「くるみの木」の、「鰯のポテトはさみ揚げ」、作ってみました。ちいさいジャンボニンニクと、エンバクマルチの刈り取り。夫の母の手作りクレープと、すもものお土産。
「くるみの木」の、「鰯のポテトはさみ揚げ」、作ってみました。
ここ2日ほど連続で、街まで遠出していました。
毎日2時間以上運転だったので、さすがに今朝はちょっとゆっくりしつつ、やっと、暮らしの中のやりたいこと、復活です!
先日、図書館で借りたこの本から、一品作ってみました。
- 作者: 石村 由起子
- 出版社/メーカー: 角川SSコミュニケーションズ
- 発売日: 2010/10/27
- メディア: ペーパーバック
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小さな「くるみの木」というお店から始めて、今では、日本中からお客さんが集まるお店になり、さらに、ミシュラン一つ星のホテルレストランまで経営されているという、石村由起子さんの本です。
普通のレシピの本とは違って、写真はやや少なめ。
でもたんたんと書かれたレシピの量は多くて、季節を追って、素材のおいしさを引き出した料理がたくさん!
どれもおいしそうだったのですが、その中で、石村さんが「くるみの木」を始めた26年前当時の最初のランチプレートのメニューの中から、「鰯のポテトはさみ揚げ」を作ってみました。
私は小さい頃から、お魚大好き。
ややこしい骨も何のそので、隅々までおいしいところを食べ尽くし、あとはきれいに骨だけ残るタイプです。
でも、夫は、細かい骨をより分けたりするのが、苦手。
やっぱり、お腹をすかせて疲れて帰ってきた夜ごはんに、苦手な骨の多いお魚をだすのはちょっとかわいそうだな、と思い、ついつい肉中心のメインになってしまいます。
ブリ照りや、圧力で骨まで食べられるように煮込んだ梅煮や、骨を取り除いて揚げるだけになって売っている唐揚げなどは出しますが、もっといろんな魚を食べやすくおいしく出すレシピはないかな、と常々思っていたのです。
そこで、この本のレシピ。
我が家の近くには、物産館やスーパーなど、田舎にしてはおかしいぐらいお店の選択肢がたくさんあります。
その中でも、近所の大きなスーパーは、本店が県の北部の漁港の町にある関係で、毎朝、そこから新鮮な魚がたくさん直送されてきているようです。
また、私の住んでいるこの町は、隣町が漁師町なので、そちらからの入荷もあるよう。
幸せな事に、海に面していないこの町に居ながら、さっきとれたばかりの新鮮なお魚、特に名前も知らないような魚や、季節ごとに変わる地魚、見た事もない色をした尾頭付きの大きな魚など、まるで市場のように、いつでも豊富に手に入るのです。
この間も、太ってピチピチ張りのある、新鮮なウルメイワシを見つけました!
買って帰ってみると、パックを開けても、鰯独特の臭みがまったくなし。
手にとってみると、水平にピンとして、垂れません。
その朝とれたばかりの、新鮮な鰯だったのでしょう!
普通のスーパーのものとは、全然違いました。
お腹を開いてみると、6匹全部に卵が。
産卵を控えて太ったメスだったのですね。
そんな6尾入りでなんと、180円!
二人では食べきれないほどの量で、このお値段です。
頭と尾を落とし、お腹を開いて内臓を取り出し、身を切り離さないように背びれも落とし、中の背骨を手ではぎ、残った骨を、骨抜きでざっと取りました。
気温も高くなってきたし、魚屋さんみたいな手際ではできないので、一尾ずつ冷蔵庫から取り出し、開いたら冷蔵庫にしまう感じで、6尾、さばきました。
私は、魚をおろすのが決して上手というわけではないですが、一緒に暮らしていた祖父がいつも、祖母に頼まれて台所で魚をおろすのを、隣でじっと見ていて、「塩を持っておいで」とか言われながらお手伝いしていたので、なんとなく、魚には抵抗がありません。
開いた身には塩をし、黒酒もスプレーしておきました。
黒酒は、酵素が活きているので、魚の臭みを消し、しかも旨みをアップしてくれるので、便利すぎて、欠かせません。
梅雨の潤いのある空気の中、小ぶりながらも元気な葉を広げている庭のシソを収穫してきて、一尾につき2枚ずつ。
最初に圧力鍋でいつものように蒸しておいたじゃがいもは、レシピ通りのポテトサラダに仕立てて冷ましてあります。
開いた鰯に青ジソを敷き、ポテトサラダを乗せ、また元のように身を閉じ、小麦粉、卵、パン粉をつけておいて、あとは夜揚げるだけです。
レシピには、梅ソースの作り方も載っていて、梅干しと生梅両方を使って、最後に片栗粉でとろみをつける方法でした。
我が家には生梅がなかったので、梅酒から取り出して冷蔵保存してある焼酎漬けの梅を使って、作りました。
鰯があまりにも肉厚で(上の写真の切り口を見ればわかる通り!)、うまくポテトを包み切れていなかったので、ちょっと不安で、タコ糸でしばってみたり、6本も揚げて、さらに切らないといけなかったり、なんだか大騒動!になってしまいましたが、無事、完成!
甘くて爽やかな梅ソースが良く合う、ウルメイワシの淡泊だけどしっかりした身に、かすかな青ジソとポテトの中の黒胡椒が香る、とってもおいしいフライが出来ました!!!
