読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

kurashito~暮らしと

暮らしが幸せになるためのことを、日々追究しています。

透明な秋の海へふらり。豪族2.0と、自分軸の価値観。

浜辺

我が家の短いシルバーウィークも、終わりました。

おとといは、15時過ぎに「天気いいし、出かけよう」といきなり夫が言うので、からからに乾いていた洗濯ものだけ部屋に投げ込んで、行き先も知らず助手席に座り、ついていきました。

もともと、無言実行(笑)タイプの夫でもあり、ときどき、行く先も告げずに連れ出されたりするのですが、その日もそう。
港町に出たので、散策かなと思っていたら、そのまま車は先へ先へ。海岸線と切り立った山々が見えてきて、いつのまにか、浜辺につきました。

 

9月の海"

秋の16時ごろの海。
波も穏やかで、夕陽がキラキラとやさしく水面を輝かせています。

遠くには、一組の家族連れが、強すぎない日差しを利用して、ゆったりと海水浴。
小さな女の子たちとハリキリお父さんの、はしゃぐ声がリフレイン。
水温も高くて、まだクラゲも出ていないようです。

その向こうには、波打ち際で釣り針を投げる男性たち。
確かにここの海は、離島か?!と思うほどびっくりな透明度です。
泳いでいる足元に小魚が居たり、すぐ脇の岩場はシュノーケルで潜ると、ニモの世界が広がっているのです。

9月の海に足をつける

幸いにも、ふたりともタオルハンカチは持っていたので、足だけ海に入りました。

たぷりたぷりと寄せては返す、大きな海。
足の裏で呼吸するように、海とエネルギーを交換します。
海は、夕暮れの空を映してちょっとだけミルク色に染まり、なんだか包まれ感に満たされました。

私、いつも海に行くと、海水を舐めます。
海水の濃度って、料理に利用できるんですよね。
しかも、複雑な旨みと塩味が含まれてて、あぁ生命の源だなぁ、といつも思います。

 

小さく美しい、命あふれる海が、最寄りの浜、という贅沢。

田舎の小さな町に引っ越してきて、9カ月がたちました。

35年間、地方の県庁所在地の都市で暮らしてきた、私。
夫はそのうち7~8年、首都圏で暮らして、県庁所在地の都市にUターンし、私と7~8年そこに暮らし、さらに私と一緒に、この町に引っ越してきました。

県庁所在地の都市にも海はあったけど、最寄りの海水浴場は、この小さく美しい浜辺を知ってしまうと、ちょっと入りたくなくなってしまいました。
波打ち際で釣りなんて、私はここへきて初めて見た光景で、35年間、工業団地のちょっと臭うテトラポットで釣りをするオヤジさんたちしか見たことがなかったのです。

昼過ぎに思い立って、こんなにきれいな海に、ふらりと寄れるような町。
道すがら、ダイナミックな夕陽をバックに、いろんな人が立ち話しているような町。
農家さんからモミで直接お米を買える町。
湧き水をタンクに汲んできて、飲用にも料理にもふんだんに使える町。
田植えの頃は、水田が一面水鏡になってまっ青な空を映し、初夏には近くの小川でホタルが舞って、今は重く垂れた稲穂が黄金のじゅうたんを広げている町。
夕方には毎日、町内放送で町中に音楽が鳴り響き、働き者のおじいちゃんおばあちゃんが道端で草刈りをしていて、家路の子どもたちの声がする町。

ちょっと買い物で、もと住んでいた市へ出かけて、峠を上って帰ってくるたびに、心底ほっとする。
つくづく、いいところで生活させてもらっているな、と感謝しています。

 

「豪族2.0」??? 共感します!

greenz.jp

日頃から興味ある記事が多いgreenz.jpですが、今回、私の好きな「発酵」と「地方」が盛り込まれた記事を発見しました。

サバイブするというスタンスで、自分軸の価値を感じる。

今後は、どう消費するかじゃなくて、みんながどうやってサバイブするかの話になります。僕が、水がいいから山梨県に移住しましたっていっても、今は都会の人には全然意味がわからないかもしれない。

キーワードは”豪族2.0″! これからは一旗あげるために地方へ行く。発酵デザイナー・小倉ヒラクさんが考える、今とこれからの日本のカタチ | greenz.jp より)

この一文だけでも、すごく共感!
そう、私と夫にとって、たとえば「いい湧き水を得られる」ということは、たんなる付加価値以上の、本質的な価値です。
都市において、それに匹敵するものって、何があるんだろう?と、疑問に思うぐらい。

発酵=レヴィ・ストロースの「冷たい社会」=田舎?

