暑い日の夕食の下ごしらえ。ナスとインゲンの南蛮漬け、ゴーヤチャンプルー。今夜は、鶏のさっぱり煮と、ポテトサラダ。大葉の害虫、農薬を使わない対策。街角で、エスプレッソバナナシェイク。
暑い日の夕食の下ごしらえ。ナスとインゲンの南蛮漬け、ゴーヤチャンプルー。
カンカン照りの暑い日よりも、雲が空に蓋をして蒸し焼きされている感じの今日の方が、暑さが一段とこたえる気がします。
掃除や洗濯物干しなどしていると、体中がじわっと汗に包まれて、気付くとぽたっと滴り落ちるほどに。
この忍耐感、何年か前に行った、岩盤浴を思いだしました。
それでも洗濯物はしっかり乾くので、湿度はあっても、梅雨の頃と比べて温度が高いということですね。
暑い日に限って外作業で、汗でぐっしょりになって帰ってきた夫を迎え、昨日の夕食は、暑い日には苦みがたまらないゴーヤチャンプルーと、甘酢がしみたナスとインゲンの南蛮漬け、山東菜のお味噌汁と、タコめしでした。
我が家のゴーヤチャンプルーについては、こちらから(↓)
夏野菜の南蛮漬けについては、こちらから(↓)
暑い日は、キッチンで火を使うハードルがあがってしまいます。
でも、毎朝5時半に起きて夫にお弁当を作る私は、ハードルもなにも、絶対朝からキッチンで火を使うわけなので、暑い日こそできるだけ、朝の家事にくっつけて、火を使う下ごしらえをやっておくようにしています。
夕方はできるだけ、温めるだけ、和えるだけ、さっと炒めるだけ、になるように。
どうしても夕方揚げものをしたりがんばる日は、出かける用事など、できるだけ日中は他のことをして、料理に関しては楽をする意識でいます。
今日は、朝がんばる日。今日は夜がんばる日。と、メリハリをつけて、夏を乗り切ろうと思っています。
一昨日、近所のスーパーで、5本も入ったナスが、190円でした!
でも、こちらの地元産ではなく、隣の県のものでした。
アボカドの特価コーナーで、腰を曲げて、慣れない手つきでアボカドを選んでいたおばあちゃんによると(テレビでアボカドがいい、と言っていたから買ってみるんだそう)、おばあちゃんちの畑も含め、こちらの地方では、長く雨が続いたときに、ナスはほとんどダメになってしまったんだそうです。
アボカドに興味津津のおばあちゃんに、
「暑いですからね、アボカドを食べて元気をつけてくださいね」
と声をかけて去ろうとしたら、
「ありがとなぁ。ありがとなぁ」
と、泣きださんばかりに喜ばれて、ちょっと切ないお買い物でした。
いっぽう隣の県では豊作のようで、普通3本入っていくら、という感じですが、おとといは立派なナスが5本も入って、190円でした。
ということで、そのナスを3本使って、昨日は南蛮漬けにしようと決めていたのです。
朝、夫を送り出したあたりから、洗濯機を回しつつ、甘酢を煮つつ、水回りの掃除をしたりして、お弁当の時にすでに水につけてアク抜きをしていたナスを素揚げして、油をきったら甘酢へin。
朝家事のついでの流れだと、意外とたいしたことなく、揚げものもできてしまいます。
その後、夜のゴーヤチャンプルーに備えて、ゴーヤの種をとりスライスして、さっと湯通ししておきました。
水でしめると、元気いっぱいの緑色がさえます。
それぞれ、ナスの南蛮漬けは、いつもの野田琺瑯のレクタングル深型のLへ。
立派な一本だったので、一晩では使い切らなそうなゴーヤは、同じく野田琺瑯のラウンドへ。
琺瑯のタッパーは、プラスチックのように、油ものがなかなか落ちないとかがありません。
直火にもかけられるぐらいなので、熱いまま入れても大丈夫。
南蛮漬けのような油でも、強い酸でも、アツアツのまま安心して入れて、粗熱が取れたら、スマートに冷蔵庫にしまうことができます。
ゴーヤも、さっと湯通ししてあるので、苦みが適度にやわらぎ、そのままチャンプルーにも和え物にもすぐ使える状態で入れておいて、2、3日、とても便利です。
それで使い切れない量のときは、湯通しを軽めにして冷凍しておけば保存できます。
