夏のお昼ご飯に、渡辺有子さんの、ベトナム風冷麺。マキネッタでアイスカフェラテ。湧き水汲み。田舎暮らしと、ドラッカー。
夏のお昼ご飯に、渡辺有子さんの、ベトナム風冷麺。
本当に蒸し暑いとしか言いようのない休日です。
世間では3連休ですが、夫は土日だけ休み。
湿度が高くても、気温があるので、お洗濯が乾くのが、ちょっとだけうれしい日曜です。
蒸し暑かった昨日のお昼に、ずっと作ってみたかったものを、作ってみました。
渡辺有子さんの、ベトナム風冷麺です。
ベトナムの万能ダレ、ヌクチャム。
基本、ナンプラー(ヌクマム)をライムなどで甘酸っぱく味付けしたもので、にんにくや唐辛子などが入っていますが、生春巻きから鶏のから揚げ、魚料理など、たいてい何につけてもおいしく、ベトナム風の味付けになり、とても便利です!
こちらのレシピでは、ライムなどより手に入りやすいお酢を使って、ささっと混ぜるだけのヌクチャムを、ナンプラー味に炒めた牛肉や生のハーブ・野菜を乗せた、フォーなどのお米の麺を水でしめた冷麺にかけたものです。
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レシピにはなくて写真には写っている、紫タマネギを加えて作ってみました。
他にも茹でモヤシも写真に写っているので、冷麺や冷やし中華的な具材ならたいていおいしくできるのじゃないかと思います。
この間行ったベトナム料理屋さんでもそうでしたが、
日本人には意外なところで、生のミントを使います。
これがまた、ひと口で東南アジアに連れて行ってもらえるような、最高の風味。
我が家では庭に植えてあるので、とりたてのミントを、青ジソと添えてみました。
ただいま新旧交代中であまりたくさん乗せられなかったパクチーは、次回たっぷり乗せたいと思います。
なんといっても、殻つきの落花生を自分でむいてざくざく刻んだだけのものが、風味的にも食感的にもアクセントになり、とてもおいしかったです!
麺は、パッタイ用に買ってあった、お米の麺の適度な細さのセンレックをお湯で指定時間茹でて、お素麺のように水でもんで使ってみました。
冷たくてつるつるっと、日本人になじみのあるお米の麺は、とても食べやすく感じました。
そこに、牛肉、そしてミントやシソなどの香り、みずみずしいキュウリ、ピーナッツの食感。
ヌクチャムをかけて、おいしくないはずがありません。
冷やし中華も大好きだし、お素麺もおいしいけど、夏のお昼ご飯、飽きたなぁと思ったら、ちょっとだけ変化球で、ベトナム風冷麺、とってもいいと思います!
また夏の間に絶対作ろうと思います!
ドイツの天然炭酸水、ゲロルシュタイナーのシュワシュワをお供に頂きました。(↓)
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マキネッタでアイスカフェラテ。
休日のお昼は、夫と家でお茶しました。
この間、ムセッティのクレミッシモという、ミルクと相性抜群のエスプレッソ用の豆を挽いて、マキネッタでホットのカフェラテをいれてあげたところ、夫に大好評。
イタリアでも有名なエスプレッソ用のコーヒー豆をそろえるムセッティの、「もっともクリーミーな」という名前の、クレミッシモ。ミルクとの相性がよいので、エスプレッソをショットで飲むわけではなく、カフェラテ用として、我が家に常備しています。(↓)
昨日は夫、資格試験の勉強をしながら、茶せんのあわあわミルクを乗せたホットをご希望。
茶道の茶せんとマキネッタで、あわあわカフェラテの楽しみ方は、こちらから(↓)
いっぽう私は、アイスカフェラテが飲みたいなぁ。
ということで、ひとつのマキネッタでいれたコーヒーを2杯に分けて、半分はミルクをあたためて茶せんで泡立て、半分は、アイスのままの牛乳を使ってみました。
アイスカフェラテは、耐熱グラスカップに氷を入れておいて、マキネッタでいれたコーヒーを氷に当てるように注ぎ、冷えてから、あらかじめ冷やしておいたミルクを注ぎ入れるだけです。
甘みをつけたいときは、ガムシロップを買っておくと便利です。
が、グラニュー糖:水=1:1で煮溶かすと、自分でも簡単にガムシロップは自作できます。
