kurashito~暮らしと

暮らしが幸せになるためのことを、日々追究しています。

やみつきシナモンきび砂糖アーモンド。年末年始、あれこれ。家庭用ミシンで縫える8号帆布で作る、小型ボストン。器の修繕、日々精進。

コーヒーのおともに。やみつきシナモンきび砂糖アーモンド。

コーヒーのおともに。やみつきシナモンきび砂糖アーモンド。

2019年が始まり、もうすぐひと月が経とうとしています。
器の修繕を仕事として始めて、もうすぐ1年。
毎日が充実していて、あっという間に過ぎていきます。

それでも田舎の恵みでご飯を作ったり、季節を感じながら毎日掃除や洗濯をしたり、週末前にはパンを焼いたり、季節の行事をしたり、ちょうど今冬土用期間中なので、昨日の朝は玄関の靴だなを全出しして掃除したり…。
基本は今までと同じ暮らしを午前中は続けていて、午後は器の作業をしています。

つまり、ブログを書く時間だけちょっと取れていない感じですが、初の青色申告も無事終わったタイミングで、少し時間をとってみました。

 

最近、ハマっているのが、このアーモンドのお菓子です。

夫の妹がコーヒー屋さんに勤めていて、お店で売っているシナモン黒糖アーモンドをときどきもらうのですが、これが、おいしい。

年末年始にまたもらって帰り、食べ終わってしまった後、ふと、思いました。
うちに常備している素焼きのアーモンドで、作れたりして…。

早速検索してみると、ありました!

cookpad.com

作り方は、思ったよりとても簡単!
ほんの10分ほど、フライパンひとつでできてしまいます!
そして、ほんとにコーヒー、紅茶とも、合う!
ひと粒、またひと粒、と、止まりません!

とうとう、お徳用の素焼きアーモンドを常備することにしました。

アメ横の小島屋さんの素焼きアーモンドは、お徳用でお味もとてもいいです! (↓) 

 

レシピではグラニュー糖+シナモンを使っていますが、お好みで、黒糖の粉や、きび砂糖、てんさい糖、メープルシュガー、もしかしたらメープルシロップでもできるのかもしれません。

カップ印 きび砂糖 750g

カップ印 きび砂糖 750g

 
ホクレン てんさい糖 650g

ホクレン てんさい糖 650g

 
メープルファームズジャパン メープルシュガー 170g

メープルファームズジャパン メープルシュガー 170g

 
シタデール ピュアメープルシロップ アンバーリッチテイスト250g

シタデール ピュアメープルシロップ アンバーリッチテイスト250g

 

 

 

何度か作り、最近はきび砂糖のコクや甘さが、ちょうどいいなと思っています。

また、シナモンも、好みできなこや他のスパイスをかわりに使ってもいいと思うし、シンプルに糖類だけでもいいと思います。
そして、アーモンドだけでなく、他のナッツ、くるみやピーナッツなどを使って、きなこくるみ、メープルくるみ、黒糖ピーナッツ、なんかもできてしまいます。
最近は、フライパンを振っては、ポリポリ。

 

いつも作業の前に、家事モードから切り替えて、微細な感覚を研ぎ澄ませた状態に自分を整えるため、おいしいコーヒー屋さんのコーヒーを、豆から挽いて丁寧に一杯だけいれています。
五感のどこも誤魔化さずに心底「おいしい!」と思えるコーヒーと15分ほどを過ごすと、コンマ1ミリの世界にすーっと入っていけるのです。
そんなときの最高のお供が、最近はこのシナモンきび砂糖アーモンドです。

 

 

年末年始、あれこれ。

コーヒーのおともに。やみつきシナモンきび砂糖アーモンド。

年が明けて4日目の朝。
夫の仕事始めにあわせて私も日常の家事を始めました。

まずは、湧き水汲みから。
途中で近所の氏神様に寄ると、青く晴れ渡った空は高く、塗りなおされて手入れされた鳥居はまぶしい朱。
神主さんも居ない、集落の小さな神社ですが、まっさらで、きらきらと清々しい空間でした。
この豊かな田舎の集落で、今年も夫とともに暮らせること、新年に改めて心から感謝を伝えました。

 

年末には、大学時代からの友達が東京から帰ってきて、何年ぶりかに遊びに来たり。
夫とも面識がある子だったので、夫と3人、ワイワイと楽しい時間を過ごしました。
夫がいれてくれるコーヒーのお供に、なかしましほさんのモカロールを焼いておきました。

なかしましほさんの、モカロール。

おやつですよ―くり返し作るわたしの定番レシピ集

おやつですよ―くり返し作るわたしの定番レシピ集

 

 

シフォンケーキと同じきめ細やかな生地がほろ苦のコーヒー風味になっていて、中のクリームは、水切りヨーグルトを使ったさわやかクリーム!
しかも天板いっぱいに広げた生地で巻くので、長さ30cmほどあり、何分割にでも切り分けられるのも便利です。

「おかわりしたいぐらいだよ!」
という友達に、
「あるよ?」
と、冗談でまだ切っていないケーキを見せると、
「食べるー!」
と、本当におかわりして食べてくれました。

 

元旦はなんと朝4時台に起きて、夫と二人でお雑煮を食べ、暗い中高速に乗って2時間、毎年初詣をする大きな神社へ行きました。

着いたのはやっと日が昇った頃、7時頃。
曇りだったので初日の出は拝めませんでしたが、年越しのイベントの名残りがかすかに残る神社には、すでに何十台もの車が!
ゆっくりお参りをすませ、時間もあったので、休憩所であたたかいぜんざいを食べました。

