基本の食パン、レーズンで。すもものブランデー漬け。初夏の瓶詰め。パセリたっぷり、香るササミフライ。『金継ぎをたのしむ』黒田雪子。夏越の大祓に向けて。銀杏のシンプルなまな板。
基本の食パン、レーズンで。
今回は久々に、レーズンで食パンを焼いてみました。
レシピはいつもの、高橋雅子さんの低温長時間発酵の「基本の食パン」。
少しのイーストでゆっくり発酵パン?こんな方法があったんだ。おいしさ再発見!
- 作者: 高橋雅子
- 出版社/メーカー: PARCO出版
- 発売日: 2007/01
- メディア: 単行本
- 購入: 7人 クリック: 68回
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やっぱり今回も捏ねとレーズンの混ぜ込みまではホームベーカリーにお願いして、ボウルに移し、冷蔵庫の野菜室で一晩発酵。
翌朝、分割、ベンチタイム後、成形してアルタイトの型に入れたところです。
レーズンをたっぷりいれたので少しゴロゴロしますが、やっぱりふんわりと良く膨らんだ生地です。
それを二次発酵すると、隙間があった型に、生地がびっしり!
今回も、プクっとふくらんで、形のよいパンに仕上がりました!!!
夏の気候条件だと、だいぶコツをつかめてきたようです。
といっても、まだまだ捏ねはホームベーカリーだのみですが。
バターを入れてもしっかり捏ねられて、ナッツやレーズンまで混ぜ込んでくれるのは、本当に助かります!
それを低温長時間発酵するだけで、そのままホームベーカリーで焼いた時よりぐっとおいしくなるので、いいとこどりです。
今回は、型にオイルスプレーをするのにムラがあったのか、型の抜けが悪かったです。
次回はしっかりスプレーしようと思います。
このオイルスプレーは、 中に手持ちの自分の好きな油、私だと菜種油(サラダ油、太白ゴマ油など、温度で極端に粘度が変わらないサラサラした油)を入れてスプレーすることができて、しかも、ガスなし、つまり、手動の噴霧器みたいに最初に蓋をポンプのようにシュポシュポして空気を圧縮してスプレーするので、とても使い勝手がいいです!(↓)
さっそく今朝、レーズン食パンをトーストして、Hさんの甘くて立派なカボチャで作ったポタージュに庭のパセリをたっぷり乗せて、有精卵の目玉焼き、アボカドと茹でたオクラと頂き物のトマトと庭のレタスと一緒に、頂きました。
今朝は、窓を開けるとびっくりするぐらい、肌に心地よい涼しい風。
梅雨のじっとりとした重い空気の毎日だったので、久しぶりの気持ちよさです!
すもものブランデー漬け。初夏の瓶詰め。
先日からいろいろ作ってみている、スモモ。
すももの白ワインとシナモンのコンポートは、こちらから(↓)
すももとお酢と氷砂糖のサワードリンクは、こちらから(↓)
今度は、空き瓶にすもも数個を、ブランデー漬けしてみました。
国産のお手頃なブランデーにしました。(↓)
どんな味になるのか分かりませんが、色も風味も良くなったら飲んでみたいし、お菓子作りにもいいかなと思って、2~3カ月様子を見て、仕込んでみようと思います。
そして、この間作ったすもものコンポートがとってもおいしかったので、また、たくさん仕込みました。
友達のマンションへの引っ越し祝いにも持っていこうと思って小瓶にもお土産用を作ったり。
お土産用は、ジャムと同じように脱気処理をして、保存をきかせるようにし、さらに冷蔵庫で保管しています。
また、庭のバジルがわさわさと茂って、虫の害が出始めたので、慌てて刈り込んで、ペスト・ジェノヴェーゼをひと瓶だけ作ったり。
去年のペスト・ジェノヴェーゼの作り方は、こちらから(↓)
今回は時間があったので、くるみをしっかりロースト(150℃で5分ぐらい)し、ついでに刻んだくるみも合わせてローストして、コクのあるソースができました。
写真右が、漬けて4日目のスモモサワードリンクです。
だいぶきれいな色が出てきました!
初夏のきれいな色の瓶詰め、楽しいです!
