天然生活2016年7月号、高橋雅子さんの「こねなくても」パン、作ってみた!栗の洋風甘露煮と紅茶のシフォンケーキ。ジンジャーリリーの花の香りと、家庭菜園のレモン。今夜はポテサラと鰯の梅煮。頼れる味方、7種類の具材のお味噌汁!
天然生活2016年7月号、高橋雅子さんの「こねなくても」パン、作ってみた!
日々、道端の田んぼの稲刈りが進んでいます。
コンバイン袋をいっぱい積んだ軽トラが、一年分の収穫を満載して、目の前をゆっくりと走っているのがなんだかうっとり幸せ、そんな田舎の秋です。
ただ、今日も30℃を越える暑さ。
お年寄りが多いこの地域、稲刈りも体にこたえることだろうなぁと、ちょっと心配になります。
もうとっくにお彼岸は過ぎましたが、来週には暑さがやっと落ち着くのではないか、という予報で、裏切られないことを祈りつつ期待しています。
先週末、雑誌『天然生活 2016年7月号 』に掲載されていた、高橋雅子さんの「こねなくても」パンを、やっと作ってみました!
よく主婦雑誌などに載っているお手軽パンとは違って、高橋雅子さんのこの楽チンパンは、ロティオランなどで知られている、水分を多く加えて生地をあまりいじってはいけない「高加水パン」という製法をとりいれていて、ちゃんと本格的なパンが焼けそうだったので、とても興味がありました!
パンというには、常識がひっくりかえるような、「まるでケーキか?!」というような水分の多い生地を、え、もういいの?!というぐらい、ほんとにざっくりと混ぜます。
捏ねません。混ぜるだけ、です。
でも一晩冷蔵発酵させると、写真左中だったものが左下のように、ぷくぷくと元気に発酵しているのです。
ざっくり二等分して粉をふり、二次発酵はなんとそのまま常温で15分!
最後に切り目を入れてバターをはさんで焼きます。
もう、半信半疑!!!
で、びっくり!!!
今までできたことないほどきれいな気泡をもつ、外はバリっと中はふんわりモチモチのパンになりました!
さっそく週末の朝食に。
この日はカボチャのポタージュと、プレーンオムレツと一緒に。
今回は、オーブンがスチームを出してくれる「フランスパンコース」で焼いてみたので、温度が調整できず、お手本のような焼き色にはならず。
本当はもっと高温で焼くのです。
一応オーブンのスペック的には300℃までいけるようなので、次回はスチームは期待できないけど温度重視で焼いてみて、どちらが総合的においしくなるか、我が家によい方法を探ってみてもいいかなと思います。
また、水分が多いだけにダレやすく、なかなかきれいな形に成型できないので、高橋雅子さんの他の本を参考にして、バゲットなどと同じように、パンマットや板きれを使って形を保って二次発酵してみるのもいいかなと思いました。
プチパンからリュスティック、バゲットまで載っている高橋雅子さんの本。高加水の「ポーリッシュ種」のパンも載っています。(↓)
少しのイーストでゆっくり発酵パン?こんな方法があったんだ。おいしさ再発見!
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木綿の帆布でできたパンマット。打ち粉をしてバゲットなどの二次発酵に使います。(↓)
っていうか、前の夜の仕込みも超簡単だし、これでおいしいパンが焼けるなら、捏ねたり二次発酵の時間をとったりする必要性がまったくもって、無い…。
おいしいパンを焼くための本を、つい最近、高橋雅子さんが出されているようです!
進化を止めない高橋雅子さん、さすがです。
栗の洋風甘露煮と紅茶のシフォンケーキ。
先週末は、パンも簡単だったことだし、また、シフォンケーキも焼いてみました。
先日作っておいた栗の洋風甘露煮の瓶詰めのうち、形がボロボロだった方を、
細かく刻んで、シフォンに入れてみました。
栗になんとなく合いそう、と思って、生地は、紅茶風味に。
甘露煮の漬け汁と濃く煮出した紅茶の冷ましたのを混ぜたものと、葉が細かいティーバッグの紅茶の茶葉を生地に加えました。
買って来たばかりの有精卵で、またまたよく膨らんだシフォン。
ふんわりと仕上がりました!
断面に、栗がポロリポロリ。
紅茶生地だけに紅茶と、と思っていたのですが、なんとなくその休日のノリで、夫がコーヒーを入れてくれたので、コーヒーと紅茶マロンシフォン。
洋風甘露煮の洋酒やシナモンの風味が、とてもおいしかったです!
