おつまみに、ミミガーの落花生味噌和え。ラディッシュとキュウリで、自家製ピクルス。エウジェイヌ・ブロンの、塩キャラメルサブレ。港町、伝説の大福屋さん。器の修繕、呼吸する塩壺、漆、銀消粉。
おつまみに、ミミガーの落花生味噌和え。
近所に、業務用食材からオーガニック食材、地元のお野菜から小さな漁港のお魚まで、 何でも売っている大きな店があります。
そこの冷凍肉コーナーで、見つけました。
生のミミガー!
沖縄料理では有名な、豚の耳のコリコリしたお肉です。
冷凍だとかたまりで、毛の処理など自分でしないといけないものもあるようですが、これは、処理済み、しかも薄くスライスした状態で冷凍してある、使い勝手のよいものでした!
夫は小さい頃、親の転勤の関係で、南の島に住んでいたことがあります。
そこでミミガーも食べたらしく、好きだと聞いていたのです。
最近ではよく、コンビニなんかでも、おつまみに、と、味付けのミミガーが売っていたりしますが、なんとなく興味があって、自分で味付けしてみたい、と、思っていたのです。
まずは、冷蔵庫で普通に解凍。
やっぱり、せっかく自分で味付けするのだから、本場のピーナッツ和えにしたいな♪
ということで、こちらのレシピを参考に(↓)、
ミミガーのピーナッツあえ | ズバうま!おつまみレシピ | アサヒビール
ピーナッツクリームのところを、砕いた落花生にかえて、作ってみました。
ざくざく砕いたピーナッツに、味噌、砂糖、みりん、そして、お酢!
こってりのところにお酢が入るのが、ポイントですね!
湯通ししたミミガーは、プリプリ、こりっこり。
茹で汁、今回は捨ててしまいましたが、豚のおだしが良く出ていて、何かに使いたいぐらいです!
ささっとあえて、千切りしたきゅうりをあわせて、庭にわんさか生えて売るほどある、ネギをたくさん刻んでみました。
もう、おいしいーーーー!!!
カンタンなのに、お酒のおつまみに、最高です!
もちろん、ご飯にも。
ピーナッツの量で、こってり具合も加減できるので、ちょっと軽めにしたり、しっかりめでおつまみメインにしたり。
さっぱり食べたい時は、ポン酢であえるのもいいと思います。
すごく安くて、食卓にも変化をくれて、栄養たっぷりの、ミミガー。
活用できる頼もしいアイテムが増えました!
ラディッシュとキュウリで、自家製ピクルス。
こんなにきれいなラディッシュが、100円でした!
だんだん昼間が暑くなり、さっぱりしたものが食べたい、と思っていた矢先。
迷いなく、ピクルス、仕込みました。
自分の過去記事を見て、レシピを確認です。笑。(↓)
ラディッシュの色がほんとにきれいで、ピクルス液は、ピンク色に!
あとからドレッシングにもしたいです。
白ワインがやっぱりいい香りを出してくれて、和風のお漬物とはちょっと違い、食卓にちょっと変化をつけてくれます。
ある程度日持ちもするので、引続き、おいしく、頂いています!
エウジェイヌ・ブロンの、塩キャラメルサブレ。
カルディで見かけて買ってみました。
フランスっぽいかわいいパッケージの、サブレ。
最初、パッケージの見分けがつかず、偶然かごにいれたものが、塩キャラメル味だったようです。
夫と一緒に食べて、その塩とほろ苦甘いキャラメル味のハーモニーの虜に!
3枚ずつ小袋になっているのもよくて、この日は、ひとりのお茶の時間に。
湧き水で濃い目に溶いたあらびき茶に、
塩キャラメル味で、ほんのりバターが香る、サクっとしたサブレは、意外な組み合わせですが、バッチリあいました。
ほかにも、プレーンと、
ココナッツ味があり、
どちらもおいしいのですが、ココナッツは、どこかで食べたことのあるお味。
それもいいけど、オリジナルなのを食べたい、と思ったら、塩キャラメル味がオススメです。
カルディって、見ず知らずの外国のお菓子など、わーっとたくさん置いてあるので、いつも、何か発見できそうな気がして、心が躍っちゃいます。
港町、伝説の大福屋さん。
隣の港町に、毎年、春と秋に出かけます。
といっても、夫が通勤しているぐらいなので、車でたった25分ほどの距離ですが。
なぜか、大きな街でも見かけたことのない、EM入りのとても質のいい培養土を売っている園芸屋さんが一軒、あるからです。
今年も春のガーデニングのために出かけて、土を買い、でも、そのまま帰るのももったいない、ということで、寄りました。
海の近くの、おじいさんがひとりでやっている、伝説のお団子屋さん。
去年の秋にも、行きました(↓)
去年の春も、行きました(↓)
なにせ、おじいさんがたった一人でやっているので、いつも、「おじいさん、お元気かな?」という気持ちが先に。
今回も、おじいさん、元気にお店、あけてました!
