酒だけで煮るとふっくらごちそう!カンパチのアラ炊き。おうちでも骨まで、朝獲れサバの味噌煮。黒胡椒でピリっと、大豆もやしの塩ナムル。2016年秋土用スッキリ200チャレンジ、もう達成!ホーローの洗面器の修理。
酒だけで煮るとふっくらごちそう!カンパチのアラ炊き。
昼間は文句のつけようのないいいお天気なのに、夏の頃より、太陽自体がずいぶん遠ざかってしまったようで、朝晩こう冷え込んでくると、ぐっと煮込んだものが食べたくなります。
夫が骨の多い魚を食べるのが苦手なので、普段あまり晩ご飯には出しませんが、私は煮魚、大好きなのです!
たとえば、魚のアラ炊き。
なので、夫が飲み会の日のひとり晩ご飯や、残り物が何もない日のひとりのお昼ご飯に、たまに思い出したように、自分のためだけにアラ炊きを煮ます。
小さい頃、いつでも祖父母が家に居ました。
祖父は焼酎のアテになる魚料理が大好きで、干物も塩焼きも煮魚も、平均的な家庭よりずっと多い頻度で食卓に並んでいました。
祖父はいつもうれしそうに焼酎のお湯割りをすすっては、魚の身を箸できれいに外し、小骨まで器用に取り去って、ゴキゲンに、そして心からおいしそうに魚を食べる人でした。
焼酎を飲みながらのほろ酔いだというのに、最後に皿に残るのは、ほんとうに骨だけ。
涼しい顔で魚をすっきりと、しかもおいしそうに食べつくす祖父と一緒に食卓を囲んでいるうちに、いつしか私も、魚を食べるのが得意に育ったようです。
私は一人暮らし、そして結婚するまでほとんど料理らしい料理をせずに育ち、学生の頃はお米すら満足に炊けないレベルでした!
それでも、高校生の頃、週末にスーパーでブリやカンパチのアラを見かけると、いそいそと買ってきて、祖父に、
「おじいちゃん、今日はアラを煮るよ」
とひとこと言うと、いつも
「おぅ、そうね~」
と、今夜の焼酎のお湯割りを思い浮かべ、喜んでくれるものでした。
お米も炊けないくせに、おいしいアラ炊きを食べたい一心で、お湯で霜降りをし、当時はコツを知らなかったので塩なんかもし、一生懸命臭みをとって、しょうがをたっぷりいれて、アラ炊きを煮ていました。
し、渋すぎる女子高生!
魚のワタをとったりさばいたりするのだけは、いつも祖父の仕事でした。
小さい頃から台所の祖父の隣で、まな板の上であれやこれやさばかれていく魚を、不思議だなぁと思ってじーっと眺めていました。
なんでここを切るの?と祖父に聞くと、固いからとか苦いからとか教えてくれて、手先を見ながら、内臓はこの辺からとりだすのか、エラはこうなってるのか、最後にきれいに洗うのか、などなど、何百回とその様子を見ながら、なかなかきれいに三枚におろしたりはできないけど、少なくとも、生の魚のワタとかに全く抵抗なく育ちました。
いつも最後に祖父に、
「塩を持ってこんね」
と言われ、このくらい?もうちょっと?と、祖父の手に塩を乗せるのが、小さな私の役割でした。
それからずいぶん長い年月が経ち、祖父ももう亡くなってしまいました。
今でも私はアラ炊きを煮て、でも、あの頃よりもうちょっといろんなことが分かるようになり、ちょっぴりおいしく作ることができるようになりました。
ここ何年かで知ったのは、
「水を一滴も使わず、酒だけで煮ること!」
です。
最初に知ったときは衝撃!でしたが、なるほど納得。
いつも料理屋さんでプロが煮たアラ炊きの身がなぜふんわりとし、煮汁はちょっと甘めなのか。
料理屋さんもそのテクニックを使っていたのですね!
高校生の頃は下ごしらえに必ず塩をしていましたが、塩をすると身が固くなってしまうそうで、今は、塩は一切せず、最初に水で血などをよく洗ってから、たっぷりの熱湯で霜降りにし、酒をはった鍋に入れて、煮ます。
生姜は好みで入れてもいいけど、酒で煮ると生姜を入れなくても臭みが出ないので、入れなくてもOK。
アラに火が通ったら、あとから醤油を加えます。
下茹でしておいた大根(圧力鍋で米かとぎ汁と一緒に加圧7~8分)を加えて、少し煮て味をなじませ、いい具合になったら火を止めて、蓋をしてゆっくり冷まします。
これだけで、身がふっくらやわらかい、おいしいアラ炊きが出来てしまいます!!!