食品用アルコールで作られた瓶の消毒スプレーが、とても重宝しています。(↓)
パセリたっぷり、香るササミフライ。
庭のパセリもバジルと同じくわさわさと茂って虫が見られたので、慌ててたっぷり刈り込みました。
ちょうどその日は、安かったササミでササミフライにしようと思っていたので、たっぷりざくざく刻んでパン粉に混ぜ込み、パセリたっぷりの香るササミフライにしました。
ほんとにたっぷり刈り込んだので、パン粉にも、パセリたっぷり!
でも、このくらいないと、揚げた後にしっかり香らないのです。
塩コショウをしてから、薄力粉、溶き卵、パセリパン粉をつけて、あとは夜揚げるだけ。
豆乳ヨーグルトで作るかんたん自家製ザワークラウトと一緒に、頂きました!
豆乳ヨーグルトで作る、自家製ザワークラウトは、こちらから(↓)
菜種油でカラっと揚げたササミフライは、ほんのりパセリが香って、おいしいです!!!
黒酒をスプレーして寝かしておいた効果もあって、揚げたては、ササミがふんわり。
しっかり目に塩コショウをしておけば、あとはレモン汁をかけただけで、おいしく頂けます。
翌朝のお弁当や、ご飯をガツガツ食べたいときは、もちろん、とんかつソースなどかけて。
黒酒は、火入れをしていないので、酵素が活きていて、スプレーしておいておくだけで、お肉の旨みを増し、やわらかくしてくれます。(↓)
我が家で愛用している、ゴマの風味がおいしい、マイルドなトンカツソースです。添加物も少ないらしいです。(↓)
『金継ぎをたのしむ』黒田雪子。
昨日、本屋さんで久々に本を買ってきました。
金継ぎとは、漆を使ってワレを接着したりカケを埋めたり、金や銀などを使って化粧して仕上げる、陶磁器の修繕の方法で、私も趣味でやっています。
金継ぎの記事は、こちらから(↓) 前々から、黒田雪子さんの金継ぎ、ステキだなぁと思っていました。
シブカッコイイ見た目ももちろんですが、食器としての安全性を考えた、天然素材を使った修繕方法、必要以上に修繕の痕を目立たせないさりげない仕上げなど、一見似たものばかりの金継ぎにしても、本質的に全く違う、と感じるものが、世の中には多くあるのです。
その黒田さんが監修した、写真付きで手順がしっかり分かりやすい本が2年ほど前に出版されていることを知りました。
増刷はされていないようで、ネットではすでに新品は品切れ、中古でちょっと値上がりしていますが、運よく、街の大きな本屋さんに在庫を見つけて、定価で購入できました。
学校があったり、国の伝統工芸として正式に認められている漆芸や、よく知られている陶芸とは違って、金継ぎはこれまで、体系化して正道がまとめられているものはありません。
よく、金継ぎなんとか、という本はありますが、それぞれの著者の器や漆に対する姿勢が違うと、それによって手順や材料などがまったく違っていて、それぞれツッコミどころが多々あったりするのです。
ネット上の情報も同じです。
なので、学ぶ上で、しっかりした拠り所もないまま、あれを使うと言われればあれをそろえ、今度は違う本で、こうすると言われればこうしてみて、試行錯誤を何年も繰り返し、壁にぶつかるたびに停滞してきたところがありました。
それが今回、自分が目指す方向性の金継ぎの方のはっきり分かりやすい本が手に入ったことで、これまでの模索が急にがががーっと自分の中で整理され、何が必要で、どうするのがベストな方策で、何がいらないし、その理由はどうしてなのか、が、はっきりしてきました。
まったく何もしたことがない初心者ではなく、さんざん模索したあとの視点でこの本を読むと、本文では触れられていない、修繕する器の素材の違いによっての処理の仕方の違いとか、難しい線を引く時の角度や筆の穂先の長さ、粉や漆などなぜその材料を選ぶのかの行間も読めるので、ますます納得します。
それでも黒田さんの本であっても、私とは方針が違う部分もあり、でもそれはしっかりと私なりの理由があるので、それはそれでいい、という納得ができました。
特によかったのは、仕上げの金粉や研ぎの方法をどうするか、という蒔絵の技術の話です。
詳しくは省きますが、これまで私は、なんとか丸粉で研ぎ出そうと頑張ってきたけど難しくてうまくいかずに停滞していたのですが、そこは黒田さんの本では(趣味の初心者向けという事もあると思いますが)、もともと研ぎ出す必要がない消粉(けしふん)で仕上げてあり、それが艶消しのシブカッコイイ仕上げにも繋がっているし、ひとつの技法として全然アリなんだ!ということが良く分かりました。
また、黒田さんの本では、手順に沿って紙やすりの番手までちゃんと明記してあるので、私は、紙やすりのかわりに、植物や炭を研ぎに使うのですが、その番手に対応する的確な植物や炭の素材の選び方が分かりました。
蒔絵の線をひくコツや、人によっては「直らない」とする人もいる、ヒビの処理まで。
これからいつも傍らに置いて作業すると思うので、本に漆がついてしまわないように、さっそくビニールカバーをかけて、でも中は、付箋いっぱいで、私なりのやり方とうまく対応させて、私オリジナルの指南書にさせて頂こうと思います。
すばらしい本とであえて、本当によかった!!!
