春色、ホウレンソウのポタージュ。グリーンピースで、春の絶品クリームパスタ!高橋雅子さんの、むっちりベーグル。鶏ガラスープを大量ストック、休日のカオマンガイ、フォー、タイカレーをひと味美味しく。
春色、ホウレンソウのポタージュ。
器の修繕に追われていたら、春がもうすぐ駆け抜けようとしています!
ご近所さんから、ずいぶんと背丈の伸びたホウレンソウを、ひと抱えも頂きました!
洗ってひとまず、大きな鍋でさっと茹でて、大きなボウルに張った湧き水に浸けてアク抜きをしておきました。
茹でてかさが減ったとはいえ、その量、おひたしなんかではとうてい食べきれそうにありません。
値段が高い時期は手が出せないこともあるホウレンソウ、こんなに贅沢に使えることなんてない、と思い、たっぷり使ってポタージュスープを作ってみました。
新じゃがや新たまねぎもあったので、それら春の味と一緒に、ホウレンソウのきれいな色を活かしたくて、別茹でして冷ましてから、最後にミキサーで合わせました。
<我が家流、ホウレンソウのポタージュの作り方>
- ホウレンソウを大きな鍋にたっぷり沸かしたお湯で、さっと茹でて、ざるに取り、流水でしめたあと、大きなボウルにはった水に浸けておき、アクを抜いておく。
(私はいつも朝の家事のついでにホウレンソウを茹でて水に浸けておき、夕食に食卓に並べています。鍋のお湯の中よりも冷水でアクを抜く、と思った方が、食感や色がきれいに仕上がります。) - ル・クルーゼやストウブなどの鋳物鍋に、オリーブオイル、クミンシード、タマネギのスライスをいれて蓋をし、弱火でじっくり蒸し煮にして、タマネギの甘みを引き出す。
- 焦げ付く前に、ざく切りにしたじゃがいもとキノコ類、塩、バター、ひたひたの水を加え、弱火で煮込む。
- じゃがいもがホロホロに崩れるぐらい煮込めたら、味をみて塩で調整し、火を止め、蓋をしたままじっくり冷ます。
- 鍋のスープが冷めたら、水に浸けておいたホウレンソウを細かく刻んでしぼったものと一緒に、ミキサーにかける。(きれいな色が保たれます)
- 食べる直前にあたためて(お好みで牛乳などでのばし)、仕上げに少しの挽きたて胡椒、オリーブオイルをかけて出来上がり。
ルクルーゼ ココット ロンド ホーロー 鍋 IH 対応 28cm チェリーレッド 2501-28-06
- 出版社/メーカー: LE CREUSET (ルクルーゼ)
- メディア: ホーム&キッチン
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春の草原の様な、きれいなグリーン。
ホウレンソウの豊かな風味と一緒に、新じゃがや新タマネギのやさしい甘さで、コンソメなど要らず、とてもおいしく頂きました。
夏は冷製でもおいしいと思います。
ちょっといいお値段のオリーブオイル。
なぜだか近所の大きなスーパーで、300円!で売っていたので、贅沢にかけて頂きました。
オリーブオイルって、油、というより、オリーブの実をしぼった、オリーブジュースである、という表現がぴったりの、とてもフルーティーな香りのオイルです。
ウニオリバ エキストラバージン オリーブオイル DOモントロ・アダムス 227g (250ml) フード 調味料・油 食用油 [並行輸入品]
- 出版社/メーカー: 日仏貿易
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このオイルで春キャベツのコールスローを作ると、言わずもがな、ゼッピン!です。
グリーンピースで、春の絶品クリームパスタ!
こちらも春の食材。
近所の鶏刺し屋さんのレジ横に、春になると畑で採れたてのグリーンピースが一袋100円で並びます。
いつも見かけたら買って、塩と黒酒で茹でて、茹で汁ごととっておいて、グリーンピースご飯にするのですが、
しわの寄らない、緑色のつやつやキレイなグリーンピースご飯の作り方は、こちらから(↓)
半分残して冷凍しておいたものを、今度はパスタにしてみました!