私は愛用の黒酒をちょっと贅沢にどぼどぼ使っていますが、
私は料理に欠かせないので、一升のペットボトルを常備しています。(↓)
ちゃんとアルコールが入っている本当の料理酒、または日本酒だったら、大丈夫なんだそうです。
飲まなくなった日本酒の余りや、安価な日本酒でもいいのかもしれません。
ほとんど臭みが出ず、 身もやわらかく、アラの骨からダシも出て、とてもおいしく仕上がるのでオススメです!
とろっとした目玉なんか、最高!!!
コラーゲンや体にいいDHAなどの油の宝庫ですね。
ちなみに、ブリの切り身を同じように酒だけで煮てしまうと、ちょっと水っぽくなってしまうので、酒だけで煮るのは、あくまでアラ向けの方法です。
この日はお昼に、常備菜のひじき煮、トマトと庭でとれたパクチー、お味噌汁、と、ひとり、栄養満点のご馳走でした。
おうちでも骨まで、朝獲れサバの味噌煮。
そんなこんなで、冷え込んできたから何か煮込みたいなぁ、と思って、近所の大きなスーパーをうろついていました。
隣町は漁師町なのですが、それに加え、ここのスーパーはもともと県北部の漁港に本店があるので、そこから毎朝直送便で季節ごとのとびきり新鮮な地魚が届き、お魚はいつでも豊富にそろっています。
なので、私の祖父のような、焼酎のアテのお魚が欲しそうなおじさんやおじいさんが、今夜の一杯を想像しながら、よく魚コーナーをうろうろ、品定めしていたりします。
そこで、見つけてしまいました!
その日の朝獲れたての肥えたサバ、3尾でなんと、280円!!!
デデーン!
大きすぎてパックからはみ出したままラップでぐるぐる巻きにしてありました。笑。
いやもうこれは素人が見ても、新鮮って分かります!
この身のハリ、輝き、そして透き通った目!!!
即決で買って帰って、すぐに味噌煮の準備。
下ごしらえをしながらびっくりしたのが、なんと、手に持ってもピーンとして、しならない!
種も仕掛けもありません。ただしっぽを右手で持っているだけです!
本当に、新鮮なサバが格安で手に入りました!
まず頭を落とすと、うっ、とちょっとひるむほどの鮮血がドバーっと。
どんだけ新鮮なのだ!
そして、臭みが限りなくゼロ。皆無です。
サバを切っているなんて思えないぐらい。
新鮮だと、本当に臭みって無いのですね!
ワタを取り出すと、お腹いっぱいに伸びた胃袋から、立派なイリコほどの小魚が数匹も出てきました!
どんだけ食いしん坊なの!
こうやって育ったサバ、おいしくないわけがないですね!
骨がニガテな夫も食べやすいように、圧力でぐぐっと煮てしまうので、今回は、三枚におろしたりせずに、ぶつ切りにして、塩はせずに、熱湯で霜降りにするだけに。
今回は、こちらのサイトを参考に作りました。(↓)
料理酒に甘みの強く出る黒酒を使ったので、我が家では味噌をもう少し多めに入れてもいいかもしれません。
今回はあとで醤油を足し、落とし蓋をして煮込んで調整しました。
ゴボウと、ちょっと水切りした木綿豆腐、今高値だけど、地元の生産者さんの棚に買いやすいお値段で並んでいた長ネギも少しだけ入れて。
レシピではゴボウも一緒に入れて25分ぐらい加圧するようになっていましたが、我が家では夫の事を思って、長めの40分加圧にして本当に骨も食べられるほどやわらかに煮てみました。
なので、同じくゴボウにも40分圧力がかかってしまいふにゃふにゃに。笑。
途中で圧をさげてから入れて再度加圧するか、別に下茹でしておいて、圧が抜けてからしばらく落とし蓋で煮込むお豆腐なんかと一緒にいれるといいのかもしれません。
お味は、最高においしかったです!!!
臭みが本当にゼロ!で、身にも食べごたえがあり、脂も適度に乗っていて、ダシのおいしいこと!
そのダシをお豆腐が吸って、これまたおいしいこと!
ゴボウの香りのいいこと!
最後に温め直しの時に入れた長ネギの、またおいしいこと!
「オレ、魚ニガテなのにね」
と言いながら、夫があっという間に完食してしまいました。
やっぱり、お魚、おいしいですね!
