kurashito~暮らしと

暮らしが幸せになるためのことを、日々追究しています。

春、フリージア。自家製カフェオレベースでアイスカフェラテ、今年も始めました。新じゃがとセロリのブレイズ。

春、フリージア。自家製カフェオレベースでアイスカフェラテ、始めました。

春、フリージア。自家製カフェオレベースでアイスカフェラテ、今年も始めました。

忙しくしているうちに、すっかり春がやってきました。
器の修繕のほうを開業という形にしたので、立ち上げの手続きや慣れない経理的な雑務や取次店とのやりとり、そして修繕自体にエネルギーを注ぎこむ日々です。
でも、その間も暮らしは続いていて、これからまた少しずつブログも更新していけたらなと思っています。

毎年、思います。フリージアの花って、なんてリズミカル!
先の方のまだ固いつぼみから、手前の大きく開いた花まで、音にしたらさぞ気持ちよさそうなリズムで咲いています。
この明るい黄色が、すっかり似合う空気となりました。
今日なんかは日中、ちょっとした暑さを感じる瞬間があったほど。

 

ふと、思いだしました。
去年の夏のそんな午後、とびきりおいしいカフェラテを飲んでいたことを。

好きなコーヒー豆で濃い目にドリップしたカフェオレベースを冷蔵庫に入れておくと、好きなときに牛乳や豆乳などを注いで、いつでも好きなだけアイスカフェラテを飲むことができます。

自家製カフェオレベースの作り方は、こちらから(↓)

 

今日、久しぶりに保存瓶を取り出し、修繕の合間に飲むために買っておいた、大好きなコーヒースタンドのドリップパックの粉を3つ使って、濃いベースをドリップしました。 

スイングボトルル 0.25Lボルミオリ・ロッコ 3000-9401

スイングボトルル 0.25Lボルミオリ・ロッコ 3000-9401

 

 

鼻から抜ける香り、心地よいほのかな苦みと、ミルクのコク。
おうちでこのレベルのカフェオレがすぐに飲めるのは、本当に幸せ。
久々に、おいしかったです!!!

またきび砂糖シロップと一緒に、この夏も活用していきたいと思います。

カフェオレによく合う、自家製きび砂糖シロップの作り方は、こちらから(↓)

 

 

新じゃがとセロリのブレイズ。

新じゃが

今朝、夫の父からの届け物で、新じゃがのおすそわけをたくさん頂きました!
新じゃが特有の、この薄い皮と、春らしい初々しい面持ち。

早速今日食べよう、ポテトサラダかな、コロッケかな、と思いながら冷蔵庫の中と相談してみたところ、道の駅で見かけて週末のミネストローネのために買っておいた、地元産のセロリが。
セロリの葉ってついつい残されがちですが、今日は葉もたっぷり使って、ブレイズにしました!

ブレイズって何?という感じですが、要は、オリーブオイルと塩だけの、超シンプルな蒸し煮です。

 

<新じゃがとセロリのブレイズの作り方>

  1. ルクルーゼやストウブなどの厚手の鋳物鍋に、筋をとって煮えやすいように細めに切ったセロリを敷きつめ、そこにたっぷりのオリーブオイル、ぱらりと塩をします。(私は好みでクミンシードを少々足して蓋をし、まずは中弱火で加熱。)
  2. その間に、新じゃがをよく洗って、皮のままざくざくと角切りに。(おいしそうな新じゃがなので、夫と私、丸々1個ずつを用意しました。)
  3. 蓋を開けて上にじゃがいもを乗せ、50mlほどのほんの少しの水を回しかけて、またパラリと塩をして、蓋をし、そのまま弱火でコトコト。
  4. 水が切れて焦げないよう注意しながら、じゃがいもに火が通り、セロリがくたっと煮えたら、出来上がりです。

 

マスコット クミンシード 30g

マスコット クミンシード 30g

 
Le Creuset ココット・ロンド 18cm チェリーレッド
 

 

なんてシンプル!!!
なのに、超、おいしい!!!

オリーブオイルの風味と、煮込んで丸みが出た塩味が、シンプルに素材の味を引き出し、鍋のままゆっくり冷ますことで、セロリのおいしさがみずみずしい新じゃがに染み込んで。
まさに、春~!という爽やかな一品でした。

  • セロリがくたっと煮えるように、あまり大きく切らないこと
  • 新じゃがは火が通りやすいので、セロリを先に火にかけておいたり、新じゃがの大きさを考えること
  • 最後のできあがりがシャバシャバにならないよう、ごく少量の水を加えて蒸し煮にすること

が、ポイントです。
重い鋳物鍋や無水鍋なら、普通に作れば、勝手においしくなってくれると思います。

 

セロリと新じゃがのブレイズ

今日は、3切れで280円!という格安で、近くの港で朝水揚げされたばかりのブリの立派な切り身を見つけたので、大根おろしを添えた照り焼きと迷いましたが、春の気分でさっぱり、ガーリックソテーにしました。
(新鮮で臭みがないので必要なかったけど一応)熱湯をかけて冷水にとって臭みをとり、焼く直前に塩コショウ、薄力粉をはたいて、弱火でにんにくの香りをつけておいた油で蓋をしてソテーします。
表面はカリっと、中はふわっと、火を通し過ぎて固くならないように。
食卓でお醤油をたらして。

それに近所から頂いた畑のレタスと、あたたかくなり、お店でも品数が豊富になってきたトマトを添えて、自家製マヨネーズで。
あとはもやしと小松菜の黒ゴマナムル、大根のお味噌汁、そして、新じゃがとセロリのブレイズ。

いろいろな人のあたたかさや、季節の力を感じる、春らしい、今夜の食卓でした。

 

自家製マヨネーズの紹介は、こちらから(↓) 

もやしのナムルの作り方は、こちらから(↓)

 

 

改めて、蒸し煮はすごいな、と思います。

和風にしたい時は、仕上げにお醤油をたらしてみたり、
コクがほしければニンニクを使ったり、ゴマ油を最後に絡めてみたり、
セロリの上に魚貝を乗せて短時間蒸して、魚貝を取り出してから新じゃがを代わりに入れて、火が通ってからまた最後に魚貝を戻したりしても、またダシが出ておいしいと思います。
もちろん、ベーコンなんかを使っても。

 

そういえば、以前読んだ長尾智子さんの本でも、オリーブオイルと少量の水でのいろんな素材の蒸し煮のおいしさが書かれていました。

長尾智子の料理1, 2, 3

長尾智子の料理1, 2, 3

 
続 長尾智子の料理1,2,3

続 長尾智子の料理1,2,3

 

 

縦に切る、横に切る、さっと湯にくぐらせる、蒸し煮にする、そのままくたくたに煮てスープにする。
調理の仕方ひとつで、ひとつの素材がさまざまな味や食感を得て、おいしい料理に変化すること、そしてそれを感じる五感、その楽しさを、まるで当たり前の魔法のように、書いてくださっている本でした。

春の食材は、蒸し煮にするとおいしいものがまだまだたくさんありそうです!