ちょっと休日、いつもと違ったものが食べたいな、と、最近見つけた、片岡護さんのレシピがたくさん載ったサイトで検索していたら、 こんなレシピを発見しました。
グリーンピースに、やさしいロースハム、そのクリームパスタ。
もう、文句なく、春色です。
今までグリーンピースをパスタにしたことはありませんでしたが、このレシピの通りに作ってみたら、とてもシンプルで簡単!
片岡護さんのパスタのレシピは、元はといえば、夫が学生時代、初めての自炊でパスタ作りにハマっていた頃に出会った、この本を参考にしてきました。
- 作者: 片岡護
- 出版社/メーカー: 文化出版局
- 発売日: 1998/01
- メディア: 大型本
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最近になってエピレシピのサイトで(↓)、
片岡護さんのものすごい量のレシピが公開されているのを発見しました。
今回、こちらのサイトから実際に作ってみて、改めて思いました。
片岡さんのレシピは、ひとつひとつの材料にきちんと役割と意味があり、逆に言うと無駄な材料がひとつもなく、とてもシンプルで、季節やその食材の良さやその掛け算のおいしさを最大に引き出す、すごいレシピだな、と。
1998年の本よりもさらに、シンプルに、作りやすくなっている気がします。
例えば、グリーンピースのこのパスタ、水分は白ワインと生クリームのみ、です。
バターやパルメジャーノを溶け込ませた生クリームの濃厚さを、白ワインのさわやかさが絶妙にバランスしています。
そこにロースハムの出汁の旨みが存分に溶けだしているので、刻んだイタリアンパセリをソースに加えることで、さらにさわやかさと香りを。
タマネギの食感と甘み。
グリーンピースの個性ある春の風味。
材料は、以上、なんです。
全部に役割があって、無駄がない!
そして、お味は…。
「う、うまっ!!!!!!」
日曜の夜、夫と同時に絶句してしまいました。
こんなに簡単なのに、特別な材料といえばハムしか買ってきてないのに、なぜ?というぐらい、おいしいです!
我が家では毎年、春になったら一度はこのパスタを作ること、決定です!
高橋雅子さんの、むっちりベーグル。
毎週、休日の朝ごはん用に、上級のバゲットの修行、続けています。
ゆっくり発酵 バゲット&リュスティック (少しのイーストでつくるパン3)
- 作者: 高橋雅子
- 出版社/メーカー: PARCO出版
- 発売日: 2008/11/01
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でもたまにはちょっと違うパンが作ってみたくもなります。
この間、昔から通っていたカフェに、住宅地に移転してから初めて、ひとりで立ち寄りました。
平日の昼だというのに満席。
そしてお店の名物のベーグルサンドが変わらぬ味で、とてもおいしく、幸せな時間を過ごしました。
移転する前、街中にあった時の、ベーグルサンドのお店です。(↓)
その週末、よし、たまにはうちでもベーグルを焼いてみるか!と、思い立ちました。
プチパンや食パンのページしかほとんど見ていませんでしたが、この高橋雅子さんの低温長時間発酵のパンの本にも、ちゃんとベーグルのレシピが載っていました。
少しのイーストでゆっくり発酵パン?こんな方法があったんだ。おいしさ再発見!
- 作者: 高橋雅子
- 出版社/メーカー: PARCO出版
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コロコロっとかわいい形のベーグルですが、一番の特徴は、その、ムチっとムギュっとした食感にあります。
普通のパンのようにふわっとはしていませんが、そのぎゅっとした食感と粉の旨みは独特で、クセになります。
なぜ、パンがふわっと、ではなく、ムチっとムギュっと焼き上がるのか?
その秘密は、粉の配合にもありますが、何と言っても、「茹でる」工程の存在にあります。
なんと、ベーグルは、二次発酵を済ませた焼く前の生地を、一度、はちみつやモルトシロップなどを溶かしてたっぷり沸かしたお湯の中に、ドボン!と入れて、短時間、茹でてしまいます。
茹でて、水分を与えながら表面だけ火を通して固めると、お湯から取り出して改めてオーブンで焼いたときにあまり膨らまず、ムギュっと密度が生まれるんだそうです。
ベーグル、まだ歴史は浅いそうですが、おもしろいパンです!
