kurashito~暮らしと

暮らしが幸せになるためのことを、日々追究しています。

ほろほろ冬瓜と豚なんこつの煮もの。「煮込み時間=ほっとく、お得時間」。

豚なんこつと冬瓜の煮もの

この秋初めて冬瓜をまるまる一個買ってから、最近続いています、冬瓜シリーズ。

 

 「冬瓜の鶏団子汁」と、「冬瓜のポタージュ」。

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冬瓜を豚バラのスライスで巻いて、手軽に塩豚角煮味に煮込んだり。

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ほかに、お味噌汁の具材や、スライスして塩もみしたものをサラダに、など、使っています。

 

せっかくまるまる一個デビューしたので、「冬瓜といえば味が薄めの和風スープ」、 という概念をとっぱらい、もっとおかずになるレシピを探っています。

そして、今回は、sanin-birthさん

sanin-birth.hatenablog.com

から頂いたコメントからアイディアを得て、沖縄でいうソーキ、こちらで手に入る、なんこつ付きの豚のあばら肉と、煮込んでみました。

 

レシピは無い。キッチンで実験しつつ。

saninさんのおっしゃる通り、私も、このなんこつ、こりこりが残る位が、好きです。
でも夫がちょっと食感に変化がありすぎるものはニガテで。食べる時間も遅かったりするし。

なので、今回は、「なんこつまでとろっとろ、箸で持ったら崩れちゃう」の路線で作ってみることにしました。

特に参考レシピはありません。2日かけて、のんびり試行錯誤しながら、なんこつとろっとろの実験をするつもりで、煮込んでみました。

 

黒酒の威力、すさまじい!

まずはあばら肉に、我が家の定番、黒酒をまぶします。 

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今回、黒酒の威力を再確認!

基本、この豚なんこつって臭みがでるから、茹でこぼすのが基本ですよね。
でも、黒酒をよくまぶして煮込んだら、最後まで一度も茹でこぼすことなく、まったく臭みがなく、旨みを最大限に引き出して、おいしく作ることができました! 

灰持酒 黒酒 雑酒1 200ml

灰持酒 黒酒 雑酒1 200ml

 

 あったかい煮物のおいしい冬、内緒にしたいぐらい、重宝してます。

 

1回目煮込み。沸騰させずに2時間半。

話はちょっと脱線しますが、パティシエの弓田亨さんの、「ごはんとおかずのルネサンス」シリーズのレシピの中で、おでんがあります。

www.ilpleut.co.jp

このレシピが、ほんとにミラクル。

牛すじですら下茹でなしで、野菜も一緒に、とにかく90~95℃をキープして、ことこと煮込むと、とんでもなくおいしいおでんが、家でもできちゃいます。
だって、タコがホロっとなるんですよ。
まぁざっくりいうと、ほっとくだけなのに。

そこで、今回の豚なんこつも、大きな鍋で、沸騰させない温度で2時間半、煮込んでみたんです。

すると・・・。

ほろっほろ。身の部分は。
お味は最高です。黒酒も効いているし。
でも、やっぱりなんこつ部分が、食べられない事はないけど、ポキっという感じ。

なのでこの日は、いったん小さな鍋に移して、そのまま冷蔵庫に。

 

翌日。圧力1回目。

翌日、冷蔵庫から取り出して、余分な油が固まっているので、それを取り除きました。
そして、今度は圧力にトライです。

愛用のフィスラーで、20分ほど、圧力をかけて煮込みました。 

フィスラーは、とにかく頑丈なので、信頼できます!任せちゃう!って感じ。

 自然に冷めるまで、放置します。(この間においしくなるので)

で、ちょっとお出かけから帰って開けてみました。

すると、まだ、コリコリ感が残ってました。

 

圧力さらにもう一回。

まだもう少し足りないようだったので、もう一回、圧力を。
さらに20分ちょっとかけて、放置しました。

すると・・・。

ほろっほろです!!!

 

具材を足して、味をつけて、落としぶた

ここでやっと一安心。

今回は、角煮っぽいしょうゆ甘辛味を目指していたので、ここで砂糖・みりん・醤油、で煮汁に味をつけて、冬瓜をごろごろに切っていれて、落としぶたで煮込みました。
なんこつはほろっほろになってるので、大き目の木の匙なんかで、やさしく扱います。

いい塩梅になった頃、忘れてた生姜と深ネギを入れました。
臭みがあるという訳じゃないけど、やっぱり生姜と深ネギは入れると風味がいいですね。

そのまま、冷えるまで放置。

そして夜、白髪ねぎや和からしを添えて、おいしく頂きました♪

ほろっほろのなんこつと、ほろっほろの冬瓜。
大根が山のように並ぶ時期より一足早く、冬のおいしさを味わいました。

 

煮込み時間=ほっとくお得時間。

2日もかけてー!?

と、思われるのかもしれませんが、私は、「煮込み時間=ほっとく、お得時間」だと思っています。

朝、夫の弁当を作り終わったら、火にかけて、そのまま家事を続行。夫を送り出して、洗濯機のスイッチを入れるときに、ちょっと鍋を一度確認。まだだなぁ、で、掃除を開始。
トイレの掃除にかかる前に、ちょっと様子を見てみる。
洗濯が干しあがるころ、あ!煮ものもできてる~♪
その程度のことです。

冷ます段階になると、もうお出かけしちゃう。

私にとって、弱火でじっくり時間は、ぜんぜん苦痛じゃなくて、むしろ、「ほっといてるのにおいしくなってる、お得時間」だと思って、ウハウハしています。

 

火の力がぎゅっと込められた、あったかい煮物。

これからの季節、毎日はできないけど、折々に、いろいろ作りたいと思います。

寒くても疲れてても、それを食べてゆっくり眠ったら、きっと明日の朝には元気になれるから。