ズッキーニの収穫。生カモミールティー。高橋雅子さんの、基本のリュスティック。上級のバゲット、成功のコツ。器の修繕、作業台、デスク回り。
ズッキーニの収穫。
九州南部、梅雨入りしました。
梅雨入り初日は、風が強く横なぐりの雨でした。
雨上がりの午後、湧き水を汲みに車を走らせると、いつもより一層くっきり青い、山並み。
目の前には、黒々とした土を起こして田植えの準備をする田畑の、パノラマ。
点描のようにあちこちに現れては、次第に濃さを増していく、紫陽花。
いのちあふれる田舎の景色に、深呼吸しました。
我が家の庭でも、今年は例年以上にズッキーニがよく獲れています。
一番上の写真は、ある朝の収穫。
パンパンに実の張った、ピカピカのズッキーニと、元気でワサワサしているイタリアンパセリを収穫しました。
去年の公民館講座で作ったツヅラの小さなカゴ、庭のハーブや葉物など収穫するのにとても重宝しています。
かご作りの記事は、こちらから(↓)
今年のズッキーニは、例年よりも早く植え付けをしてみました。
ズッキーニは発芽温度が25℃~30℃と高いので、日中少し暖かくなってきた3月、まだかもなぁと思いながらも種を蒔いてみました。
しかし、その数日後、道の駅で、衝撃!
既につぼみまで持った、立派なズッキーニの苗がたくさん並んでいました!
おそらく、プロの農家さんが、ハウスなどで加温して上手に発芽させたのでしょう。
少しでも早く植え付けたかったので、緑色の実のなるダイナーの苗を2株、黄色い実のなるオーラムの苗を1株買って、3月中に植え付けました。
なぜ、早く植え付けたかったのかというと、ズッキーニは長雨や湿気で蒸れると虫害や病気になりやすく、これまで梅雨直前までとてもいい感じだったのに、梅雨になった途端にやられる、というパターンが多かったからです。
今年は、とにかく早く!梅雨前にできるだけ収穫!をモットーに。
買ってきた苗を植えつけて2週間後には、雄花に次いで雌花も咲き始めて、毎朝それをチェックして受粉する日々が始まりました。
ズッキーニの花は雄花と雌花があり、畑で蜂の力を借りられればそのままでいいのですが、たった3鉢の庭先の栽培では、雌花が咲いた朝、雄花をちぎって手で受粉させてあげるのが確実です。
ズッキーニの受粉については、こちらから(↓)
受粉して数日たつと、立派なズッキーニが!
休日、朝どれのダイナーを、イタリアンの片岡護さんのレシピで、パスタにしました。
他にも、ナスのような扱いで炒めものにしたり、お味噌汁の具にもなるし、もちろんラタトゥイユやミネストローネ、揚げてもグリルしても、サラダにしても、和洋中、なんでも合ってしまいます。
きめ細やかな肉質とクセのない風味、火を通したり生だったりで楽しめる歯ごたえや触感、とにかく万能なお野菜。
いよいよ九州南部は梅雨入りしてしまったので、梅雨前までの収穫、今年は合計5本でした。
今年の梅雨の雨量にもよるのでこのまま様子は見ますが、もしかして、梅雨時期に新たに種を蒔いて、梅雨明けからまた新たに2期目を育てられないのかな、など、考え中です。
また、毎年恒例の夏のバジル、モロヘイヤなど、去年とっておいた種が続々と芽を出しています。
庭仕事も忙しくなりそうです!
