春、和菓子屋さんでお抹茶と桜餅。春菊と新玉ねぎと豚肉のスイートチリソース炒め。グリーンピースご飯。失敗ナムルで、ナスと牛肉の炒めもの。 なかしましほさんのヨーグルトチーズケーキと、にがり数滴でひと味違う、紅茶。マグノリアのサシェ。
春、和菓子屋さんでお抹茶と桜餅。
今日の九州南部は、曇り空。
昨夜はけっこうな雨が降っていましたが、今日の最高気温は完全に春の予想。
同じ雨や曇りでも、ひんやり冷たい雨が降っていた一時期とは、もう違うのですね。
先週末、ナスとミートソースのおうちパスタ(↓)を食べた後、
ちょうど3時のお茶の時間ぐらい、遅めに峠を下りて、夫と街へ出ました。
ちょっと早起きして、昼はゆっくりパスタを食べて、早々に洗濯物を取り込み、その後、思いつきで、夕方~夜コースのお出かけでした。
徐々に日曜夕方の帰宅ラッシュが始まっている頃、渋滞に逆行するようにスムーズに街へ出ることができ、この時間帯のお出かけも、またいい感じです。
特に街に用事があるわけでもなく。
どこいきたい?何食べたい?の答えは、
「桜餅!」
和菓子屋さんの中にちょっとしたセルフサービスの喫茶コーナーがあるお店があります。
セルフといえ、置いてある紅茶はジャンナッツ。
コーヒーはデロンギのマシンから、和菓子だけでなく一緒に売っている洋菓子にもよく合う、エスプレッソに近い深煎りのおいしいコーヒーが。
そして和菓子屋さんらしく、香りのいい麦茶も。
何杯でも、どうぞ、なのです。
奥には茶室があったり、ちょっとした庭のしつらえがあったり、なかなかステキなお店です。
特に他に目的もなく街に出てきたので、この日は、お目当ての桜餅と一緒に、有料オプションのお抹茶も頂いてみることにしました。
茶碗に粉を入れた後、お湯はコーヒーマシンから注ぐのですが、ちゃんと茶せんまでセットで添えられているので、セルフお点前、です。
お抹茶を頼んでも、普通にイスとテーブルの席に座っているし、「結構なお点前で」とはいきませんが、やっぱり和菓子とお抹茶、至福の時間でした。
シダと岩を流れる水をあしらった日影の庭には、岩の水たまりを大きなうつわとして、桜の枝がダイナミックに活けてありました。
なんだかしっとりと、風流です。
桜餅は、ピンクの弾力あるつぶつぶの餅米に包まれて、上品なこしあんを、ふわ~っと香る塩漬けの桜の葉が引き立てています。
甘さと塩味の世界に浸ったら、今度はお抹茶のさわやかなほろ苦さ。
余韻に浸ったら、また、甘さと塩味の桜餅。
あぁ、エンドレスです。
夫はその後ちゃっかり濃厚なコーヒーまで頂いて、春を味わっていました。
なぜ、こんなに、桜や春、というものに、日本人の心は動かされてしまうのでしょうか。
特別に美しい季節、ハレのよろこびの季節、その特別美しく淡い空気をお茶やお菓子に写し取る日本の感性に、無条件にDNAが共振してしまいます。
田舎の山里のあちこちで本番の桜が咲くのは、もうすぐでしょうか。
春菊と新玉ねぎと豚肉のスイートチリソース炒め。グリーンピースご飯。
庭の春菊が、気付けばつぼみをもっていました!
当たり前なんですが、仏壇に供える菊のつぼみとおんなじです!
これまでちびちびと葉をむしっては、お味噌汁の上に散らしたりしてきましたが、結構背が高く伸びてしまったので、ここでざっくりと収穫して、夜ごはんのメインに頂くことに。
久々に作りました。
春菊と豚肉のスイートチリソース炒め。
スイートチリの甘酸っぱ辛い複雑な味があるので、他には豚肉にちょっとしっかりめに塩コショウするだけで、ちょっと和食とは違う、おいしい炒めものになります。
塩コショウをしっかり目にした豚肉とにんじんを炒め、ちょうど新たまねぎもあったので、少し食感を残すように遅めに加え、食感のいいエノキをたっぷり使いました。
春菊は火を通すとすぐにぐっとかさが減ってしまうので、仕上げに、余熱で火を通す程度に。
夫にはかさましのために、豚肉と一緒に小さめに切った厚揚げを加えました。
うまみを吸ってくれる厚揚げって、意外とエスニック料理に合います。
お供は、グリーンピースご飯。
写真は、今朝、冷ご飯になったものの写真なので、グリーンピースがちょっとしわっとなっていますが、別茹でして煮汁だけ加えてご飯を炊く方法だと、グリーンピースはパン! と張って、炊きたてのとてもおいしい豆ご飯になります。
パン!と張ったグリーンピースご飯のレシピはこちらから(↓)
久々のスイートチリ炒め。
夫は大喜びして、汗をかきながら食べていました。
新たまねぎの甘みも、エノキの弾力ある食感も、おいしかったです。
スカっとする辛さもおいしく感じられる季節。
今週末はタイカレーでもしようかな、と思います。
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失敗ナムルで、ナスと牛肉の炒めもの。
先日、大豆もやしの塩味のナムルを作っていたら、つい、塩をドカっと入れてしまいました!