そして、私がいつもワクワクのぞいている、facebook『TGG豆乳ヨーグルト同好会』という、とても活発な発酵関連のコミュニティを見ながら、常々思っていたことも。

僕も含めて、どうしてみんな、こんなに発酵にのめり込んでいくのかをずっと考えていました。

僕は醸造家の人たちとも仲がいいんですけど、みんなすごく穏やかで気っ風がいいんです。一緒にいるときの時間の流れ方とかこの世界に対する向き合い方の寛容さとか、これはいったいなんなんだろうって思っていました。

で、いろいろ考えた結果、目に見えず、かつ自分の思うようにならない微生物に毎日向き合うことで、レヴィ・ストロースのいう円環構造の中にちゃんと片足をかけていて、バランスが取れているんだろうなって思ったんです。

 

人間の原理とまったく違った、コントロールできないもの(微生物)とうまく関係を結んだとき、それは自分の暮らしをとても豊かにしてくれます。そして、ファストになりがちな社会(熱い社会)とのバランスをとっていくことができるのです。

キーワードは”豪族2.0″! これからは一旗あげるために地方へ行く。発酵デザイナー・小倉ヒラクさんが考える、今とこれからの日本のカタチ | greenz.jp より) 

なるほど、レヴィ・ストロースの構造論で考えると、なんだかスッキリ理解できました。 

「熱い社会」とは、ガシガシプログレス、な、前進あるのみ、の、枠組みがしっかりとして、後退せず、制度的にも文明的にも、未開・野蛮→先進・文明へと、「一方向的に発展する」社会です。一般的に言う「歴史」は、このようなベクトルを前提として、「発展してきたという側面からの、記録」です。

「冷たい社会」とは、そういった直線的な前進を無意味とし、現状の集団や暮らしや身の回りの環境や調和を、「循環」させる形で「維持する」社会です。

どちらがいい、とかではなくて、片方だけになると苦しいのではないか、と私は感じています。
現代において都市生活は「熱い社会」に偏りすぎで、私には、苦しい。
一方、田舎のいい面も悪い面も「冷たい社会」の現れの要素が多い。

どちらも同じ「日本国民」として扱われていて、同じ「社会」のもと、平等に暮らしているようですが、パラレル・ワールドですね。

 

「熱い社会」「冷たい社会」については、レヴィ・ストロースの、『野生の思考』で展開されています。

野生の思考

野生の思考

 

 

レヴィ=ストロース入門 (ちくま新書)

レヴィ=ストロース入門 (ちくま新書)

 

 他にも、田舎暮らしや発酵は、「追求するもの、ゆるりセカンドライフ」とかではなく、これからの時代、「サバイブするためもの」である、とか、そのために投資するとか、勢力を拡大するための基本的な要素であったりとか、「地方豪族2.0」の概念全体について言及したいことだらけなのですが、相当な分量になりそうなので、今回はこの辺にしておこうと思います。

 

「発酵デザイナー、アートディレクター、話を聞くひと」 小倉ヒラクさん

その記事で「豪族2.0」について語られている、「発酵デザイナー、アートディレクター、話を聞くひと」、という肩書きをおもちの、小倉ヒラクさんの著作を、kindle版で300円で読むことができます!

自分の運命は、他人が決める。: 〜主体性ゼロの起業術〜

自分の運命は、他人が決める。: 〜主体性ゼロの起業術〜

 

早速ダウンロードしました!

 

小倉ヒラクさんのオフィシャルサイトは、こちらです。↓

hirakuogura.com | 発酵デザイナー、小倉ヒラクのサイト

 

 読書の秋、読みたい本だらけで、一日の時間が倍欲しいです!!!

 明日は、お彼岸のお墓参りと納骨堂参りに、行ってきます!

 

広告を非表示にする