生カモミールティー。
HARIO (ハリオ) 茶茶 急須 丸 450ml CHJMN-45T
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毎年の我が家の5月の景色。
こぼれ種が落ちたカモミールの鉢を、雨の当たらないところに置いておいて、翌年の2月の末か3月の初め頃に取り出し、雨や太陽に当て始めます。
すると、半年寝ていたカモミールの種が、あっという間にワラワラと芽吹きます。
元気の良い芽をいくつかピックアップして、育苗してから植えつけると、一株でも枝分かれして立派に育ち、ちょうどゴールデンウィークの頃に満開になります。
今年も満開のつみたての花にお湯を注いで5分ほど。
花にお湯を注いだだけ、とは思えないほど、ふわ~っとリンゴのような香りが漂います。
休日の午後、夫と、シフォンケーキと一緒に、頂きました。
とてもやさしい風味で、ほっとします。
今年はズッキーニも獲れたし、カモミールもあるし、と、いつもお世話になっている大家さんにも、少し持っていってみました。
70代女性の大家さん、新しいものにも興味津津で、テレビで見てからズッキーニを使ってみたいと思っていたそうで、いつも草取りをしてくださる時、ズッキーニの鉢を眺めながら、今年は生るかな?と前々から話していたのです。
大家さん、生カモミールティーは「生まれて初めてこんなの飲んだ!」とびっくりされて、お礼に、と、まだトゲのある瑞々しいキュウリや、大きな新たまねぎを持ってきてくださいました。
いつもニコニコと話しかけてくださる大家さん、私たちのこの家での暮らしを、あたたかく見守ってくださっています。
高橋雅子さんの、基本のリュスティック。
高橋雅子さんの本を読み、低温長時間発酵のおいしいハードパンが作れるようになりたい、と、ここ何年か、週末は家庭製パン修行をしています。
ゆっくり発酵 バゲット&リュスティック (少しのイーストでつくるパン3)
- 作者: 高橋雅子
- 出版社/メーカー: PARCO出版
- 発売日: 2008/11/01
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リュスティックにも挑戦してみました。
リュスティックは、バゲットのようなハードパンなのですが、生地の水分量が多くて扱いづらいこともあり、成形はただ切り離しただけ。
つまり、「リュスティック(=田舎風)」な、素朴ですがとてもおいしいパンです。
本当は、クープにオイルを垂らしてから焼くのですが、うっかり忘れてしまいました!
でも、くるみを混ぜ込んで、風味の良い、とってもおいしいリュスティック、焼けました。
上級のバゲット、成功のコツ。
続けている、高橋雅子さんの上級のバゲット修行。
ゆっくり発酵 バゲット&リュスティック (少しのイーストでつくるパン3)
- 作者: 高橋雅子
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クープが開かなかったり、ボソボソになっていた最初のころと比べると、だいぶおいしいバゲットが焼けるようになりました。
加えて、冬とは違って室温でグングン発酵するようになったので、今回は、まだムラはありますが気泡もたくさん出来ました。
以前から、家庭用の電気オーブンの火力でもハードパンが焼けるように、と、天板に、熱伝導の良い銅板を使ったり工夫してきましたが、
様々な大きさやメーカーがあるようです。(↓)
最近、最初の捏ねの前、ほんの少しの工夫でぐんと作りやすくなるコツを見つけました。
高橋雅子さんの「上級のバゲット」や、本格的なバゲットのレシピになるほど、生地に加える水分量が多くなります。
もちろん、その方が美味しいバゲットになるからです。
でも、水分量の多い生地は、べたついてとても扱いにくく、手にたくさんついたり、もたもたしているうちに生地をいためてしまったり、ついつい打ち粉の量が増えすぎると粉っぽい生地になったりしてしまいがちです。
それだけ扱いが難しいからこそ、上級、なのでしょう。
なので、まだ上級者でない私でも、水分量が多くても生地を扱いやすくする方法をやってみました。
一番最初に、粉類を計量してボウルの中でイーストを溶かした水と混ぜ合わせるときに、
- 粉に水を注いだら、すぐに混ぜ始めず、1~2分、そのまま置く。
(イーストを水に溶いたら数分以内に使わないといけないので、あまり長くは置かない) - 手で捏ね始める前に、ボウルの中でゴムベラを使って混ぜ合わせてから、捏ね台に出し、そこで初めて手で生地を触る。
挙げてみると、な~んだ、という感じの些細なコツなのですが、初心者であればあるほど気付かない些細なコツで、これで格段に水分量の多い生地が扱いやすくなり、打ち粉を振りすぎずに作ることができるようになりました。
発酵に適した気候のうちに、次回は、ちょっと粉を工夫してみたいと思っています。
いつも使っている、フランスパン用の一般的な純強力粉「リスドォル」と、扱いにくいけど旨みのある「トラディショナル」という準強力粉を半分ずつ混ぜて、もっとおいしいバゲットを焼いてみたいと思っています。
リスドォル(日清製粉) / 1kg TOMIZ/cuoca(富澤商店) フランス/ハードパン用粉(準強力粉) 準強力小麦粉
- 出版社/メーカー: 株式会社富澤商店
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トラディショナル(日清製粉) / 1kg TOMIZ/cuoca(富澤商店) フランス/ハードパン用粉(準強力粉) 準強力小麦粉
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週末、おうちで夫とおいしいバゲットが食べたい。
なので、まだまだ、修行と探究は続きます!
