ぜんざいと、寒干し大根の漬物。誕生日、コースランチ。今年のクリスマスは、坂田阿希子さんの、リンゴのクランブル。 SENS de MASAKIのカレンダーをキッチンに。
ぜんざいと、寒干し大根の漬物。
風がひょうひょうと吹きつけています。
2、3日、季節外れの暑さでしたが、今日からまた冬がやってきました。
ぎっくり腰の記事を書いてから1週間。
街に出たり、歯医者に通ったり、腰の様子を見つつ頑張りすぎたら休憩したり、年賀状を印刷したり、またまたあっという間に過ぎてしまいました。
一昨日は冬至で柚子湯に入り、カボチャと高野豆腐の煮ものを食べ。
今朝は、ラジオのクリスマス番組など聞きながら、スポーツ用のウインドブレーカーを着こみ、家の窓をすべて開けて、体を動かしながら、掃除に洗濯です。
途中で冷えてきてハラマキを取り出したり、ちょっとめげて座り込んだりしながら、なんとか朝の家事を終えました。
その間にちゃっかり、後からのお楽しみとして、ひと鍋コトコト。
ぜんざいを仕込みながらの家事でした。
小豆は粒は小さいけど他の豆と比べて皮が厚いので水を吸いにくく、だから、大豆などと違って、一晩浸けなくてもよいんだそう。
小豆は思い立ったらすぐに煮られるのがいいところ。
茹でこぼしたときはまだ固くてコロコロしていたものが、ひと部屋掃除を終え、ふた部屋終え、洗濯の2回目を回し、玄関を拭き、などしているうちに、ほろっと煮崩れるやわらかさに。
それを確かめてから、きび砂糖と、ほんの気持ちの海塩で、味付け。
味見を何度もしているうちに、ほっこりとした甘さに、なんだか満たされてしまいました。
また後からお餅を焼いて、あったかおやつにしたいと思います。
今日はちょっと早めに帰ってきたいと言っていた夫も、夜、ちょっと食べる時間があればいいのだけど。
昨夜、遅く帰ってきた夫が「はい」といきなり差し出す新聞紙に包まれた何か。
このデジャヴは?
そう、寒干し大根です。
思えば去年のこの時期も、夫が会社から漬物用の寒干し大根をもらってきたのでした。
「もっと持って帰って」とさんざん言われたって言ってたっけ。
師走の田舎の会社、なんとものどかな雰囲気です。
今年は一本だけ。
去年は初めてでちょっと慌てましたが、今年は大丈夫。
去年のレシピでしっかり、即席のお漬物に。
醤油やみりんやお酢などを煮たてたところに、たくあん程度にスライスした寒干し大根を一気に入れて火を止め、あとは冷蔵庫で2~3日。
一度作ってしまえば、実はとても簡単です。
酸の多い漬物には、琺瑯のタッパーが適しています。(↓)
去年は年末年始のごちそうと一緒に食べたり、胃疲れしたときのお茶漬けに、と、意外に大活躍しました。
この地域のどこかの軒先で寒風に耐えた大根。
今年もおいしく頂きたいと思います。
誕生日、コースランチ。
今年も無事に誕生日を迎えることができました。
直前にぎっくり腰になって必死で治し(笑)、去年と同じレストランへ、お昼のコースランチを食べに、夫に連れて行ってもらいました。
川沿いのテラス席はさすがに寒そうですが、 ヨーロッパの川沿いの街角のカフェのような雰囲気です。
オードブルの美しさには、デザートと同じぐらい、いつも心が躍ります♪
牛ほほ肉のワイン煮は、ほろっほろ。
デザートは、甘酸っぱいクランベリーソースがアクセント。
お昼の忘年会?お疲れ様会?や、家族連れで満席でしたが、今年も夫とふたり、ゆっくりと時間を過ごすことができました。
毎度のことですが、コース料理でもランチだと、割とお手軽に頂くことができます。
きっと夜のディナーだと、もっと皿数も高級食材も多いのでしょうが、年に1度か2度でいいので、手の込んだ料理を丁寧にサーブされ、こちらもきちんと作法を守りながら、ゆったりとした時間の中、五感で味わう、という体験は、芸術鑑賞に匹敵する時間だと思います。
