なかしましほさんのシンプルバナナブレッドを紅茶アレンジ。たけのこ仕事。みとぎ水?!ルッコラ、エンバク発芽。カモミールのつぼみ。リーフレタスの植え替え。ナミテントウ(ニホシテントウ)は、益虫。『パーマカルチャー』は、おもしろい!
なかしましほさんのシンプルバナナブレッドを紅茶アレンジ。
また、バナナが黒くなったので、またまたまたまた、例のなかしましほさんのバナナケーキ、
前回のバナナケーキの記事は、こちらから(↓)
もっちりシフォンさっくりクッキーどっしりケーキ オーガニックなレシピノート
- 作者: なかしましほ
- 出版社/メーカー: 文化出版局
- 発売日: 2007/09/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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・・・は、あんまりかなと思ったので、今回は、別のレシピを。
バナナブレッドを作ってみました。
この本は、材料もレシピもシンプルで、手軽に作りやすいものが多いです。(↓)
みんなのおやつ ちいさなレシピを33 (Hobonichi books)
- 作者: なかしましほ
- 出版社/メーカー: 東京糸井重里事務所
- 発売日: 2013/10/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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こちらは、材料も、薄力粉とたまごと油とベーキングパウダーぐらいのとてもシンプルなレシピです。
なので、ちょっとアレンジ。
くるみの刻んだのと、ティーバッグの紅茶葉を入れて、くるみ入り紅茶バナナブレッドにしてみました。
こちらもおいしい!
くるみの食感がよくて、でも紅茶は遠慮気味に少しだけ入れたので、あまり香りがしませんでした。
次はもっとたくさん入れてもいいのかもしれませんね。
くるみを別のナッツやココナッツファイン(黒糖と合いそう!)にしたり、一晩ラムに漬けたレーズンにしてみたり、バナナ自体を別の果物やベリーにしてみたり、もしくはほうじ茶やお抹茶やココア生地やコーヒー生地にしてみたり、レモン果汁で上にけしの実を散らしてみたり、少し豆乳を入れてプレーンで焼いてジャムをつけたりしても、おいしそう。
シンプルなレシピは、ちょっとアレンジするためのいいベースになりますね。
また次、何かアレンジして作ってみようと思います。
紅茶とセットで、ここ何日かの私の朝食になっています。
夫を送り出した後、朝の鳥の声を聞きながら、自分だけのためにミルクティーを入れて、バナナブレッドを準備するのが、最近の小さな幸せです。
たけのこ仕事。みとぎ水?!
物産館に、ゴロゴロと立派なたけのこが並び始めました。
この春、つわぶきは逃してしまったので、たけのこは逃すまい!と、早速一本、ほどよい大きさのものを買ってきました。
皮つきのまま頭を斜めに切って、皮に縦に切り込みを入れ、大鍋に水と米ぬかと一緒に入れて、煮立ったら弱火で1時間ほど。
串でスーッと通ったら、茹であがりです。
一晩鍋のままおいて、今朝、皮をむきました。
つるりん、春の美人さん、誕生です!
毎日水を替えて冷蔵庫で保管です。
出初めのピーマンの細切りと、黒酒につけた牛肉と一緒に、ニンニクとショウガを効かせ、オイスターソースと醤油で、今夜は早速、チンジャオロースにします。
次はたけのこご飯にしたいし、本当は天ぷらにもしたいけど、あとは何か煮ものにしようかなと思っています。
実はタイカレーにタケノコはマストなので、週末はちょっと早めのナスを一本だけ買ってきて、タイカレーに入れるのもいいですね。
独特の歯触りと香り。
この季節だけの贅沢、楽しみたいです。
今回は、定番の米ぬかと一緒に下茹でする一般的な方法でアク抜きしてみましたが、なんと、お米のとぎ汁にちょっと手を加えたものに、「生のまま刻んだたけのこをつけるだけ」でも、きれいにアクが抜けるそうです!