その後、夫の実家で、去年から続いている一品持ち寄り式のお節で、みんなで新年を祝いました。
久しぶりに夫の弟夫婦も東京から帰ってきて、素材にまでこだわった90代の夫のおばあちゃんのごちそうを囲み、賑やかなお正月。

「今年の煮豆は北海道産を買ったつもりだったんだけど…」
と、煮豆の出来を気にして、また別のお店で見つけた豆も煮て、2種類を用意しているおばあちゃん。
その探究心が、長生きの秘訣なんだろうと改めて思いました。

今年も、大切な人たちが元気に生きていること、新しい年を迎えられること、互いに笑いあえること、本当にありがたく、全然当たり前のことではない!と思います。
今年も感謝しながら毎日を生きたいと思います。

 

 

家庭用ミシンで縫える8号帆布で作る、小型ボストン。

家庭用ミシンで縫える8号帆布で作る、小型ボストン。

ずっとずっと、何カ月も作りかけだったものが、ようやく年末に完成しました。

金継ぎのほうが忙しく、今日はまち針で留めるだけ、とか、今日はポケットのところを縫うだけ、とか、少しずつ、少しずつ作り進めていったのは、小型のボストンです。

rick-rackの型紙は、こちら(↓)。大小2種類の型紙がついていて、今回は小の方を作りました。

rick-rack.com

rick-rackの型紙は、ほんとによく工夫されていて、私の様に裁縫がさほど得意というわけでなく、家庭用ミシンしかなくても、まるで売りものの様な洋服やバッグができます。(細かい部分はお見せできないけど、実用にはじゅうぶん耐えます。)

 

ずっと、ちょっと買い物に出るときのバッグが欲しかったのですが、街を見渡してもなかなか思うようなものがなく。
でも、このボストンなら、脇にも中にもポケットがあり、ボストン型なので中も広く、お財布も小物もたくさん入って、しかも探しやすいのです。

使っているのは、8号という号数の帆布。(↓)

rick-rack.com

 

家庭用ミシンでもギリギリ縫える厚さで、しっかりとした風合いになる帆布です。

ネイビーの帆布も買ってあり、型紙の大の方も作りたいな、きっとネイビーで大き目のボストン、かわいいはず!!!と思っていますが、この調子だと、もしかしたら来年の今頃の完成になるのかもしれません…。

 

 

器の修繕、日々精進。

ありがたいことに、取次店を介して器の修繕を承っていて、去年の分も順次、お客様に無事お返しする事ができ、今も納期が春までの分の修繕品を抱えています。

お客様からの預かり品はどれも一品もの。
責任重大で、本当に気を使うし、納期が近付くとプレッシャーとの戦いです。

でも、長く大切にしていた器が新たな景色を得て「傷が金の模様みたい!また新しい器になったみたい!」と喜んでくださったり、「想像していたより素晴らしくて感動しました!もう一つお願いします」とリピートでご依頼くださったり、うれしい声をきくと、苦労は吹き飛んでしまいます。

何より、その日の作業が、そして、その器の仕上がりが、自分が納得するものだと、とても心が満たされます。
もっともっとうまくなりたい。そう思わない日はありません。

 

金継ぎはもともと、茶の湯の文化です。
まったくお茶の経験がない私は、少しずつ、いろんな事を勉強しようとしています。

 

本屋さんで偶然見つけた、どちらも1月号。

茶道の雑誌の特集が偶然、高麗茶碗。
金継ぎを施されたたくさんの名茶碗を見ることができます。(↓)

なごみ2019年1月号

なごみ2019年1月号

 

 

建築系の雑誌、カーサブルータスも偶然、1月号が茶の湯特集でした。
理系の建築という切り口から入っているので、茶室の構造はもちろん、様々な事の体系を知るために、クリアで分かりやすいです。

Casa BRUTUS(カーサ ブルータス) 2019年 1月号 [茶の湯とデザイン。]

Casa BRUTUS(カーサ ブルータス) 2019年 1月号 [茶の湯とデザイン。]

 

 

今年の仕事用手帳は、ほぼ日手帳の中でも縦長のweeks。
その中でも巻末のメモページがたっぷり200ページ以上の、weeksMEGA。 
去年も同じものを使いましたが、巻末のグリッドのメモページが充実しているので、ひとつひとつの器のカルテまで書き込めて、とても使い勝手が良かったです。

www.1101.com

 

もうひとつ、今年はこの卓上カレンダーで、おおまかな1カ月の日程を把握するようになり、また作業がしやすくなりました。

ミドリ 2019年 カレンダー 卓上 1ヶ月 MDカレンダー 30897006

ミドリ 2019年 カレンダー 卓上 1ヶ月 MDカレンダー 30897006

 

 

この卓上カレンダー、月ごとのめくり式なのですが、他のものと違って、フォントや罫線が控えめでセンス良く、また目にも心地よく、さり気ない余白も便利で、とても気持ちよく使えています。
ビジュアル的にぱっと1カ月の用事や作業量を把握できると、無駄な焦りや月末のプレッシャーからも解放されます。

 

 

昨年末に、器屋さんで店先や輸送中に割れてしまったものをお預かりしてお直しし、直し品として店頭に並べて販売して頂いた3つの器が、完売したといううれしい報告を頂きました。
また、別のお店から、まだ先の企画も頂いています。
一昨年の冬に行った沖縄の器屋さんからも、また修繕のご依頼を頂いています。
お客様からのご依頼品だけでなく、古物を直して商品にすることや、陶磁器の作家さんとのコラボ的なことまで、今年は展開できるよう、ますます腕を上げていきたいなと思っています。

 

静かで豊かな田舎で、好きな事に思い切り打ちこめることに感謝して、漆や本物の金銀の持つ美しさ、そして、器が元から持つ魅力、どちらもきちんと引き出す修繕ができるよう、今年も日々、精進したいと思っています。