冷ましてお気に入りの小瓶に入れておくと、かわいいですね。
南米のリュウゼツランという植物からとった、アガベシロップというものもあります。
天然甘味料のなかで、もっともGI値が低いそう。
夫は、ホット。私は、アイス。
どちらも飲みたいものを楽しめて、よかったです。
定番ですが、無印のフロランタン、おいしくて、レジ横で、ついカゴに入れてしまいます。
フロランタンを入れている豆鉢は、無印で見つけました。
確か半額ぐらいになっていて、さらにちょうど前回の無印良品週間で10%オフだったので、2つ買っておきました。
小さなお菓子や、ちょこっとした添えものをいれると、とてもかわいいので、気にいっています。
夫の両親が、届け物をしてくれました。
礼文島の生うに!(夜、ごはんに乗せて頂きました)
と、夫の妹ちゃんからの預かり物で、Yaquoの天然成分の入浴剤、そして、夫の実家の庭の生のブルーベリーです。
ジャムもおいしいけど、生のブルーベリーはまたさわやかで、蒸し暑い季節においしいです。
冷えた日に、生薬入りの入浴剤、使わせてもらうと思います。
梅雨明け近い、週末でした。
湧き水汲み。田舎暮らしと、ドラッカー。
今日は、夫と一緒に、湧き水汲みに行きました。
夏の湧き水は、つめたくてほんとにおいしい!!!
こんな勢いでどんどん湧きでる湧き水は、最高にフレッシュで、私たちが汲もうが汲ままいが、どんどん湧きだし、川へ流れていきます。
やっぱり、田舎の豊かさを一番感じるのは、この場所なのかもしれません。
発酵デザイナーの、小倉ヒラクさんのブログで、面白い記事をみつけました。
「地方豪族2.0」の提唱者であり、
発酵デザイナーである、小倉ヒラクさんによる、ちょっと前に世間で注目されていた、ドラッカーの話です。
私は一冊もドラッカーを読んでいないのであれなんですが、小倉さんの読み方によると、
「ファシズムは間違っている」と反対しても、状況を変えるのは難しい。なぜならファシズムは民にとって災害ではなく「ソリューション」であるからだ。
まずそのことを認めたうえで、必要なのは「あ、なるほど。そっちの方がいいわ」と思える長期的な成功モデルの構築である、とドラッカーは言う(そしてヒラクもそう思う)。
もう一度、個人の意志とオーナーシップに基づく「自由な社会のモデル」を提示すること。
それが、ファシズムを退けるための活路であり、機能しなくなった大きな行政や教会の代わりにモデルになるのが、企業やNPOなどの「オーガナイゼーション」である。…ということに気づいたドラッカーは、哲学者から経済学者になった。ドラッカーのマネージメント論は、ビジネス論ではなく、無用な革命を防ぎ、社会を適切に統治するための理論だったのであるよ。
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新訳 産業人の未来―改革の原理としての保守主義 (ドラッカー選書)
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つまり、ドラッカーの時代、初期の資本主義や民主主義が行きづまり、それの革命的な「ソリューション」として登場したのがファシズムだったが、もちろんファシズムは最適解ではなく、長く維持するのが不可能だった。
ここで大事なのは、ファシズムは、ひとつの「ソリューション」として登場した、ということ。
だから、ファシズムは悪だから反対、という方向ではなく、ファシズムというソリューションよりもよりよいソリューションを提示するにはどうしたらよいか、というのが、ドラッカーが考えたことだ、ということです。
混迷の時代と呼ばれて久しい今日ですが、私は、小倉さんの言うように、地方にもその解のひとつがあるように感じます。
今日の湧き水汲みのときだって、思いました。
人が生きるときに必要なものって、何だろう。
それを提供するのに、すべてお金を介し、大きな市場に集めてから、市場経済に乗せて、競争原理で分配するのも、近代人間が獲得してきたひとつの方法だけど、それ「しか」選択肢がないって、どうなんだろう?
