kurashito~暮らしと

暮らしが幸せになるためのことを、日々追究しています。

干しブロッコリーと新じゃがとベーコンの煮ものの、作り方。コンロで炙って絶品、自家製カツオのタタキ。

干しブロッコリーと新じゃがとベーコンの煮もの

干しブロッコリーと新じゃがとベーコンの煮ものの、作り方。

寝ても寝ても、眠たい。
それも、春の兆しでしょうか。
いつ頃からか、朝、車のフロントガラスが凍らなくなり。
昼の陽気のほうを当たり前と体が認知しているのか、日が落ちてきたり、まだひんやりとした風をちょっとでも感じたりすると、ことのほか寒く感じます。
大地が春になっていくのに遅れること数歩、人間も追いついていかなくてはいけませんね。

夫の実家より、春の新じゃがを頂きました♪

春の新じゃが

この時期ならではの、みずみずしく、ほっくりした新じゃが。

まずはたっぷりの挽き肉と一緒に、コロッケに。
そしてもちろん、ポテトサラダに。
そして風の冷たい今日は、和洋折衷の煮物にしてみました。

 

一昨年の春、グリーンピースを使ったレシピを載せていましたが、

今回は、グリーンピースではなく、干しブロッコリーを使って、作りました。

私も最初は、干しブロッコリー?!と、驚きました。
図書館で偶然見かけた本に載っていたのでやってみたのですが、これがおいしくて、以来、冬に一度にたくさんブロッコリーが手に入ると、軒下の干し網に入れて、「干しブロッコリー」を作っています。

パール金属 ひもの 干し網 3段 300×200mm H-45

パール金属 ひもの 干し網 3段 300×200mm H-45

 
コールマン ハンギングドライネット 170-6496

コールマン ハンギングドライネット 170-6496

 

 

ブロッコリーは、生のまま干すと、エグみが強くなってしまうのだそうです。
なので、小房に分けてから塩を入れた熱湯にさっとくぐらせて固く茹でてから、干します。
干し時間は3~4時間。
お洗濯と一緒に干して取り入れる感じです。
なので、ドライブロッコリー、というよりは、セミドライブロッコリーです。
でも、そのちょっと干しただけ、というのが、干していないのと比べると、格段の差!

そのまま、にんにくと唐辛子をきかせたたっぷりのオリーブオイルとじっくりソテーしたベーコンと一緒に炒めてパスタにすると、生や下茹でしただけのブロッコリーと違い、味がぎゅっと濃縮してオイルも絡みやすく、とってもおいしいパスタになります。

ただ、ちょっと茹でてあり、しかも水分が抜けきらないセミドライ状態に干しているので、あまり日持ちがしません。
冷蔵庫で3~4日が限度。
実は先週末、パスタにしようと思っていたのに、予定が入り、し損ねてしまったので、今日はそれを煮ものに入れてしまいました。

 

<我が家流、今日の、干しブロッコリーと新じゃがの煮物の作り方>
  1. ルクルーゼなどの厚手の鋳物鍋に、たっぷりのオリーブオイルをひき、クミンシード、にんにく、厚切りのベーコンを並べ、弱火。
  2. じっくり弱火で、にんにくやクミンシードの香りと、ベーコンのおいしい油を引き出したら、そこにたまねぎ→キノコ→よく洗って皮のままざく切りしたじゃがいもを乗せていく。
  3. 塩をふり、上から白ワインを加えて蓋をし、蒸し煮にします。
  4. しばらくしたら適度な水も加えて、冷蔵庫にあった厚揚げも加えて、弱火でコトコト。
  5. じゃがいもに火が通ったら、ちょっと味を見て、少量のお醤油を。(この少しのお醤油で、和洋折衷の味になり、ご飯によく合うおかずになります。)
  6. 最後に、セミドライブロッコリーを乗せて、煮汁となじませ、蓋をし、しばらくしたら火を止めてそのままゆっくり冷まします。
  7. 食べるときに温め直し、好みで黒胡椒を引いたり、薬味を足したりしても。

 

今回は干しブロッコリーを使いましたが、生のブロッコリーでも、その他、塩ゆでして茹で汁に浸けたまま冷ましたグリーンピースを仕上げに加えたり、お好みの野菜でおいしいと思います。
厚揚げも、入れても入れなくても。
もっとキノコをいっぱい入れたりしても。
セロリなどを入れると、ぐっと洋風になります。

たっぷり作って、翌日にスープにしたり、これをベースにカレーにしたりしても、きっと激ウマ!

それもこれも、ルクルーゼなど鋳物鍋の素晴らしさのおかげです。

  • 鍋の厚みでじっくり弱火加熱ができ、
  • 重い蓋でしっかり蒸し煮ができ、
  • 火を止めてからもゆっくりゆっくり冷まして余熱調理&味をしみ込ませられる。

ほんとに鋳物鍋は、いい仕事をしてくれます!

