基本のプチパン、修行順調!週末の作りおき、朝食ミネストローネ。ズッキーニ、パクチー、スイートバジルの種まき、小ネギの植え替え。イタリアンパセリの植え替え、ルッコラとはつか大根ミックスの種まき。ポタジェと、小さなパーマカルチャー。
基本のプチパン、修行順調!週末の作りおき、朝食ミネストローネ。
昨日は、週末の作りおきとして、低温長時間発酵の基本のプチパンを焼きました。
いつもどおり木曜の夜に仕込み、金曜のちょっと遅めの午前中に成形、二次発酵、焼成したのですが、なんだか、今までで一番うまくできました!!!
クープがものすごくパカーっと開いて、ころころかわいいハードパンが焼けました!!!
金曜夜に帰ってきた夫も、明日の朝食べるパンを見て、「お、うまそう♪」と珍しくコメント。
少しのイーストでゆっくり発酵パン?こんな方法があったんだ。おいしさ再発見!
- 作者: 高橋雅子
- 出版社/メーカー: PARCO出版
- 発売日: 2007/01
- メディア: 単行本
- 購入: 7人 クリック: 68回
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作りおきしておいたミネストローネと一緒に、今朝頂きました♪
トーストするときちょっとコゲてしまいましたが、外側バリっと、おいしいハードパンでした。
前回、なんかクープナイフが切れないような気がして、なんてナイフのせいにしていましたが、
やっぱり、腕のせい、だったようです。笑。
今回、ちょっと、プチパンの作り方について、私なりに理解できました。
- 初心者の私が思っていたよりも、ずっと深くクープを入れても、生地は全然2つに分断されない。
- やっぱりクープは、押すのではなく、すばやく、生地の膜を「切る」!
- クープの両端まで切り込みを入れると、ふたつの玉がつながったような雪だるま型になり、両端を切らないでつなげておくと、ひとつの玉に切れ目が入ったようになる。つまり形を選べる。
記事をさかのぼると、この基本のプチパンを最初に作ったのが、去年の10月。
もうすぐ半年たちます。
まだクープが開かない、と悩んでいた頃のパンの写真を見てみると、今回と全然違ーう!
記念すべき第一回目のプチパン。(↓)
最初の頃を見ても分かるように、私、クープって、生地にスーッと浅い切り目をつける、ぐらいのものかと思っていました。
半年後の今回、生地の状態や発酵の様子にも慣れてきてから、もう生地が2等分されちゃうかと思うほどの深いクープを入れてみて、それでやっと、作ってみたかった、コロっとしたパンが焼けました。
高橋雅子さんの本の中にもありますが、深めに入れたクープと、浅めに入れたクープでは、それぞれ雰囲気が違って、それぞれに正解なようです。
一度深めに入れて思う通りのパンが焼けたことでやっと、これからは使い分けられるようになる気がします。
まだまだ基本の食パンはうまくいかないし、リュスティック、バゲット、さらには自家製天然酵母でも作れるようになりたいので、続く道のりは遠いのです。
でも、三十代半ばになって、半年間頑張ったことに、小さくても明らかな成長がみられるなんて、なかなか感じられない喜びです。
達成感を感じられて、またやる気がでます。
クープひとつがちょっと理解できたことで、パンを作る、という範囲にとどまらず、いろんなことの視野も広がっていきます。
これからも、私が夢に描いているような、おうちで思い通りのパンが焼けるようになって、気候や気分や粉なんかの調子と付き合いながら暮らすような暮らしが、一歩一歩近付いてくるのを感じながら、ワクワクと努力していきます。
ズッキーニ、パクチー、スイートバジルの種まき、小ネギの植え替え。
ズッキーニの種2つ。
昨日は、前回の庭仕事に引き続き、春のガーデニングをしました。
前回、買ってきたズッキーニの苗を植えましたが、
それと時間差でもうひと株育てるために、昨日、ズッキーニの種まきをしました。
ズッキーニは、キュウリでもナスでもなく、カボチャの仲間なので、種はカボチャの種とソックリ!
