kurashito~暮らしと

暮らしが幸せになるためのことを、日々追究しています。

梅酢で自家製紅ショウガ。 早朝の神社。神様が、近い。天一天上期間中、秋の暦。

梅酢で自家製紅ショウガ

ル・パルフェ (密封保存ビン) ボーカル 750cc 922931

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梅酢で自家製紅ショウガ。

 不安定な天候を繰り返しながら、日、一日と、秋の濃度が深まっていきます。
日中の日射しはまだ肌にジリっとするのですが、一歩、影に入ると、とたんに心地よい風を感じたりします。

先週の九州南部は、ありがたいことにお天気続きで、毎日でも布団を干せるような空だったので、ある日、ふと、「車を洗おう!」と思い立ちました。
夏の間はついつい暑さにかまけて洗車をサボりがちだったのですが、季節を肌が察知したのか、急に気が向きました。

勢い込んでガソリンスタンドに着いたものの、洗車機を通る間はしばらくエンジンも止めて密室になり、あ、暑い…。
思いつきで昼間に来てしまったことを、ちょっと後悔。

でも、洗車機が終わって屋根つきの拭き上げ場に移ると、嘘みたいに涼しい風。
カラカラと照りつける昼の日射しですが、直接当たっていないというだけで、日影が快適!
日影だろうが家だろうが、どこにいても、地面から立ち上るようなムンとした熱気から逃げられなかった8月までと、ガラリと季節が変わったのを感じました。

 

今年は、生まれて初めての梅干しにとうとう挑戦することができました。
5月の末に、隣町の小梅を塩漬けして、

10日後に赤シソも漬けこみ、

 夏土用の間には晴天が続かずになかなか土用干しすることができず、2か月以上たった2週間ほど前にやっと土用干しをすることができました。

その際、別に取り分けておいたのが、梅酢です。

梅酢といっても、いわゆるお酢ではなくて、梅を塩漬けした時に勝手にしみ出てくる梅の果汁です。
味はもちろん、しょっぱくて酸っぱい。
疲労回復のクエン酸たっぷり、梅干しづくりのすばらしい副産物です。

 

まずは半分近くを別瓶にうつし、オーソドックスな紅ショウガを漬けてみました。

新生姜を適当にスライスして、梅酢がしみやすいように軽く干し、そのまま梅酢に漬けるだけです。

ほんのり色づいて、いい感じに浸かりました!

梅酢で自家製紅ショウガ

ひと口かじってみると、梅酢の心地よい酸味に、生姜のパンチ。
間違いなく、紅ショウガです。
食紅を入れないので、自然の赤シソの色だけで染まっています。

梅酢で自家製紅ショウガ

さっそく刻んで、新鮮な小エビを近所で見つけたので、たまねぎ、キャベツ、しいたけなどと、かきあげにしてみました。

自家製紅ショウガ入りのかきあげ

おいしいお塩をつけて食べようかと思っていましたが、紅ショウガ自体の塩気があるので、衣に少々のお砂糖をいれたらちょうどいい塩梅になり、ときどきショウガと梅の風味も香るおいしさ、何もつけずにそのままサクサクパクパク、頂きました。

我が家では、かき揚を作る時、よく冷やした具材に薄力粉をまぶし、そこに強めの炭酸のゲロルシュタイナーを少々注いで、練らない程度にさくっとかき混ぜ、低めの温度からしだいに温度を上げながら、かき揚げの中心に油が通るよう、菜箸で小さな穴をあけながら、揚げるようにしています。(↓)

ポッカサッポロ GEROLSTEINER(ゲロルシュタイナー) 500ml×24本 [正規輸入品]

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この日は、ボイルしたウインナーにマスタードを添えて、ツルムラサキとトマトのサラダ、アサリのお味噌汁でした。

 

紅ショウガは、沖縄のソーキそばや、

牛丼などに添えてもいいし、これから楽しんで使ってみようと思います。

 