その名も、「みとぎ水」。
Facebookの豆乳ヨーグルト同好会で知った知恵なのです。
「みとぎ水」というのは、お米のとぎ汁の、だいたい3回目のすすぎの、だいぶ透明になってきた頃のとぎ汁を、ペットボトルに入れて12~24時間涼しい室内に置いたものです。
研いだ時よりも半日以上置くことで、驚くほど高い還元値を示す液体になるんだそうで、洗濯や掃除やスキンケアなど、いろんな活用法があり、私もときどき作っています。
欠点は常温で置いておくとにおいが出やすく、冷蔵庫に入れて翌日には使い切るほうがいいことです。
この「みとぎ水」に、生のまま刻んだたけのこをしばらくさらしておくだけで、簡単にアクが抜けるんだとか?!
和食の仕込みでは、大根おろしの中に生の刻んだたけのこをさらす、という方法もあるので、「みとぎ水」の方法もアリなのかも?!と思います。
次回は、「みとぎ水」のアク抜きを試してみたいと思います。
ルッコラ、エンバク発芽。カモミールのつぼみ。リーフレタスの植え替え。
今朝は曇り空でしたが、午後に向けて、気温も上がってきました。
こんな日に田舎道を車で走っていると、この間までぽつりぽつりと桜色だった山の木々が、まだ色も濃くなくてやわらかそうな新芽や、その上に咲く小さな白い花なんかを、春のおひさまに透かしながら、さらさらと、駆け抜ける風に揺らしています。
この時期舞う木の葉は、秋のそれと違って、まるできらきらと山道を下っていくようです。
右を見ても左を見ても、さわやかな季節!
我が家の庭でも、先週まいた種が、続々と発芽してきました!
写真右上は、ズッキーニのコンテナに緑肥として植えた、エンバクです。
6日目の今朝見たら、敷きわらの間からにょきにょきと芽を出しています。
この勢いだと、ぐんぐん伸びてきそうな予感。
土を改善して、病気も予防して、自家製ワラマルチになってもらおうと思います。
写真左下は、イタリアンパセリと一緒に植えた、ルッコラの双葉です。
こちらは4日目の今朝、カワイイ芽がひょっこり。
思いのほか早い発芽です。
写真左上は、カモミール。
去年植えたはずの種が発芽して、一株で鉢を覆わんばかりにどどーんと成長して、つぼみがのぞいています。
写真右下は、リーフレタス類。
手前の赤ちゃんサニーレタスは、とうだちして葉が固くなってきたものを抜いて、こちらも去年まいた種から勝手に発芽してきたものをちょっと育てていた赤ちゃんに、植えかえてみました。
これからの季節、あたたかくなって成長が早いと思うので、今小さいのもちょうどいいかなと思って。
毎朝、庭での発見で、掃除が中断して進まない季節が、またやってきてしまいました。
ナミテントウ(ニホシテントウ)は、益虫。
そんな今朝の庭でみかけた、テントウムシさん。
星がふたつしかないので、典型的なナナホシテントウとは違いますが、調べてみたら、ニホシテントウといって、ナミテントウの一種で、アブラムシなど食べてくれる、益虫でした。
基本的に、肉食で虫など食べてくれるテントウムシは、益虫。
草食で葉っぱを食べてしまうテントウムシは、害虫、とされているそうです。
テントウムシの益虫と害虫の見分け方は、こちらから(↓)
『パーマカルチャー』は、おもしろい!
先日から本を読んで勉強を始めた、恒久的持続可能デザイン農法の、「パーマカルチャー」。
パーマカルチャーの記事は、こちらから(↓)
読んでいる本は、こちら(↓)
- 作者: ビルモリソン,レニー・ミアスレイ,Bill Mollison,Reny Mia Slay,田口恒夫,小祝慶子
- 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
- 発売日: 1993/09
- メディア: 大型本
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やっと40ページほどまで来ました。
とてもおもしろいです!