ショーケースに直接置かれた、大福。
小さな港町にあって、なんと、午前で売り切れる日もあるという、伝説の大福なんです!
上段右は、葉に包まれたお団子。
上段左は、お芋団子。
二段目が大福。よもぎ大福が人気で、あと2個!残りは普通の大福です。
店の奥には、古くて大きな捏ねる(?)機械、側面に、ベルトの交換の年月と、ベルトの規格が油性ペンで書かれていて。
手前には、押してもうんともすんとも言わなそうな、昔ながらの大きな石臼。
今日の仕事が終わって、のんびり風に身を乾かしている、おおきなセイロ。
すべてがノスタルジック!そして、男子的な、使いこんだ道具の魅力が随所に。
上の写真で、皿にひとつだけ載っているのが、よもぎ大福。
葉に包まれたお団子も、よもぎ味。
おじいさんの作るよもぎのお菓子、とても香りがいいと思います!
そして、ここの大福が伝説である所以、とにかく、のびる~~~~~!!!
作りたての証拠でもあるのですが、やわらか~いお餅が、びよ~~ん、と、のびるのです。
やわらかさに、びっくり!
懐かしく、おいしい。
そして、ほっとする。
この日は、その後、夫の実家、そして夫の妹ちゃんの家に寄る用事があったので、お土産も。
なんたって、すべて1個60円!ですから。
そのおいしさを堪能するには、その日のうちに食べるのが、コツです。
自分の大福には自信があるのか、ちょっとドヤ顔で、「ありがとな」と言って、ニコっと笑う、おじいさん。
いつまでも、お元気で。
また秋に行った時、必ず寄りたいなと思っています!
器の修繕、呼吸する塩壺、漆、銀消粉。
先週、東京に、金継ぎ展を見に行くことができました。
帰ってきてから、また、器に向き合っています。
ずっとカケを埋めてきて、最後の仕上げに迷っていた器を、仕上げました。
「呼吸する塩壺」です。
黒の素焼きの肌に、どういう仕上げにしようか?と迷っていたのですが、黒田さんにお会いして、
「誰がやっていた方法だから正解、とかじゃなくて、自分がやりたい仕上げのために、どうやったらいいかな?という順序で」
というアドバイスを頂きました。
また、金継ぎは金継ぎ師さんの数だけやり方があるし、黒田さん自身、他の金継ぎ師さんの作品をほとんど見たことない程なんだそうで。
帰ってきてから、この器の仕上げが、なんか、見えてきました。
銀箔の切れ端から作られる、艶消しの銀消粉で、仕上げてみました。
錆漆を何度も研ぎながらカケを埋め、今回は中央だけ残っていた破片をそのまま埋め込んで、最後に、銀消粉を。
同じ銀でも、蒔いた後に研ぐ銀の丸粉と違って、厚みのない消し粉は、蒔いたらそれでおしまい、蒔きっぱなしの仕上げになります。
なので、艶も、マットに。
そして、銀なので、アクセサリーと同じく、年月とともに褐色に変色していきます。
変色を防ぐには錫の粉を使ったりもできるのですが、この器は、褐色に変化していく銀のほうが合うのではないかと思い、銀消粉仕上げです。
もちろん、あぁ、もっとこうすれば、とか、いろいろ反省箇所はあるのですが、一応完成して、実際、部屋に置いてみて2、3日。
なんとなく、なじんできました。
割れる前よりも趣があり、個性的な魅力があり、どこか我が家になじむ感じ。
また、末長く、この器とのお付き合いが続きそうです。
「あとはひたすら修練あるのみだね」
黒田さんの励ましを思い出しつつ、修繕を待っている器のひとつひとつに向き合っていきたいと思います。