雑誌『天然生活』より自家製マヨネーズで、ポテトサラダとタルタルソース。ゴボウのポタージュ、ゴボウサラダ。自家製紅ショウガでお好み焼き、呼吸する塩壺に鰹節。
雑誌『天然生活』より自家製マヨネーズで、ポテトサラダとタルタルソース。
この間、偶然、美容室で見かけた、雑誌『天然生活』の、フードコーディネーター高山なおみさんの自家製マヨネーズを、早速家で作ってみました。
これまで、手作りマヨネーズって、
「なんとなく面倒くさそう、保存が効かなくて余りそう、苦労の割にそんなにおいしい???」
なんて思っていましたが、ふと気が向いて作ってみて、びっくり。
意外と簡単、適量を作れば保存は冷蔵庫で2週間ですがじゅうぶん使い切るし、何と言っても、すごくおいしい!!!
今回、美容室から帰った翌日、何の準備もなしに、家にあったもので作ってみました。
本当は、油はあまりクセのないもの、レシピにはサラダ油、とあったので、そういうものが良いのでしょうが、我が家でサラダ油的なものといえば、一番搾り菜種油。
それと、いつもの近所の養鶏所の自販機で買った、有精卵。
あとは、お酢と、練りがらしと、ディジョンマスタードが必要でしたが、家にあったのは粒マスタード。
練りがらしはチューブのもの、お酢は家にあった白ワインビネガー、マスタードは家にあった粒マスタード、と、あり合わせで作ってみました。
よく、自家製マヨネーズは分離しちゃって失敗する、という話を聞いていたのですが、今回のレシピでは、ちょっとしたコツがあり、簡単に乳化できました。
しかも、メレンゲをたてるように一生懸命泡立てる、とかではなく、軽くすり混ぜていたらもうできた、みたいな、思っていたよりとても楽で簡単!でした。
作ってみてわかったのは、マヨネーズに使う油の多さ!!!
今回は、タルタルソースなど作るつもりで、レシピの2倍量、まとめて作りました。
それで使ったのは、なんと、缶ビール1本分の菜種油!!!
乳化させているとあっというまにクリーミーになって、そんなに油をいれたことなんてすぐ忘れちゃうのですが、さすがに計量カップで計る時は、びっくりしました。
それはつまり、どうせたくさん入れるなら、自家製にした方が自分で選んだ良い油を入れられる、ということでもあります。
黄金色でふんだんに菜種の香りのする一番搾りをいれたら、なんともクセになる香りの、黄色のマヨネーズができあがりました。
ひとくち食べてみると、軽い!
ふわ~っと軽くて、すっと溶けて、白ワインビネガーとマスタードのさわやかな酸味、 ほんのり練りがらしの風味、菜種油独特の香り。
マヨネーズって、こんなにおいしいソースだったんですね。
次回は、油をクセのないもので、ディジョンマスタードも使って、新しいバージョン、作ってみたいです。
今回の『天然生活 2017年12月号 』の高山なおみさんのレシピでは、「秋の夜長のワインのつまみ」ということで、シンプルに茹で卵にかけるだけで立派なおつまみになったり、缶入りのオイルサーディンにかけるとか、マヨネーズがおいしいだけで、簡単な素材が最高のおつまみになったりする、というレシピがたくさん載っていました。
その中から、アボカドと生ハムとタマネギのポテトサラダを作ってみました。
生ハムの塩気と黒胡椒で食べる、大人のおつまみポテサラで、おいしかったです!
また、出かけて忙しかった日、揚げるだけの冷凍カキフライを買っておいたので、庭のイタリアンパセリなどとあわせて、自家製タルタルソースも作りました。
何しろさわやかで軽くて、マヨネーズがおいしい!
こんなに簡単だったら、我が家で定番化しようかな、と、検討中です。
一番上の写真のように、休日の朝食のお野菜にかけるのも、それだけでなんだか特別な気分で、夫もおいしい!と気にいってくれました。
これから冬になると、ブロッコリーやカリフラワーやスナップエンドウなど、茹で野菜もおいしい季節です。
湯気の上がる茹でたての色とりどりの野菜に、自家製マヨネーズをかけたら、それだけで立派なごちそうになりそうな気がします!