夏越の大祓に向けて。銀杏のシンプルなまな板。
いよいよ来週は、6月の末。
ハーフ大みそか、夏越の大祓がやってきます。
夏越の大祓(なごしのおおはらえ)については、こちらから(↓)
それに向けて、いろいろ掃除をやってきましたが、ここ2、3日は、
- 扇風機
~前の網とプロペラを外し、前と後ろの網は拭き掃除、プロペラはさっと洗いました。
セスキ炭酸ソーダを溶かした水につけたキッチンペーパーを固く絞って、網目に沿って拭くと、網はかんたんにきれいになります。
プロペラも、水で落ちない汚れの時は、セスキ炭酸ソーダを溶かした水で洗う、もしくはちょっと浸けるなどすると、すっきりきれいになります。あとを良くすすぎ、拭いて、よく乾かしてからセットします。
- まな板を新調しました!
以前、夫の実家の頂き物を分けて頂いた、銀杏のまな板を使っていました。
前の家のときから、数年以上使ってきて、まだ結婚したての頃、うまく管理できなかったこともあり、端がカビたり、割れてきてしまいました。
カビだけならカンナをかければいいのですが、割れてきているので、補助用によくある白いプラスチック製のものも使っていましたが、この際、新調してみることにしました。
銀杏のまな板は、適度に含む油分のために乾きがよく、匂いもつきにくく、ちょうどいいやわらかさのため、包丁の刃をいためず使い心地もいいので、まな板としては最上級品とされています。
ということで、さすがにデパートで見かける銀杏のまな板は、立派なサイズになると、1万円ぐらいするようです。
ネットでもいろいろこだわりの品があり、どれもだいたい5000円以上はするようです。
ちょっと、予算が…。
そして夫が見つけてくれたのが、岩下銘木店。
シンプルな、刻印も穴もあいていない、大小2サイズの銀杏のまな板。
小サイズでもじゅうぶん広く、我が家にはピッタリでしたが、なんとお値段、2200円!!!
銘木店なので、たくさんある銀杏の材木から切り出すだけ、ということで、かなりコストダウンが計られているのでしょう。
それに送料、(ショッピングカートとかなくて振込とeメールでのやりとりなので)振込手数料で、3000円ちょっとで、立派な銀杏のまな板が送られてきました!!!
とにかくするするすべすべで、真新しい木の匂いがして、心地いいです!
もちろん安価とはいえ、端の処理など丁寧です。
銘木店なので、サイズの細かなオーダーにも柔軟に応じてくれるようです。
銀杏のまな板は、肉や魚を切った後は、塩でこすってよく洗剤で洗い、風通しの良い日影で立ててよく乾かし、反ったり割れたりするので急に直射日光にはあまりあてないほうがいいのですね。
どこかで見かけた言葉ですが、まな板は、食材が最初に触れる道具なので、できるだけ天然素材のいいものを、と言われているそうです。
今度は上手に手入れして、また長く活躍してもらおうと思います。
<はてなブックマークへの返信>
ブクマ、ありがとうございます!
お肉をやわらかくするのは、黒「酒」、なんですよー!黒「酢」じゃなくて!笑。
よく間違われます~。
黒「酒」は結構珍しいのでスーパーには売っていないかもしれません。
黒「酢」も、おいしいですけどね。しかもさっき私お昼に黒酢を使ったし。
黒「酒」をスプレーして一晩お肉を置くと、おいしくやわらかくなりますよ♪