ベトナム風タレで、野菜たっぷり茹で豚。久々のレザークラフト、サイズぴったり通帳ケース 。基本のバゲットと、なかしましほさんの、素朴なアップルパイ。春土用。セスキ炭酸ソーダとクエン酸スプレー。
ベトナム風タレで、野菜たっぷり茹で豚。
陽光に葉桜がきらきらと揺れる日があったり、しとしとと冷たい雨の日があったり、庭の植物たちも、人間の私たちも、右往左往の春です。
でも、パン生地の様子など見ると、ひと頃とは明らかに違い、常温に置いておいてもふくふくと発酵しているようで、やっぱり季節は進んでいるんだなぁと感心します。
そんな春、ベトナム料理がおいしいなぁと思って、この間、図書館から借りた『白いご飯にぴったり!はじめてのベトナムおかず』の本から一品、作ってみました。
ベトナム風の、ゆで豚です!
茹でたかたまりの豚肉を汁のまま冷ましてスライスし、本の冒頭に載っている、ヌックマム(ナンプラー)を基本にしたタレ、「ヌックチャム」をつけて、たっぷりのお野菜で巻いて食べる、シンプルな料理です。
ヌックチャムの基本は、
ヌックマム(ナンプラー)+砂糖+レモン汁+にんにく+赤唐辛子
という感じで、割合や濃さや、ときには生姜を足したり、料理に合わせて変化をつけるようです。
レシピによると、茹で豚用のつけだれは、基本のヌックチャムをお水で割って調整してありました。
ただ水を加えただけなのに、なぜか、割る前と全然味が違って、またひと味おいしくなっています!!!
ただ調味料を混ぜるだけでできてしまうヌックチャムですが、その可能性と奥深さに驚きです!
そして、巻くためのお野菜にもひと工夫。
多くの日本人がイメージするサニーレタスやサンチュだけでなく、青じそ、パクチー、スペアミントなど、香りのいいものを一緒に、たっぷりと巻きます!
これは、ベトナム料理屋さんで揚げ春巻きを頼んだときも、確かそうでした。
青じそは時期的に庭にありませんでしたが、こぶりでも最近元気がいいパクチーと、春になってやっと勢いを取り戻してきたミントは、庭から収穫できました。
青じそは定番、そしてパクチーはなるほどエスニックだから、しかし普通の日本人にとって、ご飯に合うおかずにミントは、なかなかない取り合わせです。
しかしこれが、おいしくて。
たっぷりのお野菜と香草にエスニックなヌックチャムの風味で、豚肉は日本のと同じ、ただの「茹で豚」なのに、一瞬で南方の食卓にワープ。
白いご飯にもよく合う、というのが、いつものご飯にも取り入れやすくて、とてもいいです。
まるごとの魚をネギとヌックマムなどで蒸したものとか、エンサイ(空芯菜)と牛肉を炒めたものとか、ココナッツジュースとヌックマムで煮た角煮など、いろいろチャレンジしてみたいです!
久々のレザークラフト、サイズぴったり通帳ケース 。
大学の頃、レザークラフトをやっていました。
授業の合間に、キャンパスの中の遊歩道のコンクリートのベンチの上に道具を出し、トンテンカンテン、木づちを打ったりしていました。
思いだすのは、今みたいな気持ちのいい季節。
遊歩道の木漏れ日とその向こうに透けて見える青空、ゆっくりと、ただ時間だけはたっぷりあって。
ちょっと早めの半袖の腕に風を感じながら、革、という不思議な素材に夢中になって過ごしていました。
若さゆえ次々と湧く奇抜なアイディアに任せて、今思えば無謀なものばかり作ろうとして。笑。
あんまり夢中になると、気付けばバイトの時間!急いで自転車をこぐ!笑。
私にとって革細工は、幼子の粘土遊びにも似て、無限に夢中になれる対象でした。
大学の図書館で遺跡の出土品の写真などを探して、古代の銅鐸の紋章やフォルムを書き写し、それを掘りこんでスタッズを打ち込んだ、武骨なバングルを作ったり。
革をいろんな色に染めてみたり。
サークルのバイク乗りの後輩に頼まれて首から下げるキーケースを作ってあげたら、とても喜んで、大事に使ってくれて、夏を経るごとにその子の肌と一緒に、革もいい飴色に変わっていったり。
自分で値札をつけて、古着屋さんに持ち込み、売り上げがあるとちょっとお小遣いにしてみたり。
偶然、友達が付き合い始めた彼女が、その古着屋さんで私が作ったバングルを買って腕にはめているのに驚いたり!