タコめしは、初めて作りました。
いろいろなレシピを見たのですが、一緒にタコを炊き込んでしまうと固くなる、ということで、パック入りの茹でタコを、一度家でさっと茹で直し、その茹で汁を使う、という方法をとってみました。
酒と昆布を入れた水を沸かし、最初は足のままタコを入れてみたのですが、量がすくなかったのであまりダシが出ず、タコをスライスしたあと、改めて、鍋の火をとめてから、長めにしゃぶしゃぶしてみました。
だし汁に少し塩を加えて調味してから冷まし、そのだしでご飯を炊きました。
タコも固くならず、ダシもでておいしかったのですが、もうひと工夫できそうな気がしています。
我が家には炊飯器がなく、ルクルーゼでご飯を炊いているので、タコめしも、こちらで炊きました。(↓)
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今夜は、鶏のさっぱり煮と、ポテトサラダ。
かわって本日。
朝から、鶏のさっぱり煮を仕込みました。
鶏の手羽先が特価だったので、まず先と手羽中に切り分け、さらに手羽中を縦にさいて、圧力をかければ骨からすーっと身が離れるようにしました。
我が家のさっぱり煮は、いつもこの方法です。
7分ぐらい圧力をかけた後、自然放置してから、小さな鍋に移し、あらかじめ作っておいた茹で卵を入れて、落としぶたをして20分ぐらい弱火で煮込みます。
茹でたまごをお弁当のついでに作っておいて、皿を洗ったりしている間に圧力をかけておけば、朝ドラの間に落とし蓋で煮込み、朝ドラが終わる頃には、もう鶏のさっぱり煮、完成です!
あいた圧力鍋でさらに一品。
じゃがいもを皮ごと、今度は圧力をかけて蒸して、熱いうちに手で皮をむき、すり鉢で粗くつぶします。
時間を置く時は、少しオリーブオイルをまぶして冷ましておけば、あとは夕方、ポテトサラダに仕上げるだけです。
水を入れて、三脚の上に中かごを置くことで、圧力をかけて蒸し料理ができ、便利です!(↓)
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暑い日々が続きますが、暑いからこそ、おいしく食べるのは大事!
道具たちを頼りに、工夫してご飯作りを続けようと思います。
大葉の害虫、農薬を使わない対策。
わんさか茂っている、我が家の青ジソ。
あまり直射日光に当てると乾燥するし葉が固くなるので、軒下に移動していました。
ある日、気付きました。
ことごとく新芽のところに、小さな卵のようなものがいっぱい!
調べてみたら、「オンシツコナジラミ」という害虫でした。
yasaitosyokubutsubyoukitaisaku.com
オンシツ、というだけあって、雨のあたらないハウスや軒下にあると、発生しやすいそうです。
農薬を使わずに、どうやって駆除しようかと考えながら、とりあえずもったいないけど新芽をどんどん切り落としました。
どうやら、益虫を飼う、という方法もあるのですね!
でも、ハウスなどの隔離された空間である程度の規模が必要そう。
家庭菜園で利用できそうな方法を見つけました。
コナジラミは黄色に集まる性質があるので、黄色の粘着板を利用して駆除することも出来ます。ある程度数が増えた時はこの方法で駆除することが出来ます。
コナジラミをはじめ日中に活動する虫は背中に光を受けて飛んでいるため、下から強い光が当たると上下の感覚を失ってうまく飛べなくなる性質があります。シルバーマルチを設置することも有効な対策です。
(コナジラミ類の確実な対策と駆除より)
ということで、試しに、近所のホームセンターで買ってみました。
農作物の害虫用の、黄色いハエとり紙のようなものです。
支柱があれば支柱に取り付けたりできるようですが、今回は、割り箸で鉢に差し込んでみました。
そして、アルミホイルでマルチング。
とっても簡単な仕掛けですが、効果はいかに?