ちょうど、パーマカルチャーの基本的な考え方のところが終わったところ。
「パーマカルチャーとは情報と想像力の集約である」
パーマカルチャーは、エネルギー集約的でも資本集約的でもなく、むしろ情報集約的である。
(中略)エネルギー効率のよい、植物の十分ある、よく管理されたシステムが出来上がっているとしても、そこにつねにまだ改善の余地があるし、もっと生物を入れうる適地があるものである。一つのシステムの中の資源利用方法の数が限定されるのは、ただ一つ、設計者の情報と想像力の限界のためである。
(『パーマカルチャー―農的暮らしの永久デザイン』p.36より)
自然を、ある1日を通して、四季を通して、周辺との関係性を通して、敬意を持ってよくよく観察し、それを最大限活かして、永続可能なサイクルを持つ暮らしや農地をデザインしていくことに、限界は無い。
限界があるとすれば、設計する人間の情報と想像力の限界だけである。
なんともワクワクしてくるプリンシパルに基づいています。
ひとつの土地に、季節ごとの自然条件の変化や代々の植生の変化など「時間」の層と、さまざまな大きさの植物の葉や根が地上と地下に作りだす深さの「植物」の層もあって、それらの多面的な深い洞察をしてデザインしていくのは、当たり前と言えば当たり前だけど、しっかり複数の軸として定義し直すと、改めて納得。
自然の傾斜など利用して敷地の中でも自然条件の違う場所を複数持ち、その高低や差や変化や、ふたつの条件が接する「接縁(edge)」の高い生産力を最大限活用する。
分かりやすいのは、高いところから低いところへ流れていく水の力。
ザーっと一瞬で流してしまうと、ただそれだけで終わり。
でも、その途中でいくつかの貯蔵ポイントを経由させ、用水にしたり、必要なものや空間を温めたり冷やしたり、動力に活用したり。
その過程でまた最初の状態にまできれいにし、下流に流す。
できるだけ多くのポイントを経て、その中で、いかに他者収奪的でなく、より多く生み出せるのかは、デザイン次第。
ただのため池でも、つるりと丸い周縁よりも、入り組んでいて接縁(edge)が多いほど、多くの動植物の住み家となり、生産力が高くなる。
生垣も、まっすぐ直線ではなく、より太陽光を集めて保温する曲線の配置にすれば、熱効率が上がるし、丘や岩という縦の差があることによって、同じ土地でも気象条件の違う場所を2つ持つことができ、2種類以上の植物を育てることもできる。
どれも、常識に目隠しされて気付きそうで気付けない事ばかりで、単純におもしろいし、人間の世界もそうだなぁと思うのです。
特に、接縁(edge)の考え方は、会社やコミュニティの組織の生産力を上げるためのマネジメントにまさに適合する概念だと思います。
構成員の違いや差を、エネルギーの発生点、生産力を生みだすポイントとして考えると、今まで見えなかった価値が浮かび上がってくるし、常識の目隠しを外した配置にしてみると、驚くほどスムーズに循環するようになったりして。
ここから先のページからは、実際どういう工夫を施したらいいとか、農園や家やため池や木の配置、それぞれの植物の特徴など、具体的な例がたくさん出てくるようです。
私は、大きな農園を作るわけではありませんが、農法としては、我が家のミニチュア庭農園の中で、日々の暮らしとともに、いい循環を作りだせるノウハウを身につけたいと思っています。
また、植物や木や家や土地の要素を勉強して、どの土地を見ても、多くのレイヤーで捉える力をつけ、頭の中に、よりよい日々の暮らしを作るための知恵の畑を作っていけたらなと思っています。
春、おひさまを受けて輝く、生垣の緑を眺めながら、この本を読むと、頬をなでる風ひとつにも、自然の生命力と循環を感じて、うれしくなります。