そんなこんなでしたが、就職し、結婚し、もう15年ほど、革細工からは遠ざかっていました。
しかし最近、いつも夫と私の通帳を合わせて6冊入れている通帳ケースがえらくボロくなった感じがして、買い替えようかな、と思った時、はたと思いだしました。
…私、自分で作れるんだった。
ということで、久しぶりにレザークラフト、やってみました。
革包丁や目打ちなど、基本的な道具だけは捨てないでとっておいたので、消耗品の接着剤や糸などと、手頃な革のハギレだけを見つくろってきました。
ホームセンターで、牛革のクロームなめしの薄すぎない(手縫いしやすい)、キャメル色の上品な質感と色のハギレを、運よく2000円弱で見つけました。
長方形のその革を3つに折りたたんで、そのまま通帳を包むような感じで、角を落とす以外は革のカットすらせず、ジャストサイズかつ極めてシンプルな構造に。
ちょうどいい厚みの革だったので、裏は貼らずに、トコカラーの無色透明で処理しました。
久々に接着剤のサイビノールを使ったり、
麻糸を、家にあったミツロウで蝋びきしたり。
革を手縫いするときは、接着してから、木づちと菱目打ちで針穴をあけ、二本の針を使って縫っていきます。
コバ(端)も、ヘリ落としとやすりとトコカラーで磨き、
なかなかきれいにできました。
ホームセンターで偶然見かけたタッセルも、そのまま縫いつけて。
金具は一切使わず、できるだけシンプルにジャストサイズに、とても使いやすい通帳ケースができました!
久々でしたが、やっぱりレザークラフトも楽しいですね。
あの頃は奇抜なデザインばかりに目がいって、細部の仕上げがずいぶん粗かったんだな、ということに、15年もたってから気付きました。
あの頃と比べると、ずいぶんとシンプルな大人しいものを作るようになったものです。
革細工は、実際に使えるものを、自分の好きなように好きなサイズで作れる、というのが、実用的です。
革が薄くなると手縫いしにくく、財布などはどうしてもゴツくなってしまうので多分作らないと思いますが、日常で必要なカバーや道具は、買う前に、作るという選択肢が増えました。
実用的に、革細工も役立てて行こうと思いました。
我が家では、だいたいの革製品(スウェード・ヌバック加工、ガラスコーティングなどを除く)を、ラナパーを使ってメンテナンスしています。
ラナパーの良いところは、有機溶剤など一切使わず、蜜蝋などの天然素材で出来ているところ。
革をきれいにしてから、ラナパーを指で塗り込み、ティッシュに包んで一晩置いておくと、革に栄養成分がしみ込み、しっとりとした艶が出ます。
夫も私も、愛用しています。
オススメです!
基本のバゲットと、なかしましほさんの、素朴なアップルパイ。
先週末も、基本のバゲット、修行しました。
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ブログ記事にしない間も、合計数回は焼いてきましたが、底割れがなかなか解消せず。
だったのですが、先週、劇的に底割れが少なく焼き上がりました!
以前は端から端まで一面に割れていたものが、わずかに一部だけ。
劇的によくなりました!!!