高橋雅子さんのレシピでは3個できる量になっていましたが、小さめに4分割して、2人×2日分の朝食=4個のベーグルを焼いてみました。
横に2つにスライスして、平日の晩ご飯の余り物の鶏ハムをサンドしてみました。
具材は、下から、
- 庭のサニーレタス
- 自家製マヨネーズ
- 鶏ハム(黒胡椒風味)
- 粒マスタード
- スライスしたアボカド
- さらしタマネギ
です。
実は、さらにクリームチーズをはさむつもりだったのですが、うっかり忘れました。
それでも、じゅうぶんおいしかったです!
この日は、白いんげん豆のストックがあったので、春キャベツの外側の葉も使って、ガルビュール風スープを作りました。
我が家流、ガルビュール風スープの作り方は、こちらから(↓)
まだまだ朝は、あたたかいスープがおいしいです。
鶏ガラスープを大量ストック、休日のカオマンガイ、フォー、タイカレーをひと味美味しく。
もう今この写真を見ると、昼間、ストーブの火がついていることにびっくりしてしまうのですが、 今月の初めごろは、まだストーブが必要なくらい、冬に逆戻りした寒い日がありました。
そんなある日曜、ふと思い立って、鶏刺し屋さんで無料でもらえる鶏ガラを冷凍してあったのを取り出し、ストーブで大量の鶏ガラをとることにしました。
最初はコンロで大きな鍋に、たっぷりの水、ぶつ切りにした鶏ガラ、深ネギ、しょうが、塩。
はじめのうちはアクがたくさん出るので、一度茹でこぼしてもいいし、こまめにアクをとっても。
アクが落ち着いたらストーブへ移動して、とにかくコトコト、2時間ほど煮込みます。
ストーブがあれば、その上にやかんの代わりに鍋を乗せておけば、放っておくだけでちょうどいい具合のコトコト。
たまに水分が減っていたら、水を足してあげます。
寒い日にはお部屋もあったまり、楽に無駄なく、たっぷりの鶏ガラスープをとることができます。
最初はあまり味がしないのに、コトコト煮込むごとに、だんだん旨みが出てきて、良い色になってきます。
その日はとても寒かったので、午前中にスープをとっておいて、お昼はそのまま、鶏だしのやさしいフォーにしました。(下の写真右上)
我が家流、鶏だしのフォーの作り方は、こちらから(↓) フォーに使う量だけ別に取り出した鶏ガラで鶏ムネ肉を煮て、その出汁をナンプラーなどで味付けし、お湯でもどしたお米の麺にかけ、たっぷりの紫タマネギや、冷蔵庫にあった水菜、庭のパクチーなどを乗せ、落花生をくだいたものを散らし、白コショウや好みでライムなどを絞って食べました。
おいしい鶏ガラスープがあれば、あとはささっと簡単です。
写真左は、鶏ガラスープでタイの香り米を炊いた、海南炒飯(カオマンガイ)。
我が家流カオマンガイの作り方は、こちらから(↓)
弁次郎商店 ジャスミン米 MFD2017.04.04タイ王国産 super special quality タイ米 弁ちゃん印 (1kg)
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写真右下は、タイのイエローカレー。
この日はチャンクタイプのツナとエリンギ、タマネギ、スナップエンドウ、で、ツナのイエローカレーにしました。
チャンクタイプのツナは、かたまり状になっているので食べごたえがあり、じゅうぶんカレーのメイン具材になります。
魚貝のダシが出るので、これまたひと味おいしくなります。
また、自家製ツナでも作りたいところです。
自家製ツナの作り方は、こちらから(↓)
他にも、奄美鶏飯(けいはん)、カレーやシチュー、もちろん各種スープなど、まとめて鶏ガラスープをとり、ジップつきの袋に入れて冷凍してストックしておけば、いろんなものがすぐにおいしく作れます。
でももう、ストーブでコトコトする季節は、過ぎ去ってしまいましたね。
以前住んでいた家では、毎年この時期、庭のマツリカがいい香りを漂わせていました。
偶然にも、今住んでいるこの家の生垣の根元に大家さんがマツリカを植えたのですが、年ごとにそれが大きくなり、今年はたくさん咲いて、またいい香りを漂わせるようになりました。
器の修繕作業の合間に、ちょっと庭に出て、リフレッシュする楽しみが増えました。