うーん、どう修正しても、塩辛い!!!
大豆もやしの塩ナムルの作り方は、こちらから(↓)
2~3日、頭をひねった結果、思いつきました!
炒めものの味付け役になってもらうことに。
ミートソースパスタのために買って余っていたナスを油通ししておいて、特売の牛肉とにんじん、原木しいたけと、たくさん頂いた深ネギを炒め、失敗ナムルを加えてみました。
オイスターソースをほんの少し、黒酒も少し、すべて絡めて水溶き片栗粉でとろみをつけたら・・・。
おいしいーーーーーー!!!!
怪我の功名、とはこういうことを言うのでしょうか。
このためだけに、また、失敗ナムルを作りたくなりました。
ちょうどこの日は週末前の夜。
久しぶりに夫とビールをあけて、乾杯しました。
ビールにもよく合う、お味でした。
なかしましほさんのヨーグルトチーズケーキと、にがり数滴でひと味違う、紅茶。
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少し前になりますが、春を感じ始めたころ、久々にチーズケーキが食べたくなりました。
お店のチーズケーキはもちろんおいしいのですが、やっぱり、グラニュー糖がたくさん入っているとどこか尖った甘さを感じるし、添加物の後味はどうしても感じてしまいます。
何より、おうちで作ったホールのチーズケーキは、遠慮なしにたっぷり食べられる!
しかも、基本混ぜるだけの生地を焼くだけで出来てしまうので、簡単!
ということで、もっぱらチーズケーキはなかしましほさんのレシピで作っています。
みんなのおやつ ちいさなレシピを33 (Hobonichi books)
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水切りヨーグルトを使って、生クリームもクリームチーズも100gずつでできて、好みの砂糖、我が家ならきび砂糖かてんさい糖を使って、15cmの丸型に、2人で食べるのに大満足なチーズケーキが出来ました。
パール金属 日本製 デコレーション ケーキ 焼き型 15cm 底取れ式 テフロン セレクト加工 アンテノア D-3571
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洗濯物がゆらゆらと乾く休日の午後、夫とお茶しました。
チーズケーキには、なんだか、紅茶だと思っています。
なので、フォートナム&メイソンの、ロイヤルブレンドを。
1月ごろ、このロイヤルブレンドをもっとおいしく飲む方法を、発見してしまいました。
市販のにがりを使って、お水を変えてしまうのです。
自家製硬水を使った紅茶の入れ方は、こちらから(↓)
我が家では、湧き水で紅茶も入れていますが、とてもやわらかい、軟水です。
軟水であるほど、紅茶の成分はより多く抽出できるのですが、同時に、渋みも多くなってしまいます。
もともと硬水のイギリスから見ると、うらやましいほどの軟水天国に住んでいることになりますが、その抽出されすぎ、の加減を、ちょっとだけ硬水に傾けることによって、調整できます。
夫に「何が飲みたい?」と聞くと、「ロイヤルブレンドを、ニガリ5滴で」と答える、というおかしな会話をするようになった私たちですが、ちょうど500mlの水に、あらなみの本にがりを5滴入れてから沸かしたお湯でいれると、渋みをおさえつつ香りのいい、私たち好みの紅茶が入ることを発見しました。
チーズケーキにあわせて、この時も、「ロイヤルブレンドを、ニガリ5滴で」入れて、とてもおいしく頂きました。
HARIO (ハリオ) 茶茶 急須 丸 700ml CHJMN-70T
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お茶の色も、軟水だと赤く、硬水だと黒くなります。
- 硬水になると、お茶の出は悪くなるので、気持ち茶葉は多めに。
- 冷めると急激に味が落ちるので、カップやポットをしっかりあたためてからいれる。
- 沸きたてのお湯を空気を含ませるようにたっぷり注ぎ、ポットの中で茶葉が躍るようにする。
ことに気をつけると、特にロイヤルブレンドは、「ハチミツのようなコクのある」といううたい文句にものすごく納得してしまうような、きちんとまとまりのある風味の上品な紅茶になります。
夫の妹が、南部鉄器のやかんでお湯を沸かしていましたが、それでも多少硬度があがるはずで、きっとおいしく紅茶が入るのではないかと思います。
マグノリアのサシェ。
最近、雑貨屋さんで、香りにひと目ぼれ(?)して買いました。
マグノリアの封筒型の小さなサシェです。
衣替えなんかを考えていて、なんとなく、 欲しくなりました。
その雑貨屋さんで一緒に売っていた、ちょうどサイズをあわせてレース生地で作った袋に入れて、クローゼットの引き出しに入れています。
引き出すたび、下着や洋服を出すたびにいい香りがして、とても幸せな気分になります!
香りの強い柔軟剤はニガテですが、自分のものだけほのかに香らせることができる、封筒型のミニサシェは、とっても便利です。
今日は、縫い物をしたり、 器の修繕をしたり、買い物に行ったり、と、また忙しい午後になりそうです!
田舎の町に車で出かけると、春がどれだけやってきているのか、山や木々や畑の様子を眺め、日ごとに季節が進んでいくのを感じるのが、いつも楽しみです。