もし有効そうであれば、来年は初期からこの仕掛けをして、できれば黄色の粘着テープなどでもっと安く用意できたらなと思います。
アナログな道具で、害虫と知恵比べ。
これもまた、家庭菜園の楽しみの一つ、ということにします。
街かどで、エスプレッソバナナシェイク。
週末、夫の髪切りにまたついていって、街へ出ました。
ずっとずっと気になっていた、お気に入りのコーヒースタンドのこの夏のオススメ、「エスプレッソバナナシェイク」をとうとう飲むことができました!!!
目の前でバナナ(+ミルクなどその他材料?)をガーっとミキサーにかけ、ほろ苦エスプレッソとあわせた、新発見のおいしさでした!!!
生まれ育ったはずの街ですが、住んでいる田舎町に比べて、アスファルトとコンクリートが桁違いに多い中、いつもなんだか違った暑さを感じる街かどですが、ほろ苦甘のシェイクを片手に歩くと、思わずスキップしたくなりました♪
ここのスタンドのバリスタさんは、元パティシエさんなので、アレンジのセンスが抜群で、素材にもプロとしてこだわっています。
なので、ミルクも低温殺菌牛乳だったり、ヴァローナのココアだったり(カフェモカは最高!)、店で自分で炊いたキャラメルだったりを使っていて(キャラメルマキアートは、チェーン店とはひと味もふた味も違う!)、日本一を2回とったというバリスタとしての実力はもちろんですが、それに加えて、ちょっとひと味違うレベルなのです。
奇をてらうのではなく、素材のおいしさから勝負しているところが、カッコイイな、と思います。
いつもはシンプルなアイスカフェラテを飲むことが多いのですが、いつも私はシロップなしで頂いています。
だって、ミルクとエスプレッソのバランスが絶妙で、何も入れずにひとくち飲むだけで、本当に幸せな気持ちになれるからです。
ドリンクの受け渡しのカウンターには、バリスタさん自家製の、琥珀色のきび砂糖シロップが置いてあります。
こないだ、これまた暑かった日、いつも通りアイスカフェラテをオーダーして、カウンターにバリスタさんがカップをそっと置いた流れで、バリスタさんの手が、そっときび砂糖シロップのソーサーを、私のカップに寄せてきました。
もう何十回も行きすぎて、絶対私の顔を覚えているはずのバリスタさん、私がいつもシロップを入れないから、今日は自慢のきび砂糖シロップ、入れてみて!という事か?!
と、やや自意識過剰気味に察し、喜んでシロップを入れさせてもらいました。
これまた。
滋味深いイヤミのない甘みがほんのり加わって、おいしいカフェラテでした!!!
何かひとつ、究めた技術があって、でもそこに、前職だったり、ちょっと違う分野の知識や感覚を持っていると、付加価値がプラスされて、すばらしいオンリーワンなオリジナルが生まれるものだなぁと、いつも感心してしまいます。
それはつまり、人間の経験に無駄は無くて、私のこれまでやってきたこと、今日やっていることも、未来において思わぬ付加価値や展開になったりするということ。
毎日の何気ない家事、
ちょっとでもおいしく幸せになれないかなと思う料理、
自然の事を学びつつ、安心できる素材を自給する力をつけたい家庭菜園、
家族が元気になる家にするため、気の流れも考えながらの掃除、
毎日の気候を肌で感じて家事の対処をすること、
自分で発酵させてミクロの世界から宇宙の大きさを感じること、
好きな本に出会い、読むこと、
音楽を聞くこと、
映画を見ること、
楽しくおしゃべりすること、
田舎の季節の移り変わりを観察すること、
田舎の歴史や現在について感じながら、実際に暮らすおじいさんおばあさんたちと接すること。
これまでの仕事や街で暮らした経験の上に、田舎での何気ない日々の暮らしが降り積もり、いつか思わぬところでつながって、思いがけない幾何学模様を描くのかもしれない、と思うと、ワクワクします。
そんな気持ちを思いだしつつ、また、街に出たら、お気に入りのコーヒースタンドで、おいしいコーヒーを頂こうと思います。