私は今年、空を見上げつつ、梅干しの土用干しの時期を悩んでいましたが、 漆の世界でも同じような悩みがあったようで、能登の塗師、赤木明登さんが、Facebookにこのような投稿をされていました。

漆には、なやし、くろめ、という、大事な工程があります。
ただの樹液だった漆を、美しい肌に仕上げる素材にするためには、何時間も撹拌してよく乳化させる「なやし」、天日に当てて長時間かき混ぜ水分を抜く「くろめ」の2つの工程が欠かせません。

今でこそ、機械で精製したものをチューブにつめて売っていて、まだ初心者の私などはそのチューブをそのまま使うだけで精一杯なのですが、プロにとっては、本当に自分が作り上げたい色味、艶、質感、それを可能にする塗りごこちのために、自分好みに漆をなやしたりくろめたりする作業は必要不可欠。

天日に長時間当てながらかき混ぜる「くろめ」も、梅雨明けの夏土用のころ、カラっとした晴れの日に行われてきたようですが、 近年、なかなか夏土用がカラっと晴れない。
かえって秋の入り口のほうが理想的な気候になるようだ、ということで、梅干しの土用干しをずらしたように、漆のくろめもずらしたんだそうです。

そして無事、くろめ作業も進んだようです。

それにしても、暑そう…。
炎天下の中、何時間もかけて、ゆっくり黙々と漆をかき混ぜ続ける作業。
手を止めてしまうと、品質が偏ったり、一部分だけ硬化してきたりして、ダメなんだそうです。
漆自体がダメだと、どんな腕をもってしても、理想の質感は絶対に出せない。

山の中で漆の木から樹液をかきとる作業もしかり、くろめ作業もしかり、漆が硬化するときに働く酵素の力しかり、自然の力やサイクルをはかりながら、その力をかりて、美しい漆の器は作られているんだなと改めて思います。

 

 

 早朝の神社。神様が、近い。

早朝の神社

いつもと違う道で、湧き水を汲みに出かけました。
だいぶ日が昇るのが遅くなってきましたが、明るい朝、7時台。
すると…、方向音痴の本領発揮!
なんと、一本筋を間違えたらしく、知らない集落へ迷いこんでしまいました…。

見知らぬ集落の狭い道、すれ違う地元の人たちの「誰?」という視線に、「用事があって…」風情の平気な顔で会釈を返しつつ、なんとかそこを抜けると、突然右手に石垣が。
なんと、前、夫と来たことのある、この地域の格の高い神社の目の前に出ました!
ええー!どうして?!
あとで夫に聞くと、その道を行ったら神社に出るのは当然なんだそうですが…、さすがは方向音痴。
ワクワクサプライズです。笑。

もちろん車を停めて、お詣り。

朝7時台の神社は、魂まで洗われるほど清々しくて、贅沢!

早朝の神社


ちょうど、境内の砂利を掃き浄めているところでした。
境内一面の砂利に、新雪のようにまっさらな、朝一番の箒の目。
手際良く、一心に掃き清めるおじさんとの「おはようございます」も、気持ちがいい。

 

狛犬さんは、かなりの年期ものです。
樹齢1200年の樟の御神木も、朝日を背に、今日一日をスタート。 

早朝の神社

その後、無事にいつもの湧き水汲み場にたどり着いた私。
いつものようにたっぷりのおいしい湧き水をくみ、地元の農家さんの籾も、精米して帰宅しました。
それでもまだ9時前。
朝の心地よさを全身で感じながら、家の掃除にかかりました。

 

田舎に越してきて思うのは、神様が、近いなぁ、ということです。

神様って、神社で祭られていて、手を合わせるもの。
また、古来から日本では「八百万(やおよろず)」の神、と言って、自然の万物にすべて神様が宿っている、という自然信仰があります。