今夜はこれにタコとキュウリの酢の物、里芋のお味噌汁です。

春の香りを感じつつ、あったまりたいと思います。 

 

 

コンロで炙って絶品、自家製カツオのタタキ。コンロで炙って絶品、自家製カツオのタタキ。

私の住むこの小さな田舎の町は、隣が漁師町。
近所のスーパーには、広々とした魚コーナーがあり、普通スーパーに置いてないような、いわゆる地魚が、いつでもたくさん並んでいます。

今日も、水でパンパンに膨らんだ袋に入った赤ナマコとか、まるごとのクロダイ、マダイ、スズキ、立派なカンパチ、たくさん入って激安の朝どれ豆アジ、他にも名前をしらないような珍しい「唐揚げや味噌汁に」と書いてあるいいダシの出そうな小さな魚など、たくさん並んでいました。

夫が骨をとりわける魚がニガテなので、これまで、食べやすく工夫しながら、
しっぽを持つと水平にピンと張る、超新鮮なサバを圧力で骨まで食べられる味噌煮にしたり、

同じく圧力で骨まで食べられる、たっぷり入って200円しないイワシを梅煮にしたりしてきました。

 

食べやすいブリの切り身でブリの照り焼きも、定番。
養殖ではなく、近海の天然もののブリの切り身は、新鮮で、くさみ消しの必要すらないほどくさみがなく、身がしまっていて、まるでお肉のように満足度が高いのです。

骨がないといえば、お刺身も。
その中でも、カンパチなどよりぐっとお安いのが、カツオのたたき。
これまでも出来あいのカツオのたたきを買って、食べていました。

昨日も出来あいのものを買おうと思ったら、ん?待てよ・・・?
尾頭付きのピンピンのカツオが、売り場の中でもひときわキラキラと輝いていました。
間違いなく、新鮮!
その隣には、サクに切り分けられた、皮つきの刺身用のカツオが、ごろごろと。
しかも、お値段、280円!

コンロで炙って絶品、自家製カツオのタタキ。

二人には多すぎるほどのサイズです!

皮つき?ははーん、なるほどね。
この辺りの魚好きのおじいさんたちはきっと、おうちでカツオのタタキ、作っているのね!
だから、皮つきのサクがこんなにたくさん売ってるのね!

合点が行った私は迷わず、出来あいの400円弱のカツオのタタキでなく、280円の皮つきのサクをカゴに入れて帰りました。

これまで一度もタタキを自分で仕込んだことはなかったので、すぐにネットで調べました。

こちらのサイトを参考に、

temaeitamae.jp

金串が足りなかったので、そこは焼き網をコンロに直接置いて、トングを使いながら身をずらすようにして、初めて、カツオを直火で炙りました。

ポイントは、皮目を8割、身を2割。
固い皮を香ばしく食べやすくするために、皮の側をよく焼き、身の部分は白くなる程度に抑えること。
そして、すぐに氷水にとること。

バチバチバチ!!!と、油がはじけます。
なんておいしそうなカツオなんでしょう!
部屋中に香ばしいにおいが。
ざっと冷水にとって、旨みを逃したり水っぽくしないように冷水も2~3分であげ、あとは冷蔵庫で冷やしました。

そして、夜の食卓へ。
香ばしい香りを察したか、なぜか夫も早く帰ってきました。

コンロで炙って絶品、自家製カツオのタタキ。

たっぷりの晒した紫タマネギを乗せて。
甘めの刺身醤油にしょうがの汁を加えて、頂きました。

めちゃくちゃ、おいしいです!!!!!!

もちろん、焼き目や切り方は素人ですが、なんといっても、直火で焼いた皮の部分の香ばしいこと!
タタキなのにも関わらず、夫は 「焼いた皮のところがウマい」と言っていたほど。
それに、出来あいのものは、炙りまで工場で加工したものを急速冷凍したものの解凍品が多いのですが、やっぱり近海物の新鮮な冷凍していないカツオの身は、みずみずしくてもっちり、しています。
もちろん、お醤油をつける前からすでに、うまみもたっぷり。
香ばしくて、もっちり、うまみたっぷり。
それに薬味と生姜醤油で、おいしくない訳がありません。

コンロのあたりに少々油がはねたり、部屋が香ばしい匂いに包まれたりはしますが、これから、皮つきのサクを見かけたら、タタキは自家製に限る!という事になりました。

またひとつ、この辺りに長年住む方々の贅沢を知ってしまいました。

 

副菜は、タタキがナマモノということもあり、火を通したブロッコリー(こちらは干していない)と厚揚げを使った、落花生風味の和え物(↓)、

地鶏屋さんで買った細切れに、干し椎茸と人参とゴボウを加えて煮た具材を使って炊いた、鶏ごぼうご飯、それとカボチャのお味噌汁でした。

これを機に、夫も食べやすい、季節のお魚料理を、今年一年、開拓してみようかなと思います。

 

まだ春浅いというのに、ハウスものではありますが、真っ赤に熟れたおいしいトマト(ミニトマトでなくて普通サイズの)が、こんなに入って299円で売っていました!

トマト10個で299円!

お野菜というのは不思議で、価格が下がれば下がるほど、栄養も味も格段においしくなる気がします。
もちろん、育んでくれた自然や、労力をかけてくださった農家の方には、ちゃんとお返ししたいので、できるだけ、農協を通って中央市場に出してまた田舎に戻ってチェーン店で販売しているような無駄な経路を経ていない、近所の畑でとれたものを農家さんが直接持ち込むような販売所で、買うようにしています。

299円が、育てた農家さんにできるだけ多く渡ったら、このトマトがほんっとに甘くておいしかったことに、ありがとう!という気持ちを、できるだけたくさん伝えられると思うからです。
新鮮な張り、鮮やかな色、甘さだけでない野性味もある濃い味。
それを味わえる喜びにうっとり幸せと感謝を感じながら、またそこで買って、我が家の食卓に乗せたいなぁと思うのです。

これからの季節が一段と楽しみになる、この頃の食卓です。