これからも圧力鍋の力をかりながら、新鮮なお魚を見つけたら、夫にも食べやすい、おいしい魚料理を作っていきたいなと思いました。
フィスラーの圧力鍋はタフなので、ぐっと煮込むときにも、骨までやわらかに仕上げるために、頼れます! (↓)
フィスラー ビタクイック圧力鍋4.5L&スキレット 特別セット(ガラス蓋・中かご・三脚・レシピブック) 600-300-11-093
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- メディア: ホーム&キッチン
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黒胡椒でピリっと、大豆もやしの塩ナムル。
お野菜高騰シリーズでも書きましたが、最近よく、もやしまるごと一袋で、ナムルを作り、常備菜にしています。(↓)
これまでは、主に塩、醤油、すりごま、ゴマ油、(+α)のレシピでしたが、ちょっとバリエーションが増えました。
豆の部分が大豆でポリポリと食感のいい大豆もやしが、いつもの緑豆もやしとセットで割引になっていたので、買ってみました。
その袋の裏に書かれていたレシピを参考に、作ってみました。
黒胡椒でピリっと、大豆もやしの塩ナムル。
作り方はいつもとほぼ同じですが、大豆もやしは豆が固いので4分ほど茹でます。
熱いまま湯を切って、
すりたてのゴマ、おいしい塩、たっぷりの挽きたて粗びき黒胡椒、ゴマ油
で和えます。
今回は、ミネラルの旨みたっぷりの藻塩を使いました。(↓)
いつも我が家では、セラミックミルで手軽に挽きたての胡椒を楽しんでいます。(↓)
味をみながら、思っているよりもしっかり目に味付け。
ブラックペッパーもたっぷり効かせると、豆のポリポリの食感によく合う、ピリっと、おつまみにも良さそうなナムルに仕上がりました!!!
おいしすぎて、味見の時に食べすぎてのどが渇いたり。笑。
夫もご飯に乗せて、これウマイ!と食べていました。
今日はお弁当の隙間にも入れてみました。
黄色の色味もきれいです。
冷蔵庫に常備しておけば、おつまみにもさっと出せるし、便利です。
お野菜が高騰しなければ発見できなかったレシピのひとつに、また出会えました。
2016年秋土用スッキリ200チャレンジ、もう達成!
ホーローの洗面器の修理。
2016年秋土用スッキリ200チャレンジ、順調すぎます。
スッキリ200チャレンジについては、こちらから(↓)
写真を撮った日はこんな進捗状況でしたが、今朝は掃除の時、思い切ってふすま三枚分の押入れの下段を、全出ししてみました!
押入れって、下段はなんだかホコリがたまりますよね。
それを掃除しつつ、不用品を次々に発見し、結果・・・
今日で表がほとんど埋まってしまいました!!!
ほんとうはあと3日ある予定でしたが、今日の時点で平日の欄はいっぱいになってしまい、あとは空欄になっていた土日の欄を埋めて、土用期間中までに、全埋めを目標にすることにしました!
それで出てきた不用品がとうとう車の後部座席いっぱいの量になってしまったので、急遽、清掃工場に持ち込みにいってきました。
感謝とともに、処分&リサイクルに分別して来ました。
ということはつまり、車の後部座席いっぱい分、家の中に空間ができたということ。
今回は洗面所兼脱衣所の整理ができて、収納が一つなくなったため、とても広くなりました。
また、そこの収納用品を融通した関係で、リビングがぱたぱたと片付き、またまた風通しもよく明るく広くなりました。
同じ家に住み続けているのに、日に日に家がどんどん広く、明るくなっていきます。
また、
「内容を把握していない荷物を、押入れの中や引き出しの奥に、実はたくさん抱えている」
という無意識の感覚って、意外と常にストレスだったのだな、と、無くしてみるとよく分かります。
心も軽く、晴れ晴れと、居心地良く、いつでも心穏やかに安らげて、元気になれる家を目指します!
処分しながら、メンテが必要なものも発見。
ホーローの洗面器の修繕もしました。
琺瑯素材は中が鉄なので、割れると錆びてしまいます。
直火はダメなんだそうですが、お風呂のお湯がかかる洗面器ぐらいならOKということで、専用のパテで埋めて修繕しました。
ちょうど一年ほど前も、同じ作業をしていたようで、
そのときの補修剤が残っていたものを使いました。
1液と2液を混ぜるタイプなので、保管しておいても固まらず、一年後も使用できました。(↓)
本当はこの後紙やすりをかけるのですが、自家用で問題なければ、このまま仕上げてもOKです。
作業時間、たった5分ほどでした!
昨日は換気扇周りをセスキ炭酸ソーダ液で拭いたり、今日は全体の3分の2の、8枚分のカーテンを洗い、窓を拭いたり、掃除もはかどっています。
真冬になると何かと大変なので、この季節のいいときにできるだけ大掃除を進めておくほうがいいなと思います。
次の目標は、2016年12月13日、「正月こと始め」 という暦の日あたりまで、この調子でスッキリチャレンジを継続してみて、余裕を持って年末年始を迎えられるようにしたいと思っています。