今回、変えたところは、
- 気温が上がった。
~始めた頃に比べて、ずいぶん気温も水温も上がり、一次発酵の予備の常温発酵も、二次発酵も、温度を保ちやすい環境になりました。 - 成形の巻きのとき、生地を張らせないように、ほんとにゆるゆるに巻いた。
~真ん中の芯以外、これでいいの???と思うほど、今回は生地を張らせずにゆるく巻き、しっかり閉じてみました。
確かに底割れはしなかったけど、クープの開き方と見た目は、もうちょっと張らせたい感じですね。 - 300℃で焼成した。
~焼き色がなかなかつかなかったので、とうとう、我が家のオーブンの設定温度の上限、300℃で焼成してみました。
でも、まったく焦げる様子もないので、300℃でOKなようです。
オーブンを買う時、手ごねパンは全く作っていませんでしたが、将来を見据えて、と、ハードパンを焼くための300℃が出せるオーブンを選んでいて、ほんとによかったです! - 銅板まで余熱してしまった。
~うっかり、まだパンを乗せていない銅板をオーブンに入れたまま、余熱してしまいました。
でも結果的に底割れしなかったので、それがよかったのか、関係ないのか…?
週末の朝食では、ゴボウのポタージュと一緒に、とてもおいしく頂きました!
そして、オーブンのあたためついでに、なかしましほさんの「アップルパイ」も焼いておきました。
このクッキーとビスケットの本の巻末に、タルトとパイのレシピが載っています。(↓)
冷蔵庫に眠っていた、見切り品だった紅玉を煮て、パイ?というよりは、ざくざくクッキー、という感じの素朴な生地で包み、焼きます。
もうほんとに素朴で、いわゆるアップルパイを期待して食べると、肩透かしをくらうほどです。
でも、なんだか、じんわり、おいしいのです。
休日に、夫がコーヒーをいれてくれたので、オーブンでちょっとあたためて、一緒に食べました。
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素朴なアップルパイを1/4切れ食べた夫、しばらくしてもうひと切れ、食べたいと言い始めました。
「なんだろうね、なんか、ハマるね、この味」
と、いつの間にか素朴さの虜になってしまい、ふたりでベロリとホールを平らげてしまいました。
春土用。セスキ炭酸ソーダとクエン酸スプレー。
掃除やメンテナンスの季節、2017年の春土用が始まりました。
今年は、2017年4月17日(月)~5月4日(木)です。
初日の月曜は、張り切りたい気持ちと裏腹に、お天気のせいか、体が重く。
でも、そんなとき、セスキ炭酸ソーダのスプレーがとても役立ちました。
いつもキッチンの出窓に常備してある、セスキ炭酸ソーダとクエン酸のスプレー。
セスキ炭酸ソーダは油汚れにピカイチです。
体は重いけど、まずはここだけ、と、コンロ周りのタイルにスプレーして、雑巾を洗うほどテンションがあがらなかったので、キッチンペーパーで、拭きとり。
たったそれだけで、タイルがピカっ!と輝きました!!!
たった一か所でも、小さな面積でも、ピカっとなれば、こっちのもの。
なんだか気持ちよくなって、そのままお掃除タイムへ。
すっきりしたところに、お花を買ってきて飾りたいな♪という気持ちになれば、しめたものです。
広い全体をきれいにしようとせずに、小さな一か所で、ピカピカになった状態の気持ちよさを先取りして感じると、体が動くようになるんだな、と、改めて発見!しました。
ちなみに、セスキ炭酸ソーダをスプレーした後は、アルカリ性に傾いているので、今度はクエン酸を軽くスプレーしてよく拭き取ると、すっきりと仕上がります。
また、石鹸カスなどはクエン酸がよく落としてくれます。
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土用に入ってからは、毎日の掃除に、1~2か所だけ、例えばシンクを磨こうかな、とか、今日はこの棚だけ動かして埃をとろうかな、とか、ふと気になった部分だけ、とか、ちょい足し掃除をしています。
ちょい足しでも、確実に、毎日少しずつ家がきれいになっていくのを感じられて、楽しいです!