専用容器をひとつ持っておけば、いつでも冷蔵庫にスタンバイできそうです。
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ゴボウのポタージュ、ゴボウサラダ。
こちらは先週の週末の朝食。
最近、県内産の立派なゴボウがたっぷり入って200円というお得な袋を見かけます。
ゴボウってアク抜きしなきゃ、とか、煮込む、とか思うと、ついつい後回しになりがちですが、まとめてささがきして、2回ほど水を替えてから水に浸けて冷蔵庫に入れておくと、気軽に使えます。
一番手軽なのは、キャベツと一緒にお味噌汁に。簡単に、ゴボウのいい香りと歯ごたえを楽しめます。
我が家ではときどき、お惣菜の定番、ゴボウサラダも作ります。
最初にゴボウやニンジンを茹でておいたり、砂糖と醤油の甘辛ダレにちょっととろみをつけておいたりする手間はありますが、あとは和えておけば、直前にキュウリを加えるだけで、仕上げにたっぷりゴマをかけ、歯ごたえと香りを楽しむには、最高です。
そして、週末前の日なんかは、ゴボウとマイタケのポタージュを作ります。
作り方は、こちらから。最近はベーコンなしで、作っています。(↓)
渋谷のパン屋さん、VIRONで食べて以来、やっぱり良い組み合わせだな!と、ときどき作っています。
ゴボウもマイタケもほんとに香りがいいし、なんといっても、他の材料は、タマネギと塩ととろみをつけるための少量のお米、あとはバター、クミンシード、ぐらいで、とてもシンプルです。
他にも、定番のきんぴらごぼうもおいしいし、地鶏の細切れなんかを買ってきたら、鶏ごぼう炊き込みご飯にも、ゴボウは大活躍。
かきあげに入れてもいいし、割るように切って、酢水に浸けて(茹でてから?)揚げると、居酒屋でおいしい、ゴボウのフライにもなるし。
少し大き目に切ったら、牛肉と甘辛く煮てもいいし、もちろん豚汁にも、何でもおいしくなる気がします。
我が家では、グローブ型の皮むき器を使っていて、
これがあれば、ゴボウをこするだけで、皮がかんたんにむけるので、重宝しています。
ムッキーで皮をむいたり、まとめてささがきにして浸けておいたり、ちょっとした工夫で、昔よりもっと気軽にゴボウを楽しめるようになりました。
自家製紅ショウガでお好み焼き、呼吸する塩壺に鰹節。
休日の昼食、またお好み焼きをしました。
今年漬けた梅干しからとれた梅酢に新生姜をつけただけ、の、簡単おいしい自家製紅ショウガを添えて、頂きました。
前回のお好み焼きは、こちらから(↓)
やっぱり、一度添えてみると、お好み焼きにはやっぱり紅ショウガ!と思ってしまいます。
いいアクセントになります。
市販の真っ赤な紅ショウガより、自家製の梅酢に漬けた淡い色の紅ショウガのほうが、生姜の風味と梅酢のさわやかさがあって、やっぱりおいしいです!
私がお好み焼きを焼いている間に、夫が、かつおぶし削り器で、鰹節を削ってくれます。
だいたい、たっぷりかけて使っても、ちょっと余るので、最近は、自分で修繕した「呼吸する塩壺」に、削りたての鰹節をいれるようにしています。
修繕した呼吸する塩壺については、こちらから(↓)
素焼きなので、調湿機能に優れていて、粗塩はもちろん、鰹節も湿度から守ってくれます。
あとから料理にちょい足ししたりして、便利に使っています。
こちらは、最近仕上がった、器の修繕。
7~8年前に、夫と一緒にペアで窯元で買った、コーヒー用のマグです。
粗めのやわらかい土で、ワイルドさやあたたかさを持った器だったので、口縁の部分を中心に、ボロボロとたくさんホツレてしまって、いつか修繕しようとそのまま仕舞ってあったものです。
今回、他のもののついでに、ちょっと多めに作っておいた錆漆でホツレを埋めて、研いで、また埋めて研いで、その上を2~3回、黒呂色漆や、うるみ漆で仕上げてみました。
うるみ漆というのは、黒呂色漆(黒)とベンガラ漆(朱)を練り合わせるもので、自分で色加減を調整します。
塗ったときと乾いた後で色味が違うので、ちょっと調整しながら、コーヒーが映えるような色味にしてみました。
これだけたくさんのホツレがあると、全部金や銀で仕上げてしまうと、ちょっとやりすぎ感になってしまう気がして。
特に、休日の午後、家でほっこりコーヒーを飲む時に、コーヒーを注いで食卓に並んだ時を想像すると、うるみ漆仕上げがいいかな、という判断に。
漆だけの仕上げでも、表面は漆独特の艶やかさや質感が楽しめ、もちろん体に害もなく、手指や唇に触れたときにとてもやさしいです。
金や銀など蒔くのが一般的かもしれないけど、漆だけの仕上げも、日頃づかいの器にはさりげなくて、私は好きです。
このマグカップでコーヒーを飲めたのは、本当に数年ぶり。
夫も素朴な仕上げを気にいってくれました。
この間初めて、ひとつの皿をお預かりしていたカフェに納品に行ってきました。
そこで、お店で扱っている陶芸家さんにもお会いできて、話を聞いてみると、作家さんは作家さんなりに、私の器はこんな風に直してほしい、という希望があることが分かり、とても勉強になりました!
これからも、器自体のもつ魅力、作った人がどんな美しさを見出して生み出したのか、そして使う人のことも考えて、よりよい仕上げができるように、取り組んでいきたいと思っています。