ジンジャーリリーの花の香りと、家庭菜園のレモン。
行きつけの漢方薬局で、お庭の「ジンジャーリリー」というお花を頂きました。
漢方相談の机の上で、とてもいい香りだなぁと思っていたお花。
帰るときにお庭からごっそり刈って新聞にくるんでくださいました。
本当は葉っぱが場所によっては数十センチほど元気に伸びていましたが、せっかくの香りを楽しむべく、我が家のテーブルに飾るため、くるりとまいてホチキスでとめました。
花は一日ほどで枯れますが、まだつぼみがあり、毎日また新しい花を咲かせ、いい匂いを放ってくれます。
お花と一緒に、お庭のレモンの木からもいだレモンも頂きました。
「手入れしてないから」と、表面が売り物のようにつるんとしていない、と、おっしゃっていましたが、薬がかけられてつるんとしているより、こっちがいいです!
皮まで安心して使える無農薬栽培のレモンは、本当にありがたい!
そして、この地域でレモンの木が十分育って、たっぷり実も(段ボール箱2箱分だとか)つけるようで、いつか自宅で育てられたらなと思いました。
今夜はポテサラと鰯の梅煮。頼れる味方、7種類の具材のお味噌汁!
今夜は、いわしの梅煮と、ベーコンと紫タマネギが入ったポテトサラダ、7種類の具材が入ったお味噌汁と、オクラじゃこ納豆、ご飯です。
近所のスーパーで、漁港から直送のこぶりできれいなイワシを見かけました。
たっぷり入って、170円ほど!
頭としっぽとヒレを落とし、塩と黒酒で臭みをとった後、圧力をしっかりかけて落とし蓋で煮詰め、骨まで食べられるようにしました。
夫が抵抗なく食べられるのは、こういう骨まで食べられる魚料理なので、圧力鍋が欠かせません。
ポテトサラダも鰯の梅煮もできてしまう圧力鍋。三脚と中かごを使って、じゃがいもを皮ごと蒸すことができます。蒸した後で皮をむくから、簡単で、我が家ではポテトサラダをよく作ります。水分でべちゃべちゃせず、ほっくり仕上がります。(↓)
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そして、同じ圧力鍋で先に蒸しておいたまるごとじゃがいもを使った、ポテトサラダ。
今日はお肉がメインじゃないので、細切れにして弱火でソテーしたベーコンを、まだじゃがいもが熱いうちに加えてなじませました。
冷めてから、さらした紫タマネギと塩もみして絞ったキュウリを加えました。
どちらも割と作りおき系なので、今夜はバタバタせずにゆっくり夫の帰りを待てそうです。
こねないパンでも仕込めそうです。
今日は2つをフル活用。汚れがスルっと落ちるし、直火にかけられるので、レンジより鍋で温め派の我が家には、ラクチンアイテムです。(↓)
そして、ここひと月ほど、食養生の一環として、7種類の具材を入れたお味噌汁を1日2回、食べています。
人参(肌にいいそう)+豆腐+きのこ
が基本で、そこに、旬のお野菜を4種類足したものです。
漢方のお店で勧められました。
はじめのうちは毎日7種類とか絶対無理!と思っていましたが、今日は、
カボチャ+白菜+たまねぎ+小ネギ
を足しただけで、全部少しずつ入れると、そんな感じで意外と難なく7種類の具材を入れることができます。
しかも我が家は朝、一日分のお味噌汁を、(お味噌や直前の薬味などをのぞいて)煮込むところまで一気に作っておくので、前夜水に昆布と煮干しを浸けておいたものを使って、朝の寝ぼけている上に忙しい時間でも、毎日お野菜を変えながら問題なく作れるようになりました。
ちょっとアクを抜く時間があれば、ゴボウもおいしい。
皮のまま茹でておいた小さなコロコロの里芋なんかも、適当な大きさに切って食べる直前にお椀に入れてからお味噌汁を注いでも。オクラやホウレンソウなど、ぬめるものやアクが多いものは同じ方法で。
もちろん定番の大根、カボチャなどの根菜も。
キャベツや白菜は煮込んでいいし、小松菜の葉などは温め直すときに入れても。
小ネギや豆苗は、食べる直前に薬味として。ワカメもOK。
根菜+葉野菜+薬味
で、4種類を考えると、意外と簡単にできます。
何より、少しずつでもいろんな野菜が入っていると、おだしが出て、お味噌汁が本当においしくなります!
これは夫にも大好評!
そして、少々ご飯が適当でも、お惣菜を買ってきたとしても、栄養の面では、このお味噌汁さえ食べていれば心配なし。
今では、心強い味方です。