今回は、植え付けの時ラクなように、60円ぐらいで売っていた、種まき用の容器を利用してみました。
ズッキーニ2粒、追加で植えるパクチー2粒×2組(パクチーは風に倒れやすいので数本一緒に植えるため)、スイートバジル6粒。
種まき容器の奥は、植え替えした小ネギです。
季節が暖かくなってずいぶん元気が出てきた庭のものと、物産館で買ってきた小ネギの根っこを水に浸けておいたものを追加して植えました。
ズッキーニのコンパニオンプランツとしても少し植えているし、さらにあと2~3本、買ったものの根っこを追加していってもいいかなと思っています。
これで夏の間は、毎朝の納豆やお味噌汁の小ネギは庭から調達できるといいです。
庭からとりたての新鮮なネギは風味もいいし、ひとパックまとめてスーパーで買うと冷蔵庫でしなびさせてしまうことがあるけど、これならいつでも新鮮で、一本ずつ使ってもどんどん生えてくるので、水やりさえすれば、いいことづくめです。
こちらもニラと同じく、敷きわらを敷いてみました。
イタリアンパセリの植え替え、ルッコラとはつか大根ミックスの種まき。
そして、小ネギと一緒に植えてあった、イタリアンパセリ。
丸い鉢に移動しました。
敷きわらの下、パセリのうしろのスペースには、初夏まで楽しめそうなルッコラの種を条まきしてみました。
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真夏になってしまうと、葉が固くなったりとうだちしやすくなると思うので、小さいうちに食べるつもりで初夏まで採れたらなと思い、秋にまた蒔けるよう、種はたくさん残しておきました。
去年、夫の実家で育てていたルッコラを何度かもらって、新鮮なものをたっぷりつかって、冬に何度かパスタにしました。
生ハムとルッコラのパスタ(↓)
牡蠣のオイル漬けとエリンギとルッコラのパスタ(↓)
ピリっとした辛みがたまらなくておいしかったと夫の両親に伝えたら、わらわら生えてくるから、ぜひ次は植えてみたらいいよ、という事で。
庭からすぐに調達できれば、サラダやつけ合わせにも使えますね。
調べてみたら、ルッコラって、インゲンととても相性がいいそうなので、いつか、コンテナでも育てやすいつるなしインゲンとルッコラを一緒に植えてみたいなと思っています。
写真右の小さな鉢は、ズッキーニの種が発芽したらコンパニオンプランツとして一緒に植え付けようと思ってとっておいてある、前回の植え替えの残りのニラと、小ネギです。
こちらは、はつか大根ミックス+スイートバジルになる予定の鉢。
わらが敷いてある手前は、昨日、はつか大根ミックスの種を数粒、まきました。
奥には、スイートバジルの芽が出たら、植えつけようと思っています。
ポタジェと、小さなパーマカルチャー。
私の一番の理想は、もちろん、畑。
ですが、今すぐにでも実現可能なそれに近い形、ということで、コンテナに、多品種少量のハーブや野菜がそれぞれを助けあいながら共生しているような、楽しい調和の栽培ができたらいいな、と、ずっと思っています。
そんな栽培の形を、「ポタジェ」というそうです。
いろんなポタジェの写真を見ていると、大きなひとつのコンテナに寄せ植えするだけでなくて小さな鉢や缶を組み合わせてもいいことや、かわいくツルをはわせる方法も分かり、ますます夢が膨らみます。
そして最近図書館で借りてきて読んでいる、というか、勉強しているのが、この本。
- 作者: ビルモリソン,レニー・ミアスレイ,Bill Mollison,Reny Mia Slay,田口恒夫,小祝慶子
- 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
- 発売日: 1993/09
- メディア: 大型本
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パーマカルチャー(持続可能な農業、permanent agricultureからの造語、perma culture)の、教科書的な本です。
ここに書かれていることはもっと規模が大きくて、家と畑と果樹園と鶏小屋とため池の配置、とか、飲み水、お風呂の水、トイレの排水、農業用水など、水をどう配置して循環させるかの方法とか、どの植物とどの植物を組み合わせて栽培すると、どんな利点があり、利用方法があるかとか、人の暮らしと農園自体のデザインについて事例が載っています。
例えば、
ひとつのもの(例:にわとり)が、
- どんなものを欲して(水、小屋、砂利、貝殻、エサなど)、
- どんな行動をし(虫や草をつっつく、畑をひっかく)、
- どんな物質をもたらしてくれるか(卵、肉、肥料としての鶏糞)
を、きちんと分析した上で、
- 小屋からどれくらいの距離に配置し(卵をとりに行く回数が多いので他の家畜より小屋に近く)、
- ただ育てるだけでなく行動をどんなふうに利用して機能を与え(植える前の畑に放って耕運)、
- どうやって循環させるか(野菜くずをエサとして与え、肉や卵を食用にし、鶏糞は肥料にし、畑からとってきたわらを敷き物にするなど)、
など、「デザイン」して、組み合わせていくのです。
でも、その「デザイン」が、近代的な押しつけや、自然を制圧していく感じではなく、お互いが良さを引き出し、合理的で、循環可能で、できるだけ自然に負荷を与えず、永続可能な形を探っていく、という理念に基づいているので、それがうまくハマったとき、まるでピタゴラスイッチのような(笑)ワクワクするようなカラクリができあがります。
人も、鶏も、土も、畑も、水も、喜ぶような。
面白いのは、パーマカルチャーは、ひとつで孤立して存在している物はひとつもなく、何らかの関係性をもって、物は存在している、という原則に基づいていることです。
これはまるで、「人はそもそも空であり、無であり、他との関係性だけでのみ存在し、定義される」という、釈迦の「縁起」の考え方(私のざっくりな理解でスミマセン)。思想や哲学の世界です。
今、畑を持っていない私は、それが遠い世界の話ではなくて、ミニマムな庭のコンテナや、自家製の乳酸菌や、発酵やパン作り、料理など、生活の工夫によって、どれだけデザインできるか、学べることがいっぱいあるし、そのためにあれこれ工夫やカラクリを考えるのは、めちゃめちゃ楽しいのです!
そして、以前書きましたが、人間社会にもパーマカルチャー的な考え方、もっと利用されたらいいのにと思っています。
その記事はこちらから(↓)
自分の小さな身の回りから、自分の家、家の周辺、近所、集落、地域、会社、日本、世界、と、どれをみても、それぞれの個性が相乗効果で豊かさを生みだし、楽しくなっちゃうような、ポタジェみたいな世界になればいいのにな、と、そんな夢を見ながら、小さな種を植え、小さな芽がまたひとつ、発芽するのを心待ちにしている春です。