現実に、我が家から20分のところには、小さな寄付金ボックスだけがあり、地域の人たちが整備して維持してくれている、何百人、いや、何千人ののどを潤すことがでいる湧き水が、無料で24時間、こんこんと湧きだしています。
その品質は、おそらくどんな市販のペットボトルのミネラルウォーターよりもすぐれている。
しかも、湧きでて、そのまま川へ流れ、海に出て行って、また雨になって降ってくる、という、非常にシンプルな循環の中にある。
水の品質に関しては、我が家はセレブレベルだし、地方豪族2.0だと思います。笑。
ドラッカーの言葉を、今の社会を見てから読み直してみると、エネルギーの使い方、もっと意識した方がいいな、と思います。
反対や賛成の争いのエネルギーって、相手があって初めて成立するもので、つまり、エネルギーが、相手への攻撃で、双方の間を行き交うだけで消耗してしまうし、片方が勝つことで、負けた方がまたやり返そうとして、その繰り返しで、その次元から抜けだせず、エネルギーが使い果たされてしまいます。
それよりももっとクリエイティブに、「ファシズムよりも最適な解」を一刻も早く探し出すための叡智や力やエネルギーを、もっと優先しないといけないんじゃないかと、常日頃から私も思っています。
なんて、難しく考えなくても、都会に暮らしていようが、田舎に暮らしていようが、
生活の中で、
自分の力や手を信頼して、
他者に依存しない部分を少しでもキープすることだけで、
確実に解に近づいているのではないかと思います。
ちょっとだけ、ペットボトルなどで水耕栽培のハーブを育ててみるとか。
ちょっとだけ、発酵や調味料を作ってみるとか。
最近、こちらの田舎の物産館の、地元の大豆を使った味噌が、ちゃんと生きているほんとの味噌で、おいしすぎるので、感謝と称賛の意味を込めて購入して使っていますが、昔、街に住んでいた頃は、やっぱり無意識に、味噌は手作りしていました。
手作りといっても、このセットには、もう塩加減をしてある、起こす必要のない混ぜるだけの麹と、分量を量ってある大豆が入っています。
つまり、あとは、自分で大豆を茹でて(蒸して)、つぶして麹と混ぜ合わせるだけ。
そのまま置いておけば、お味噌ができてしまうのです。
麹の起こし方が難しい、とか、味を左右するとか言いますが、このセットなら、その難しさがなく、誰でもおいしい麹ができてしまいます。
だって、このセットを教えてくれたのは、東京在住の方で、お子さんと一緒に粘土遊びのように作っている、という話だったのです。
自分で作った味噌が、刻々と変化して、いい香りがし、おいしい!と思った時の、命や微生物への尊敬の気持ち、また、自分の手への信頼の回復は、大きなものがありました。
我が家では、もうめちゃめちゃ適当に簡単に、豆乳ヨーグルトを作っているので、もはやヨーグルトを買う、という感覚が分からないほどに。
たとえば、ルッコラなど、野菜やハーブなど植物についている自然の植物性乳酸菌から、簡単に豆乳ヨーグルトを作ることができます。(↓)
小倉ヒラクさんが、発酵デザイナーとして、日頃から微生物、ひいては生きものすべての働きに敬意をもち、発酵のぷくぷくとした泡のようにワクワクしている、というバックグラウンドがあっての、ドラッカーの読み解きだと思います。
発酵は、ミクロの世界ですが、見えないからこその命の働きをドラマチックに感じることができ、ひいては、自分も生命だった、生命の一部だった、ということ(ということをいつのまにか「忘れていた!」という衝撃的な事実)に、大きく気付かせてくれます。
その生命への畏敬の気持ちや、ワクワクする気持ちは、
「自分も他者も大事にする、なぜなら生命の一部だから」
という、大事な前提を取り戻させてくれます。
これは、レヴィ・ストロースの熱い/冷たい社会という文脈でも読み取ることができます。
都会でもいい、田舎でもいい。
あたりまえだとか、ここしかないからしょうがなく、とかではなく、
自分のこの手は、
自分にとっての幸せのために、
幸せな暮らしのために、
そして、世界中の人々が幸せのために、
結構いろいろできるかも?!
と、誰もがなんとなく頭の隅におきながら行動していると、小さな積み重ねから、大きな解が浮かび上がってくるような気がします。
このブログも、みなさまのおかげで、開設から1年を経過しました。
これらかも引続き、よろしくお願いします。
<はてなブックマークへの返信>
id:sumohobonzinさん
ブクマ、ありがとうございます!
おそうめんでも、いけると思いますよー!
ナンプラーさえあれば、かなりおいしくなりそうな予感。
ちなみに、冷そうめん、めんつゆに飽きたら、めんつゆに少しゴマ油を落としてみると、かなりおいしく変身します♪