それは例えば、
家のリビングとは違う、映画館で過ごす至福の2時間。
美術館で本物の名画を目の前にした時の感じ方、見え方。
劇場で一流の演者と同じ空気を吸い、迫力や繊細さの波動を全身で感じる感動。
それに払う金額と同じだけ、年に一度コースの料理にお金を払っても、「一食のために捨て銭、もったいない」とは、私は思いません。
とはいっても、身分相応に、お昼のお手軽コースですが。
いつも思うのは、プロの肉の火入れのすばらしさ。
肉のおいしさを一番生かすための、絶妙な焼き加減と焼かなさ加減。
魚は、食感や旨みを活かすための、下ごしらえ。
そしてやっぱり、美しい盛りつけ。
私にとって、プロのつくったコース料理を食べに行くということは、日頃自分が毎日の料理の中で試行錯誤していることを再度確かめたり、新たな発見や課題をもらったりするための、大切なステップです。
次に行けるときには、また新たなレベルで味わえるようになっていたいと、いつも思います。
今年もまた、クリスマス前の華やかな時期に、誕生日を祝ってもらえて、感謝です。
今年のクリスマスは、坂田阿希子さんの、リンゴのクランブル。
SENS de MASAKIのカレンダーをキッチンに。
ちょっと早いですが、来年のカレンダーをひとつ、キッチンに飾りました。
『SENS de MASAKI vol,5 (集英社ムック)』今冬号の付録のカレンダーです。
これまで何も飾っていなかったコンロと逆側のタイルが、ちょっとだけ華やかになりました。
タイルにつりさげるために、こちらの吸盤フックを使いました。
プッシュすると吸着して、時間が経って吸盤がはがれてきて赤い線が見えてきたら、またボタンをプッシュすると、落ちる前に再度しっかり吸着させることができるので、「いつの間にか落ちちゃった!」ということがありません。(↓)
『SENS de MASAKI vol,5 (集英社ムック)』は、モデルでデザイナーの雅姫さんが季刊で出されている雑誌です。
千円以上する雑誌ですが、年に4冊で、しかも付録がいいことが多いので、付録が気に行ったときはおこづかいで購入しています。
キッチンにさりげなく飾れる、オシャレで控えめなちょうどいいカレンダーって、なかなかないので、冬号だけは毎年チェックしています。
そして、明日はいよいよクリスマスイブ。
毎年、何らかのケーキなど作っているのですが、今年はちょっと趣向をかえて、この雑誌から「りんごのクランブル」を作ってみようかと思います。
こないだ街で見かけた紅玉を2個、まだ使わずにとってあります。
これを炒め煮して、カリカリのそぼろのようなクランブルを乗せ、オーブンで焼きあげる素朴なお菓子なのですが、焼きたてのアツアツにバニラアイスクリームを添えて食べる、イギリス流の食べ方がおいしそうで!
リンゴのお酒、カルバドスは手元にないので、ブランデーで代用します。
今号には、さまざまなりんごの焼き菓子を、雅姫さんが坂田阿希子さんに習う、という特集があります。
ぎゅぎゅっと詰まったタルトタタン、クランブル、ザバイオーネを流して焼いたグラタン。
いちごだけじゃなく、りんごの赤い色って、実はクリスマスにもお似合いかもしれないと思います!
酸味のしっかりある、昔からのりんご、「紅玉」は、お菓子にすると風味にメリハリがつき、おいしく仕上がります。(↓)
先週の水汲み場の、見事な紅葉。
青空に鮮やかなもみじは映えますね。
明日は、公民館講座のしめ縄づくりに参加するため、山奥の小さな集落まで出かけます。
道すがらの景色や、集落の昔ながらの年末の暮らしも感じられたらいいな、と思います。