重陽、菊の節句。小ネギとローズマリーの栽培。片山洋二郎「骨盤にきく」。カブと鶏団子の和風スープ。カブの葉のふりかけ。暦を楽しむ。
重陽(ちょうよう)の節句は、菊の節句。
昨日も記事に書きましたが、今日から秋土用入り。
そして今日は、旧暦の重陽(ちょうよう)の節句です。
実は5つもある「節句」のうち、9月9日(今日は旧暦の9月9日)の節句は、
「菊の節句」と呼ばれています。
こちらではあまり食用菊にお目にかかれないので、お浸しや菊酒はできませんが、玄関に菊の花を飾りました。
ちょっと上の世代には、菊は仏壇とかお墓の花、と思われがちですが、白い花瓶にこんもり活けると、菊って、とてもかわいい花です。
今日は秋土用入り、ということで、朝はゆるめの朝ヨガをやってから、ゴミ出しのついでに、外の水道でゴミ箱を洗いました。
我が家は無印良品の白いゴミ箱なので、汚れが目立ちます。でも、洗うとほんとにすっきりきれいになります。
秋土用は、掃除・浄化やメンテナンスに適した期間なんだそうです。
シュっと元気になった小ネギ!
先日、水か肥料のやり過ぎで折れやすくなってしまっていた小ネギ。
秋のからっとしたお日様をあてて、水やりを控えてみたら、見事復活!
シャキン!と、天高く伸びてくれました。
根元の低い位置で切って毎日ちょっとずつ使っているのですが、その切り口まで伸びてきて、さらにあたらしい芽がぐんぐん伸びるほど元気です!
我が家で毎日使う小ネギは、安心安全経済的に、完全自給できています♪
ローズマリーの香りの清涼感。
掃除していたら、ふと触れてしまったローズマリーから、さわやかな香りがしてきました!なんて気持ちいい朝の香り!
改めて葉をさわると、指にそのさわやかな香りが移ります。
庭の掃除も、何割増しかきれいになった気分です。
ローズマリーはとても強いし、洋風の料理やクラッカーづくり、お茶、防虫にも使えるし、小さな一輪ざしにさしていてもかわいいので、とても便利です。
この間散髪してあげたら、またいきいきと新芽が伸びてきました。
10冊の本で自分を表現。その③ 片山洋二郎「骨盤にきく」
先月、10冊の本で自分を表現、という記事を書きました。
今日はその③。
片山洋二郎さんの、「骨盤にきく」です。
この本と出会ったのは、独身時代。
野口整体やバランス活性療法などをされている、整体師さんに勧めて頂きました。
その後、夫ともども整体してもらったり、整体を教わったりして、ずっと我が家にあり続けている本です。
今ではもう私と夫の中では当たり前のことになっていますが、当時は、
「骨盤が常に(呼吸するたび)動いている、他の骨も同じようにゆるゆる動いている、バキっとせずにふわふわっとミリ単位で調整するだけで、体が自分で整おうとしていく」
ということだけでも、すごい衝撃を受けました!
身体は体内のリズムや環境の変化に応じて、常に自分で自分を調整しようとします。それが一番端的に表れるのが骨盤の動きなのです。
(中略)
骨盤が本来のしなやかな弾力を取り戻すと、ずっと生きやすくなります。身体の健康面においても、心の面においてもそうです。(片山洋二郎『骨盤にきく』p.13より)
ほんとに、このことを理解しているかどうかで、世界が180℃変わるほど、 健康や、生きることや、生物そのものの真理みたいなことが書いてある本だと私は思います。
この本では、ひとりでもふたりでも簡単にできる整体の方法や、自分の状態の見方、野口整体の「体癖」と呼ばれる、もとから身体が持っているタイプ、深く眠りたいための整体、集中と興奮と緊張の関係と利用の仕方、孤独やさびしさやムカツく感情、季節の変化、現代社会で生きやすくなる身体性やコミュニケーション、などなど、
身体を、お尻の方から見上げるローアングルな視点だからこそ見えてくるものがある。
(片山洋二郎『骨盤にきく』p.13より)
という視点から、本当にさまざまな角度で書いてあります。
もうカバーがボロボロになってしまうほど、ずっと手もとにあり続けているのは、やっぱり、生きようとしている体や人の、存在そのものへの愛があふれた本だからだと思います。
文庫版(↓)
骨盤にきく―気持ちよく眠り、集中力を高める整体入門 (文春文庫)
- 作者: 片山洋次郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/04/10
- メディア: 文庫
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カブと鶏団子の和風スープ。
2、3日前、カブと鶏団子の和風スープをしました。
我が家の鶏団子汁は、鶏団子自体に下味をしっかりつけているので、ダシとしていれるわけではなく、鶏団子自体がふんわりして、ご飯が進む味です。
「冬瓜の鶏団子汁」 の記事の作り方とほぼ同じで、出始めのカブを使ってみました。
やっぱり夜は、あったかい汁ものがおいしい季節になりましたね。
その日はカツオのタタキとサラダ少々、黒米入りのご飯を炊きました。
カブの葉でピリ辛ふりかけ。
ほろ苦いカブの葉は、そのまま汁ものやスープの上にちょっと散らしてもいいのですが、たくさんあったので、冷凍庫にあったちりめんじゃこと一緒に、ゴマ油・たかのつめ・砂糖・醤油・黒酒でさっと炒め煮にして、仕上げにゴマをふって、ピリ辛のふりかけにしました。
これが一品あるとご飯が進むので、ちょっとおかずが優しいお味な日は、心強いです。
暦を楽しむ。
今日は昼から、季節のお菓子、「月餅(げっぺい)」を作ります。
作り方は、いつものなかしましほさんのクッキーの本に。
昨日帰ってきた夫がすぐ玄関の菊に気付いたので、重陽の暦の話をして、今朝出がけには、「季節のお菓子の月餅作るから、お茶しようね」と伝えました。
すると夫は、「暦ってすごいね!めちゃめちゃ楽しいじゃん!」と言って、出勤していきました。
私が思ってたことと一緒!
暦をイベントカレンダーと思いこんでしまって、肌で感じる季節と一緒に、暦を楽しむと、毎日がワクワクいそがしい。
長い年月の間に暦を編んでいった先人たちと楽しく繋がれる気がして、ほっこりしながら、いそがしい毎日です。