ちなみに、イワシにも種類があり、割と安価なウルメイワシは、淡泊系なので、フライや煮ものにも。
背中に点々があるマイワシは、脂が乗っていて、焼き魚系。
あとは小さなタレクチイワシなどありますが、大きなイワシは、ウルメイワシとマイワシを使い分けると、それぞれを活かして料理できそうです。
なんだかとっても手間がかかりましたが、小骨は一切気にならず、しっかり肉のように食べ応えのあるおいしい一品で、夫もモリモリ食べてくれました。
つけあわせには、しばらく採らないでおいたら茂りすぎていた庭のサニーレタスと、夫の父が茹でてくれたスイートコーンの実を包丁で落として、ゴマドレをかけただけのサラダを。
それにしても、26年前、オープン当初の「くるみの木」では、毎日毎日、何尾の鰯を、こうやって手間をかけて仕込んだんでしょう。
石村さんも書いておられますが、開店当時のお店の力の入れようは、相当だったんだな、と思いました。
手間をかけるのは大変だけど、やっぱりそれだけおいしいし、手間は一度にかけてしまえ!とばかりにたくさん作っておくと、2、3日の私のおいしいお昼になり、結果、とても助かりました。
ちいさいジャンボニンニクと、エンバクマルチの刈り取り。
梅雨の雨がひととき上がった庭を見ると、よく、テントウムシがいます。
害虫のニジュウヤホシテントウじゃないか注意しながらも、たいていが、背中に毛がなくつるっとした、肉食、つまり葉ではなくアブラムシなどを食べてくれる、益虫のテントウムシさん。
益虫と害虫のテントウムシの見分け方は、こちらから(↓)
働いてくれています。
去年の10月ごろ 、一粒だけ植えてみた、ジャンボニンニク。
葉が枯れてきたら収穫、ということだったので、季節的にももういいかな、ということで、収穫してみました。
ん?
ジャンボじゃない、ちいさい、ジャンボニンニク。笑。
ほぼ放置で、肥料のことなどあまり考えず、パクチーの鉢にニョキっと生えていましたが、とうだちもしてこなかったので、予想通りではありました。
ちょっと干してから、料理に使ってみたいと思います。
こちらは、梅雨時の風通しのために刈り取った、バンカープランツとして、ズッキーニやシソなどの鉢に一緒に種をまいた、エンバクです。
実までつけないうちに刈り取って、しばらくこうやって干しています。
刈ってすぐに植物の根元に倒してマルチにしてもいいのですが、今は敷きわらが敷いてあるし、次の植え付けのときに使いたいと思っています。
心配していたズッキーニの雌花の先が、やっと、色づいてきました。
最近日が長いので、ズッキーニも早起きな分、午前の途中で花がしぼんでしまいます。
なので毎朝、今日は雌花が咲いていないか、受粉しなくていいか、ドキドキしながら様子をうかがっています。
これからは雄花とのタイミング勝負にもなりそうです。
夫の母の手作りクレープと、すもものお土産。
昨日は、ひとりで夫の実家にちょっと届けものに。
その後買い物があったので、すぐに失礼しようと思っていたら、「クレープ作ったのよ♪」という言葉につられて、お茶までごちそうになりました。
夫の母作の、手作りクレープ。
なんでも、全部計量カップで計ってしまって、小麦粉:卵:牛乳=1:1個:1、でも量を増やしたいし牛乳を1.5にしてみたら、ふわふわのいい生地ができたらしく、そこにバナナやリンゴ、手作りカスタードを少し包み込んでありました。
なんだか、フワフワの生地!
バナナやリンゴのやさしい味に控えめなカスタードが、なんともやさしいクレープでした。
クレープはパンよりもかんたんですぐできるし、甘くない生地だから、具材に、水菜やパプリカやアボカドや照り焼きチキンなんかを用意して包んで食べると、おかずクレープになり、朝食や軽食になるんだそうです。
この、構えない、なんでもささっと取り込んで、やさしい味の、たくさんの人が食べられるものに変換、つまり料理して、どうぞ~♪とふるまえてしまうのは、さすがに3人の子供を育て上げた夫の母。
そういえば、煮物やらなんやら、いつでも、夫の母の料理には、そんな懐の広さと柔軟さを感じます。
ふんわりと包んだ母の味、な、どこか愉快で楽しいクレープ、おいしく頂きました。
届け物をしただけだったのに、お土産まで。
夫の父が茹でてくれたスイートコーンと、さらに、知り合いから送ってきたばかりという、スモモ。
九州南部から南西諸島にかけて多い、色の濃い品種の、すももです。
よくよく熟せば甘く食べられますが、熟してから傷むまでが早いし、かといって固いうちは酸っぱいし、採れる時期には山のように採れる、すももなのです。
でも独特の風味があり、とにかく色がきれい!!!
それだけで、夏を越せそうな気がしてきます。
お酢と氷砂糖に漬けて、果実酢ドリンクにしてもいいし、
梅酒と同じようにお酒、小瓶でブランデーなんかに漬けたら、ケーキやマフィンなどお菓子作りにいかせそうだし、焼酎漬けならそのまま飲めるし、
氷砂糖だけに漬けて炭酸水で割ったら、夏を越す元気が出るドリンクになりそうだし、
ジャムもいいのだけど。
ひとまず、夫の誕生日が来るので、ケーキの材料として、お酒を使った、香りのいいコンポートにしてみたいなと思っています。
これからいろいろコンポートのレシピを見たり参考にして、宝石の様にきれいな色を活かした、おいしいコンポート、作ってみたいと思います。
Bormioli Rocco (ボルミオリ・ロッコ) スイング ボトル 1L 3.14720
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<はてなブックマークへの返信>
id:sumahobonzinさん
ブクマ、ありがとうございます!
いつも自分だけで料理していると、どうしても煮詰まってきますが、他の人のレシピを一度なぞるだけで、なんか新しいエッセンスが入るというか、アイディアも沸くようになるし、がーっと開けますよね。
クレープ、優しいおかあさんの味でした♪