器の修繕、作業台、デスク回り。
毎日、器の修繕に励んでいます。
少しずつ、仕上がったものにお代を頂いたり、気に入って頂いてリピートして頂いたりして、ありがたいことに、お代をもとにして漆や金粉などを買うことができています。
そのおかげで、作業する時のデスク周りも段々整ってきました。
最近、買ってよかった!と思うのは、このライト。
Z-LIGHT LEDデスクライト Z-108LED W ホワイト E26LED電球 昼白色
- 出版社/メーカー: 山田照明
- 発売日: 2015/07/10
- メディア: ホーム&キッチン
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Zライトといえば、60年の歴史を持つ、知る人ぞ知る、 有名な照明メーカーの代表的な定番商品なんだそうです。
このライト、デスク用ですが、基本セットには台がなく、クランプでデスクの天板の好きなところに固定して使います。
このライト、動く範囲が半端なく自由!なのです。
大きなアームが3次元に自由に動き、ライトシェード部分もさらに角度をつけられます。
それだけ大きく動くため、台座でスタンドにするよりも、クランプで固定した方が安定して使いやすい、という仕組み、納得です。
よく、カップの内側などを作業するとき、ただでさえ手が中に入りにくく作業しづらい場所なのに、左前方から照らす普通のデスクライトだと、完全にカップの内側が影になってしまい、真っ暗で中が見えません。
よく見えないという事は、雑な仕上げや見落としにつながり、修繕の質を大きく左右します。
このZライトで、デスクの左「奥」からではなく、左「手前」側にクランプを固定して、体のやや後ろ側からも手元を照らせるようになりました。
すると、影にならずにカップの内側まで明るく照らすことができ、とてもよく見えるようになりました!感激です!!!
さすが、工場の手元を照らす照明を開発したところから始まった商品です。
また、漆を使う作業には必需品の、温湿度計。
漆は、25℃80% ぐらいの環境に置いたとき、よく硬化すると言われているので、作業中の室温や湿度を把握して、その日の気候に合わせた微調整が必要です。
今まで家にひとつだけ温湿度計はあったのですが、作業台に置くために、時計と温湿度計が一緒になっているものを探しました。
この温室時計、フレームが木製で、文字盤もシンプルで分かりやすく、とてもいいです!
よりよい仕上げを考えていく中、作業台には器以外にあまり主張の強いものを置きたくないのですが、このデザインならまったくその邪魔をしません。
また、生活スペースの一角で作業をしているので、夕方、作業が終わるとすべて撤収し、もとの部屋に戻す必要があります。
なので、ある程度天板の広さがあり、しかも折りたためるデスクと、
作業する上で、疲れず安定感があり、デスクに合う高さの折りたたみチェアを購入しました。
FUNCER オフィスチェア ミーティングチェア ホームチェア ブラック 折りたたみ キャスター付 パッド付
- 出版社/メーカー: FUNCER
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難しいことも多々ありますが、きれいに仕上がってお客様にお返しする時の喜びで、すべて報われます。
便利な道具たちとともに、毎日じっくりと器に向き合って、精進したいと思っています。
もうすぐ6月。
夏越の大祓に向けての掃除や、梅やらっきょうなど、季節の仕事がたくさんあります!
器の修繕の納期もあるし、漆の硬化もペースが早まっているので、毎日とても忙しい!
体調を整えて、毎日元気に取り組みたいと思います!