
さすが親子、ですね!笑。
90代のおばあちゃんも、きっと、あの御膳には、感激されただろうと思います。
山奥のカフェの、ゆかいな春。
GWの最後、私たちが9年前に結婚パーティーをした、山奥の素敵なカフェへ。
毎年、挨拶がてら行っていて、いつも「おめでとう!」と迎えてくれます。
さらさらとした午後のやさしい日射しが、薫る緑の風に乗り、ハンモックを揺らす、ゆったりとしたオープンカフェです。
たくさんの植物、生まれたてのヤギ、しあわせな犬、敷地でキャンプをした帰りの家族、懐かしい知り合いたち。
名前のわからない花たち、広い草原、食感の楽しいあんみつ、注文が立て込んでくると、一緒にワイワイしたいのに…とちょっとさびしそうになる、オーナー夫妻。
田舎に引っ越してはきましたが、この場所には、独特のゆったりとした調和の空気がいつも流れています。
永遠に変わらない場所、というのではなく、いつも訪れると、オーナー手作りで小屋が増えていたり、畑ができていたり、焚火スポットができていたり、どこかしら変化し続けている、永遠にワクワクのある場所。
長いこと行ってなくて久しぶりでも、毎週のように行っても、変わらず迎えてくれる、ちょっと親戚の家っぽい場所。
自分たちのスタート地点として、こんな場所があること、とても幸せだと思っています。
なかしましほさんの、バナナケーキ。
今日は、またまたまたまた、なかしましほさんの、バナナケーキを焼きました。
もっちりシフォンさっくりクッキーどっしりケーキ オーガニックなレシピノート
- 作者: なかしましほ
- 出版社/メーカー: 文化出版局
- 発売日: 2007/09/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 3人 クリック: 72回
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今日は日曜ですが、夫が、会社のボランティア活動とかでいつもと同じ時間に出勤したのに、雨で結局中止、というのを現地で聞かされ、せっかく出て行ったことだし、と、ひと仕事終わらせて、帰りに、会社のある港町にある、330円で海の絶景露天のある、かけ流しの天然温泉でひとっ風呂浴びて、ついでにいつもの無料の湧き水をたっぷり汲んで帰ってきてくれました。
よくよく考えると、ある意味セレブか?!と思うような、田舎の豊かな午前。
その間に私は、バナナケーキを焼いておきました。
早起きしたからちょっと昼寝でもして、あとからバナナケーキでお茶しようね、という午後です。
<はてなブックマークへの返信>
ブクマ、ありがとうございます!
お野菜、私も初心者ですけど、楽しいですよ♪
忙しくても、サラダやお味噌汁に入れるだけの豆苗(トウミョウ)や、小ネギなら、買ってきて食べた後、1日1回水を替えるぐらいで簡単に室内の水栽培で再生できますよ。
節約にもなるし、楽しいし、お野菜とれるし。
興味があったら「再生野菜」で検索してみてください。