田舎に暮らしていると、それを頭でなく、五感を通して自然と気付かされる気がします。

力強く容赦ない自然に、時には圧倒され。
命を脅かす自然災害はもちろん、高く深くおい茂った森や、岩に打ち付ける大波のとどろきや、農家にとっては病害虫や獣との日々の戦い、ふと庭に目をやると、抜いても抜いても生えてくる雑草の生命力にすら圧倒され、都会ほど制御されていない分、人間の世界や力が遠く及ばない自然の力に、日々、圧倒されます。

その、ときには恐ろしいほどの力を持った自然に、今度は有り余るほど恵み潤され。
家の水道の蛇口の最大開放よりもずっとすごい勢いで、毎秒何トンとあふれ出る、澄みきった湧き水が、たった10Lのタンクを一瞬で満たしたり。
高くおい茂った木が作る木陰が、焼けつくような真夏の日差しをやさしく遮ってくれ、そこに川の涼やかな風が通り抜けて行ったり。
初夏に一面の水鏡だった水田に、いつのまにか黄金色のじゅうたんが敷き詰められていたり。
静かな夜に、ひんやりとした土の匂いと虫の音だけが響き渡っていたり。

人間をはるかに超えた力を持った自然を目の当たりにしながら、ときに戦い、ときに恵みを受け、そこで何世代も生き続けている人たちの営みに、国も時代も越えた、人間としての普遍的な美しさを感じます。

 

吹き抜ける風、広がる田畑、遠くの山の稜線、流れる小川、鳥の声、頂く庭の畑の野菜、お年寄りたちの笑い声、静かな星の夜。
日々身近でそれらに触れ、日に何度も、ふと、心がほころび、快を感じる。
その度ごとに、あ、自分もそれら自然の一部だったんだ、人々の美しい営みの一部だったんだ、だから心地いいんだ、と、はっとさせられます。
そして、今、それら全てに既に抱かれ、生かされ、私という命が自分の中に自由に躍動している瞬間を感じます。
すると、勝手に感謝が溢れ出します。

その一連が、神様、なんじゃないかなって、最近、思うのです。 

どこか天の遠くに在って、「敬いなさい」と教わるから手を合わせる、なにか偉い存在が神様なのではなくて。
知らないうちに、計り知れない大きな力に抱かれ、自分の命を育まれているのを感じるほどに、勝手に感謝が湧き出てくる。

誰が、じゃなくて、その一連が、神様なんじゃないかな、と、田舎の小さな町に引っ越して3年、思うようになりました。

 

だから、このあたりには、ここにも、そこにも、すぐに肌にふれるところに、神様が、あふれている。
なんて、豊かなんだろう、と、思います。

 

別の日には、近所の小さな氏神様にも、朝早くお参りに行きました。

早朝の神社

とても小さい神社なのですが、守られている心地よさと上品な雰囲気をたたえていて、黄金色の秋の日射しと裏の竹林を通る涼やかな風が、とても映えていました。

この田舎町で、毎日、自分の命を輝かせてもらっていることに、感謝しています。

 

 

天一天上期間中、秋の暦。

ただいま絶賛天一天上期間中(2017年9月3日~18日)です。
家の掃除をしっかりすれば、どの方角へも方位の障りがない、とされる期間。
日頃よりも掃除を強化しつつ、外出する用事を入れています。
ちなみに、今夜は、うお座の満月でもあり。

天一天上については、こちらから(↓)


さらに、今週末、9月9日は、新暦での重陽節句です。
菊を飾ったり、毎年恒例の月餅を作って食べたりします。

重陽節句については、こちらから(↓)

 

稲穂が実って収穫時期が近くなると、お彼岸(9/20~9/26)、秋分(9/23)、亥の子餅(10/3)、十五夜(10/4)、旧暦の重陽(10/28)、十三夜(11/1)、十日夜(11/27)と、秋の行事を追いかけて行くうちに、あっという間に、心地よい季節が過ぎて行きそうです。 

しっかりと味わって毎日を過ごしたいと思います。